はじめに
このブログは自学自習用に、salesforceの初学者向けのコンテンツを投稿していく予定です。
今日は、salesforce認定資格でもよく問われるSandboxについてまとめていきます。
そもそもSandboxとは
Sandbox上では、本番環境のメタデータがそのままコピーされている。本番環境にリリースするApexクラスやApexトリガを開発・テストするための環境として使用することができる。
Sandboxには4つの種類がある
各Sandboxの特徴を下記の通り。
Developer Sandbox | Developer Pro Sandbox | Partial Copy Sandbox | Full Sandbox | |
---|---|---|---|---|
更新間隔 | 1日 | 1日 | 5日 | 29日 |
ストレージ制限 | 200MBまで | 1GBまで | 5GBまで | 本番環境と同等 |
コピーできる内容 | メタデータのみ | メタデータのみ | メタデータとサンプルデータ | メタデータとすべてのデータ |
テンプレート | 利用できない | 利用できない | 必要 | 利用可能 |
使用用途 | 開発、単体テスト | 開発、単体テスト(Developer Sandboxの強化版) | ユーザ受け入れテスト、インテグレーションテスト、トレーニングなどの品質保証作業 | 負荷テスト |
※Partial Copy SandboxとFull Sandboxは、1組織につき1環境のみの作成となる。
※Full Sandbox は更新間隔が長いため、開発には不向き。
Sandboxに関する用語の意味は下記の通り。
- テンプレート
- 上記の表の通り、Full Sandbox または Partial Copy Sandbox でのみ使用可能。
- Sandbox の作成時または更新時にコピーする特定のオブジェクトとデータを選択して、各 Sandbox のサイズおよびコンテンツを制御する。
- 更新
- 「リフレッシュ」とも呼ぶ。
- 本番環境のメタデータが更新される。例えば、Sandbox上で開発した機能を本番環境にリリースした後、再びSandboxを本番環境のメタデータに合わせたいときに更新(リフレッシュ)機能を使用する。
Sandboxの作成手順
- Salesforceの「設定」画面上から「Sandbox」を検索して呼び出す。当該 ページには、既存で作成されたSandboxやライセンス情報が表示される。
- 「新規Sandbox」を選択し、新しいSandboxに対して「名前」や「説明文」などを入力する。
- Sandboxの種別下部にある「次へ」を選択し、「作成」の選択により完了する。
※Sandboxの作成は、本番環境からしか実施できない。
ライセンスとSandboxの関係
どの種類を何個まで作成可能かは、契約しているライセンスによって変わる。
PROFESSIONAL EDITION | PROFESSIONAL EDITION | UNLIMITED EDITION | PERFORMANCE EDITION | |
---|---|---|---|---|
Developer Sandbox | 10 | 25 | 100 | 100 |
Developer Pro Sandbox | - | - | 5 | 5 |
Partial Copy Sandbox | 使用不可 | 1 | 1 | 1 |
Full Sandbox | 使用不可 | - | 1 | 1 |
まとめ
- Sandboxとは、「本番環境のコピー」である。
- Sandboxには4種類存在する。それぞれのSandboxは、その使用用途(開発 or テスト、テストの場合はその種別)によって使い分けられる。