「ファイルを展開 (Unzip) 」アクティビティのプロパティの「専用フォルダーに展開」、「展開済みコンテンツのフォルダー」、「展開済みのファイル」等についてです。
事前準備
今回検証では以下のZIPファイルを使用します。
「専用フォルダーに展開」
これのチェックがオンだと以下のように
【展開先のフォルダー】\【専用フォルダー(ZIPの名前のフォルダ)】\【ZIPの中身】
の形で展開されます。
オフだとZIPの名前の専用フォルダーが省かれて展開されます。
「展開済みコンテンツのフォルダー」
出力プロパティの「展開済みコンテンツのフォルダー」についてです。
DirectoryInfo
型の変数で出力されます。
DirectoryInfo
型の変数では.Name
でフォルダの名前、.FullName
で絶対パスが取得できます。その他の使い道に関してはMSのページをご確認ください。
専用フォルダー有りで展開した場合は展開先のフォルダー+専用フォルダーのディレクトリ、専用フォルダー無しの場合は展開先のフォルダーと同じディレクトリーが変数に格納されます。
「展開済みのファイル」
出力プロパティの「展開済みコンテンツのフォルダー」についてです。
ILocalResource
型のコレクションの変数で出力されます。
ILocalResource
型の変数では.FullName
でファイルの名前、.LocalPath
で絶対パスが取得できます。ここではコレクションで出力されるため、「繰り返し (コレクションの各要素) 」等を使って変数を確認します。
変数にはZIPに格納された全てのファイルが格納されます。
今回の例ではテキストファイル一つでしたが、複数ファイルある場合やサブフォルダが含まれる場合でも全てのファイルの情報を取得できます。
動作環境
UiPath.System.Activities 24.5.0-Preview