企業にとって、テクノロジーの選択肢があることは非常に重要です。これは単にベンダーロックインを避けるためだけでなく、目的に最適なツールを活用するためでもあります。とくにAIエージェントにおいては、多くのツールやシステムにアクセスできるほど、より優れたエージェントが構築できます。Dataikuでは、多様なユーザーがこれらのツールを活用できるよう、Snowflake Cortex AI スタック全体を使ったAIエージェントをノーコードで構築できるUIを提供しています。
今回、従来のCortex AI LLMへのコネクター強化に加え、Snowflake Cortex Search、Snowflake Cortex Analyst、およびSnowflake Cortex Agentsとの新しい統合を導入しました。多くの企業が、LLM推論や情報検索にCortex AIスイートを信頼しており、Dataikuを通じてCortexの活用をさらに広げ、新たなユースケースやエージェント開発者を支援できます。
「Dataikuは、SnowflakeとのAI/ML統合で主要なパートナーの1社であり続けています。この勢いを維持し、エンタープライズ向けの高性能AIエージェントを共同顧客とともに構築できることを嬉しく思います。」
— Baris Gultekin, Head of AI, Snowflake
LLMレベル:Cortex LLMs
DataikuのLLMメッシュは、生成AIアプリケーションとローカルまたはSnowflakeなどのプロバイダーによってホストされるLLMとの間でリクエストを管理、ルーティングするセキュアなAPIゲートウェイです。今回、Cortex LLM(英語)のサポート方式を、従来のJDBC SQLクエリからREST API呼び出しに変更しました。
これにより「トークンストリーミング」や「ツール利用」が可能になります。例えば、Deepseek R1を使ったDataiku Answersチャットボットでは、回答が一気に返されるのではなく、入力に応じて自然に返答がストリーミングされます。また、Claude 3.5 Sonnetなどツール利用可能なCortex LLMを使えば、Dataikuのビジュアル/コードベースのエージェントがツール(英語)を直接呼び出して使えるようになります。
ツールレベル:Cortex Search & Cortex Analyst
Snowflakeは、以下の2つの情報検索用マネージドサービスを提供しています:
- Cortex Search:非構造化データやテキストに対するキーワード&ベクトル検索+セマンティック再ランク付けを実行
- Cortex Analyst:構造化テーブルに対して、テキストからSQLを生成するチャット型API
Dataikuでは、これらを簡単に追加できるノーコードのエージェント用ツールを新たにリリースしました。これにより、すdに構築済みのCortex SearchサービスやCortex AnalystモデルをDataikuエージェントに組み込むことができます。
以下は、Claude 3.5 Sonnetを搭載した消費者向け融資支援エージェントの例です。3つのツールを持っています:
- データセット検索:申込者の情報をSnowflakeのテーブルから取得
- MLモデル予測:Dataikuで学習したランダムフォレストモデルにより、債務不履行の可能性を予測
- Cortex Search:社内ポリシー文書を検索し、申込者やローン内容が規定に違反していないか確認
このエージェントはAgent Connectに登録され、チャット形式で融資に関する助言を行えます。
エージェントレベル:Cortex Agents
Snowflakeは、さらに高度なワークフローAPIであるCortex Agents(英語)を提供しています。これは、プランニングツール利用(Search / Analyst)、内省、モニタリングを含むエージェント指向のAPIです。
Dataikuは、Cortex Agentを即座に作成できるノーコードプラグインもリリースしました。例えば、Llama 3.3 70BなどのCortex Agent対応LLMを選択し、Search/Analystのサービスパスを入力するだけです。
このエージェントは、Dataikuのプロジェクト全体で再利用可能です。バッチ処理用のプロンプトレシピに使うことも、複数エージェントのチャットボットの1つとして組み込むこともできます。
Dataikuでは構造化されたエージェント評価が可能で、信頼できるテストクエリと回答を用意し、正答率、BERTスコア、BLEU、ROUGEなどで評価できます。LLMジャッジを必要とする場合には、Cortex AI上のDeepseek R1が利用できます。
いつどれを使うべき?
Cortex LLMs: DataikuのLLMレシピ(プロンプト、分類、要約、埋め込み)や、Dataikuエージェント/チャットボットのバックエンド。
Cortex Search / Analyst: 既存のSearchサービスやAnalystモデルを使い、RAGやtext-to-SQL対応のエージェントにツール(英語)として追加。
Cortex Agents: SearchとAnalystツールのみを使用するエージェントを構築し、Snowflake側でワークフロー管理を任せる場合。
今すぐ始めるには?
Snowflake Cortexとの拡張統合機能を有効化、利用する方法については、Dataiku公式ドキュメントをご確認ください。