はじめに
最近、Salesforce案件の他チームでよく使用されている、DataSpiderというデータ連携ツール。自分は使ったことはないので、少し調べてまとめてみようと思います。
DataSpiderとは
https://www.hulft.com/software/dataspidercloud
システム間のデータ連携を、ノーコーディングで実現するクラウドサービス。
Salesforceとの連携は、国内最多クラスとのこと。
Salesforce専用アダプタがあるため、システム間連携が容易に設定可能。
DataSpiderで社内システムと連携する方法には、大きく2つある。
- データベース連携
- 社内のデータベースに対し、DataSpider Cloudが直接データを読み書きする連携方法。
- 例えば、salesforce上で操作ユーザがボタンを押下すると、社内システムから必要なデータを取得し表示するといった使い方が可能。
- ファイル連携
- 社内システムから出力されたファイルを、DataSpider Cloudが取得しSalesforceに連携する方法。
- 逆にSalesforceから取得したデータをファイル形式にして、社内システムに連携することも可能。
DataSpiderの開発の進め方
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トリガのタイミングとI/F形式の決定
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疎通確認
- salesforceとの連携に関しては、次章でまとめる。
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データの加工
DataSpiderとSalesforceの連携
SalesforceとDataSpiderの相性は非常に良いため、設定も簡易に行えます。
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事前準備(API接続のためのセキュリティ設定)
- セキュリティトークンを発行する。
- 接続元IPアドレスを許可する。
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Salesforceアダプタでの接続
- グローバルリソース接続設定の新規作成で[Salesforce接続設定 API34.0]を選択する。
- 認証方式は複数あるが、一番簡易に設定できるのはID/パスワードによる認証方法。
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SalesforceからDataSpiderの処理を起動
- DataSpider側ではHTTP/Webサービストリガーを使用する。
- Salesforceからトリガーへリクエストを送信するには下記のような方法があります。
- 画面のリンクやボタンをカスタマイズしてブラウザからHTTPリクエストを送信する。
- Apexコールアウトリクエストを送信する。
- アウトバウンドメッセージアクションでWebサービスリクエストを送信する。
まとめ
DataSpiderとsalesforceの連携は、GUIから容易に設定が可能。どういうタイミングでデータを連携するか、どういう種別のデータを連携するかを事前に検討が必要。
DataSpiderの詳細な使い方はマニュアルを使いながら、インプットする。