Dataikuは、データサイエンスと機械学習のプラットフォームのリーディングカンパニーとして、データプロセスに関わる人々が、 スキルセットや専門知識のレベルに関係なく、生のデータをビジネスのイノベーションに繋げれることができる場所になることを目指しています。
##Dataikuのロゴは何を表しているでしょうか?
枝の上の鳥?アンダースコアの上の鳥?それは見る人によって変わります。もしあなたがデータサイエンスを始めたばかりで、コーディングにほとんど時間を費やしていないのであれば、とても真っ直ぐな枝の上の鳥に見えるでしょう。もし、あなたが最初に話した言葉がPythonだったか英語だったか思い出せないような開発者であれば、アンダースコアの上にいる鳥に見えるでしょう。
それは、DataikuがExcelユーザーからPythonやRの開発者まで、データチームに属する全メンバーのためのツールだからです。このようなツールをデザインするということは、違う職種のユーザーが一緒に仕事ができる環境を作ることが必要となります。つまり「枝」に見えた人が「アンダースコア」に見えた人とコラボレーションする。もちろん逆も然りです。Dataikuのロゴは両ユーザを意識しそのようにデザインしました。
##なぜ鳥とアンダースコア?
まず、データサイエンスの始まりと、今後どこへ向かっているのか、そしてDataikuがどのようにそのプロセスを加速させているのかを簡単に説明します。ピーター・ナウアが「コンピュータサイエンス」の代わりに「データサイエンス」という言葉を作ったのは1960年のことです。50年以上も前から、人間はコンピュータを使ってデータを理解し、データから意味を抽出してきたわけです。人間はどのようにそれを行うのでしょうか?それは、コードを書くことです。そのため、非常に長い間、データサイエンスはコード(Python、R、Pig、Hive、SQLなど)を書ける一部の人たちに限られていました。そのプロセスは、専門家であっても長くて退屈なものであることが多かったのです。
ここ数年は、生のデータからビジネスの価値を導くまでのプロセスを軽減しようとするソリューションが増えてきました。ビジネスアナリストにとっては、コード不要のプラットフォームが数多く登場しています。データサイエンティストにとっては、名寄せを含むクリーニングや属性の追加、モデリングやテスト、デプロイや実行などの煩雑な作業を、それぞれ専用のツールを使って生産性を向上させています。しかし、初心者のビジネスアナリストから専門家のデータサイエンティストまで、データの専門家が抱える問題を同時に解決するソリューションはほとんどありません。そこで、Dataikuの登場です。
Dataikuは、GUIベースの機能に富んでいるだけでなく、完全に可視化されており、標準的な機械学習やビッグデータの技術と互換性があります。そのため、一人あるいは共同で作業していても、アナリストはポイント、クリック、ビルドができ、開発者とデータサイエンティストはコーディングができ、高レベルなデータ閲覧者は分析結果を資格化できます。Dataikuはアジャイルで、スキルセットに関係なく、データストーリーをゼロからドラフト、デプロイまで迅速に構築することができます。
##全てを結びつける象徴的な(そして視覚的な)ロゴの追求
私たちの社名である「Dataiku」は、Data(データ、コンピュータが生成または保存する情報)とHaiku(俳句)からきています。一方で、先ほどのデータサイエンスの歴史と同様に、Dataikuという名前には、データサイエンスが退屈で時間のかかる作業から、短時間で効率的なプロセスへと進化したことが込められています。
そこで新しいロゴを検討するとき、重い大量のデータとアジャイルなソリューション、機械言語と人間のコラボレーションという対立した概念をどのように表現するかということを考える必要がありました。
具体的に私たちは:
- データサイエンス
- アジリティー
- 自由
- スピード
の全ての要素を1つのロゴで視覚的に表現しようと考えました。
私たちはまず、データサイエンスやビッグデータの世界に浸りながら、普遍的なシンボルを探すことから始めました。0と1、データサイロ、コンピュータ言語のロゴ、象、カバなど、思いつくものをすべてホワイトボードに描いた後、Jean-Baptiste(通称JB、Dataikuの素晴らしいアートディレクター)が突然椅子から立ち上がり、小さな水平線を描きました。
私たちの顔が真っ白になると、JBはこう説明しました。前述したように、データサイエンス、機械学習、AIの背後にはたくさんのコードがあります。そして、そのコードの中に遍在するものは何でしょうか?その小さな水平線、それがアンダースコアです。
データサイエンスを視覚的に表現するには、ほとんどのプログラミング言語で使われている記号を使うのが一番です。決断は簡単でした。アンダースコアをDataikuのロゴの一部として使用することにしたのです。
データサイエンスの側面をカバーした上で、Dataikuが利用者にもたらすアジリティー、自由、スピードを表現したいと考えました。また、社名に含まれている「俳句」という点も、私たちの想像力をかきたてました。このようにして、Dataikuがユーザーにもたらすアジリティーを表現する完璧なマスコットを見つけるための探求が始まりました。
まず最初に思い浮かんだのは鳥で、私たちはこれにこだわりました。翼のある生き物は、アジリティー、自由、スピードの象徴であり、私たちのブランドのより詩的な「俳句」の側面にも合致しています。そこで、Beatriz (通称Bea、Dataikuの優秀な初代グラフィックデザイナー)は、俳句に最もよく登場する鳥であるナイチンゲールに焦点を当てることを提案しました。
ナイチンゲールは、創造性と自発性を象徴する鳥として俳句によく登場するだけでなく、人混みの中で周囲の雑音を切り抜けるために歌を適応させることでも知られています。Dataikuがユーザーに提供するものにぴったりですね。さて、アンダースコアとナイチンゲールという主要な要素が決まったところで、あとはメッセージを喚起するような構成を見つけなければなりません。
- 台座に乗ったナイチンゲールは右側を向いていますが、これは未来をイメージしたもので、未来を俯瞰して見通すことができます。
- アンダースコアは、読み手の解釈や背景によって、枝であったり、台座であったり、単にアンダースコアであったりと、さまざまな捉え方ができます。
Dataikuについて詳細は[こちら](https://www.dataiku.com/ja/)
原文:The Dataiku Logo: Uniting Business Analyst and Data Scientist