アナリスト、データエンジニア、およびデータサイエンティストは、常に高度な分析プロジェクトで中心的な役割を果たしてきました。しかし、組織がより体系的なアプローチでAIイニシアチブを拡大するには、AIプロジェクトの開発、運用化、監視に、IT運用担当者、プロジェクトマネージャー、リスクマネージャー、各領域の専門家(SME)など、組織のさまざまな部門から参画を得る必要があります。Dataiku 10は、価値実現までの時間を高速化し、さまざまなファンクションの人々がデータプロジェクトに関わり、責任を持ってAIアプリケーションをデリバリーおよび管理できるようにする、エキサイティングな新機能を提供します。
より多くのモデルを本番環境にデプロイして運用する
Dataiku 10を使用することで、データサイエンティストやIT運用担当者は、機械学習(ML)モデルを大規模に展開、監視、管理するための追加のツールと柔軟性を利用できます。このリリースには、組み込みのドリフトモニタリングとアラート、時間の経過に伴うパフォーマンスメトリックをキャプチャーして視覚化するためのモデル評価ストアが含まれています。モデルが開発または再トレーニングされると、モデル比較ツール がチャンピオン/チャレンジャー分析をサポートします。これは、運用担当者がどのようなアクションをとるのが最適であるのかを決め、モデルによる出力結果を継続的に改善するのに役立ちます。
さらに、Dataikuでネイティブに開発されたモデルに加えて、MLFlowを利用し外部で開発されたモデルも、Dataikuで展開、管理、およびガバナンスができるようになりました。リスクチームと運用チームは、Dataikuの堅牢なMLOpsフレームワークを使いモデルのデリバリーに関する作業を一か所で調整しながら行うことができるので、手動によるモデルの監視と定期的なメンテナンスの負担を軽減できます。
監視によりイニシアチブを安全に拡大
Dataiku 10は、AIガバナンス、プロジェクトワークフロー、レビューとサインオフ、および企業顧客向けのポートフォリオ監視のための新機能も導入しています。主要なビジネスおよびプロジェクトのステークホルダーは、初めに標準化されたフレームワークを使用して、潜在的なプロジェクトの価値とリスクを評価し、投資のイニシアチブを比較し、適切な監視レベルを決定できます。
明確な手順とモデル展開のサインオフ機能を備えたカスタマイズ可能なプロジェクト計画のための機能により、分析チームは適切なレビューと承認を得てプロジェクトの探索、構築、テスト、および展開できます。さらに、モデルレジストリにより、すべてのモデル(Dataikuで開発されたか外部で開発されたかに関係なく)は一か所で一元化された方法で管理されます。バージョンを管理し、パフォーマンスメトリックとプロジェクトの概要を表示します。この多面的なガバナンス戦略により、分析プロセスとシステムのアウトプットの両方において透明性、信頼性、信頼性が向上します。
ビジネスソリューションとアクセラレータを使用して、より迅速に価値を提供
各業種について複数のユースケースを既成のスタータープロジェクト、Dataiku Industry Solutionsとして提供します。チームはそれぞれの目的に応じてその中から適切なものを適用でき、企業は価値実現を高速化できます。強化されたビジュアル統計、地理空間分析、および新しい視覚化機能により、設計者はデータの探索とエンリッチメントが容易にでき、ビジネスのステークホルダーにインタラクティブなインサイトをより簡単に提供できます。AIの利用者は、専用のワークスペースを通して、さまざまな分析アウトプットに一か所からアクセスでき、Everyday AIの採用を促進されます。また、データサイエンティストとSME向けに、インタラクティブスコアリングの機能に追加がありました。what-if分析を次の段階に進める機能で、どのインプットが具体的にどう変われば異なる結果となるかを調べることができます。
Dataikuは、Everyday AIのプラットフォームであり、データの活用を仕組み化して、飛躍的なビジネス成果を実現します。Dataiku 10を使用することで、組織はさまざまな役割(IT運用、各領域の専門家、リスクマネージャーなど)のより多くのユーザーがデータプロジェクトに参画できるようにします。より価値の高いプロジェクトを大規模に立ち上げ、実行し、管理できます。Dataiku 10の詳細にご関心がありますか? 新機能に関するリソースのリストをご覧ください。
Dataiku Product Days: Responsible AI
Dataiku 10についてご紹介しています。こちらよりオンデマンドでご視聴いただけます
原文:Bring New People and Roles Into AI Projects With Dataiku 10