感想

Laravelを用いて実践的なアプリケーション実装方法や設計を学ぶ、というのがテーマ。
Laravelの機能についてもちろん紹介はあるが、網羅的なものではないです。
例えば Route Model Binding とかの言及はなかったような気がする（あったらごめんなさい）。

前述の通り「Laravel入門書」ではないので、そういった情報を求めている人は別のリソースに当たる必要があるかと思う。
これとかかな...（読んでないので内容は知りません）。

MVCフレームワークで動くものは作れるようになった、くらいのPHPエンジニアが「アプリケーション設計」とか「テスト」とかに目を向け出した時に、PHP本でその手のことについて記述されたものってほとんどないので（特に日本語）貴重だし、いずれは他言語で書かれたその手の本を彷徨い始める必要が出てくると思うんだけど、そういった橋渡し的な役割も果たしてくれると思いました。

その他

つめ（小口見出し）を見ていると急に「Chap10 パフォーマンス・チューニング」という、本書に無い章が出てくる。
紙面の都合で削られたのか理由は定かではありませんが、興味ある話題なので採用されていないのは残念ですね。

まとめ

すでにLaravel開発に従事している人、設計技法やテストなどを学んでいきたいと思っているPHPエンジニアにおすすめです。
PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発