あなたが「また参加したい」「同僚に勧めたい」と思うようなイベントに最後に参加したのはいつですか?ここ数年の健康危機によるバーチャルイベントの増加、さらに薄暗い部屋での伝統的なカンファレンスの堅苦しさを考えると、おそらく、それはだいぶ前のことではないでしょうか。
さて、Dataikuは、2022年の2回目のEveryday AIカンファレンスを、初回のロンドンのすぐ後に、ニューヨークで開催しました。当地でのDataikuの対面式カンファレスは、EGG 2019以来です。その結果が物語っていることに、私たちは感激しています。なぜならイベント後の調査において、参加者の96%が同僚に勧めたいと回答し、94%がもう一度来たいと回答したという驚異的な結果が出たのです。何がこのような大成功を収めたのか、お聞きください。それは、完璧な天候、ネットワーキング、屋上でのパーティーやアプリの提供だけではありません。詳しくは下記をご覧ください。
1. サイレント・ディスコ・スタイルのハンズオン・ラボ
Dataikuのエキスパートによるハンズオンラボは、参加者がインタラクティブな(そして楽しい)ユースケースを通してDataikuの主要機能を体験できるように設計されています。Dataikuのトライアルを使い、インストラクターの指示に従ってステップバイステップで新しい使い方を体験することができました。初日には「Core Essentials(基礎編)」と「Go Further(応用編)」の2つの専用トラックが用意され、参加者はそれぞれのユーザー体験に基づいてラボをカスタマイズすることができました。さらに、参加者にはサイレント・ディスコ・ヘッドフォンが配布され、他のカンファレンスとのつながりを感じながら、集中し、Dataikuを最大限に活用できる環境が用意されました。
2. ユーザー企業との対談
2日目は、ソート・リーダーシップ(Thought Leadership)に加え、AIの拡張やデータサイエンティストの役割の進化、責任あるAI、データ品質、イネーブルメントとアップスキルなどのトピックに関する実用的な洞察を700人以上のデータリーダーや実務家に紹介するための一日となりました。
面白いことに、DataikuのエグゼクティブであるKurt MuehmelとDebbie Reynolds(VP Enterprise Data Solutions and Engineering, ファイザー)が前回一緒にステージに立ったのは、2018年にファイザー社が分析サイロから分析民主化へシフトしたことについて話し合ったときでした。今回彼らは、ファイザーがあれからどれだけ進歩したか、つまり、データを日々のビジネス上の意思決定の中核に据え、組織の行動を変革し、民主化からEveryday AIへという次のフェーズに乗り出すことができたかについて議論しました。
その他の注目すべきユーザー企業との対談セッションとしては、DataikuのJosh Beglau(ストラテジックAE)とHank Roark(Director, Architecture & Core Engineering, Data & AI, ボーイング)によるクラウド移行に関する対談、DataikuのSophie Dionnet(ビジネスソリューション担当ゼネラルマネージャー)の司会によるNoelle Silver(AI Leadership Institute創設者)、Nicole Alexander(Head of Marketing, メタ)を迎えた責任あるAIの理論から実践への移行方法に関する鼎談が行われました。
3. Dataiku 11の発表!
次に、私たちの最新の製品リリースであるDataiku 11の発表についてお話ししなければなりません。Dataiku 11は数日前にEveryday AI Londonで公式に発表されましたが、このニュースをあらためて当地で紹介しました。Dataiku 11について紹介する専用セッションでは、Dataikuのプラットフォーム戦略担当副社長Jed Doughertyが、この新しいリリースが技術専門家からマーケターや財務チームといった事業部門マネージャー、経営層のステークホルダーに至るまで、すべての人のために新しい機能をご提供していることを改めてお話ししました。Dataiku 11は、7月に発売を開始しました。
4. データサイエンス活性化のイノベーターたち
ここは、間違いなく、会場全体で最も楽しい部屋でした(ショーの間、私がそこにスタッフとしていたからそう言っているのではありません!)。ご存知ないかもしれませんが、Dataikuは2021年に包括的なオンライン体験と世界初のグラフィックノベル「Innovators of Data Science」をリリースし、今日の私たちの生活や考え方を形成したデータサイエンスの先駆者たちを紹介しています。さて、"それで、Everyday AIカンファレンスとどんな関係があるんだ?"と思われるかもしれません。
その答えは、「表裏一体」です。Dataikuは、決して製品の機能だけにこだわってきたわけではありません。お客様やパートナーが組織全体でデータやAIの活用を仕組み化するために、私たちがいかに貢献してきたかについて、大きな誇りを持っています。このような摩擦のないコラボレーションを実現するためには、多様なビジネスや学問的背景を持つ協力者の間でデータ文化を共有する必要があると、私たちは確信しています。つまり、その道を切り開いた人たちがいたからこそ、データサイエンスと機械学習のプラットフォームがシームレスに機能することができるということです。
この部屋は、本書で取り上げた12人のイノベーターへのオマージュとして設置されました。彼らの作品が掲載された大量のコミックのサンプル、彼らのポートレート、素敵なグッズを集めたスワッグストアが設置され、さらには線形回帰アルゴリズムと勝負するゲームや、データサイエンスの歴史年表を体験できるようにしていました。写真を見ていただければお分かりですね!
5. アカデミック&フロントランナー賞のハイライト
2日目の終わりには、Dataikuアカデミックプログラムについて、また、Dataikuへの無料アクセス、学生賞や奨学金のスポンサーなどを通じて、次世代の分析能力を育成するために行っている素晴らしい活動のいくつかを紹介しました。phDataとの提携により、データサイエンスとテクノロジーの研究に取り組むFarida Abdelmoneumさんに賞を授与しました(下の写真をご覧ください)。
Faridaさんはカーネギーメロン大学の新3年生で、統計学と機械学習を専攻し、イノベーションとアントレプレナーシップを副専攻しています。カーネギーメロン大学では、授業だけでなく、テニスチームでも優秀な成績を収めています。現在、Facebook Metaチームのソフトウェアエンジニアとしてインターンシップ中で、最近、「スマート」なテニスボールを開発し、初の特許を取得しました。
写真には写っていませんが、Yueer (Mia) Tangも学生賞を受賞しています。Miaは、統計学と機械学習を専攻し、人間とコンピュータの相互作用を追加専攻し、ビジネス分析と最適化を副専攻する新4年生です。Miaは現在、BoxでIncoming Product Analyticsインターンとしてインターンシップ中です。
Dataikuの顧客、パートナー、非営利団体、学術関係者、およびすべての個人ユーザーの成功を称えるフロントランナー賞では、以下の先駆的なデータリーダーや実践者を表彰しました。
- Alex Patamat:NXP社 エンタープライズ・データ・サイエンス・センター・オブ・エクセレンス ディレクター
- Perry Beaumont博士:コロンビア大学講師
- Tom Brown:非営利団体向けアナリティクス・アドボケート、41xRT創設者
なお、より刺激的なデータリーダーや実務家を表彰する2022年版のフロントランナー賞は現在募集中で、応募は8月1日に締め切りです。
今後もロンドン、ニューヨークで開催されたEveryday AIのイベントから、会場アンケートの結果や、好きな時に見返せる全セッションの録画など、たくさんのコンテンツをお届けの予定です。お楽しみに!