##01.はじめに
私はこれまで半導体エンジニアとして働いていましたが、
4月1日より東京でAIベンチャー企業で機械学習エンジニアとして働くことになりました!!
まだ、2月後半ですが、4月から始まる新しい生活に心を躍らせています笑
本記事ではIT系未経験の私が転職するまでの道のりを書いていきます。
##02.私の経歴やスキル
転職が決まる直前の私の経歴やスキルを紹介します。
- 関西の有名私立大学理系院卒(電気電子工学専攻)
- 2019年4月より福岡で半導体エンジニアとして働く
- Pythonしか書けない、強いて言うとHTMLとCSSも少し書ける
- AtCoder緑
- TOEIC 825
- 英会話はまぁまぁできる(留学生と3ヶ月一緒に研究していた)
- 日本学生支援機構の奨学金全額免除
##03.転職活動記
昨年新卒で会社に入った私でしたが、ほぼ1年という短い期間で転職することになりました。
この節では、私が転職を考え始めてから転職先が決まるまでを時系列で紹介したいと思います。
###4月〜6月(会社の研修)
入社した会社で3ヶ月の研修がありました。
研修中は定時で帰れる&出張手当がもらえる(勤務地が福岡で研修中は関東にいたため出張扱いになる)でものすごくモチベーションが高かったです。
この頃はまだ1年で転職するなんて全く考えていませんでした。
###7月~11月(会社の業務に配属される)
長かった会社の研修も終わり、7月からは会社の業務に配属されました。
しかし、配属された業務は、私が望んでいたものではなく(いわゆる配属ガチャ)2週間もすると業務にコレジャナイ感を感じて、少し転職することも考えはじめました。
その頃にちょうど競技プログラミングAtCoderのこと、またAtCoderのレートで転職ができることを知り、本格的にプログラミングを学び始めました。
また、9月からは機械学習についても学びたいと思って、AidemyのPremiumPlanにも登録しました。
かなりいい値段はしましたが、機械学習についての基礎は身に付いたと思います。
この頃は、平日は業務が終わってから平均3時間程度、休日は6時間程度は勉強していたと思います。
###12月~1月(転職をしようと決意する)
12月になり、会社の業務にアサインされてから半年程度が経ちました。
しかしながら、自分の中では会社で自分が行っている業務に満足できていませんでした。
また、1年上の先輩を見ていても、来年自分も先輩と同じような業務をするのは嫌だと思いました。
そのため、転職を12月の時点で転職をしようと決意しました。
世間一般では転職活動は2月頃に活発になると聞き、それに合わせて準備をしました。
また、このタイミングでAtCoderのレーティングも緑になったため、AtCoderJobsにおいても幾つかの企業にエントリーすることができました。
###2月(転職活動を始める、そして2週間程度で終わる)
2月に入り、転職活動をはじめました。
応募したのは、AtCoderJobsでは3社程度、大手転職エージェントのdodaでは20社程度です。
AtCoderJobsでは1社は書類選考?で落ち、1社は返事が帰ってこず、1社からは書類選考を通り、面接まで行けることになりました。
もちろん、といえばそうなのですが、AtCoderJobsでは応募に必要なレーティングを満たしているからと言って、面接が確約されているわけではありません。
また、AtCoderJobsでは普通の転職において必要とされている履歴書や職務経歴書に該当するものがないため、その他PRの欄にそれに類することを書いておくべきなのかもしれません。
dodaの方では転職エージェントから紹介された求人に片っ端から応募していきました。
書類選考を通ったのは4/20社くらいで、そのうち半分はSESの会社でした。
3社程度面接を受けに行き、最終的にAtCoderJobs経由で応募した会社に機械学習エンジニアとして入社することになりました。
##04.評価されたこと
この節では、内定をもらった会社から自分が評価された点を挙げていきたいと思います。
・最低限のプログラミングスキルを持っている
内定をもらった会社はAtCoderJobs経由のため、AtCoderのレートによってスクリーニングされています。
そのため、最低限のプログラミングスキルは持っていると評価され、面接の場においては、スキルチェックなどはほとんどありませんでした。
ちなみに、doda経由で面接を受けた会社ではAtCoderのことについては触れられませんでした。
・遠方からわざわざ来た
私は現在福岡に住んでいますが、IT関係の仕事をするなら東京が良い(というか一度東京に住んでみたい)という思いから、東京の会社に応募していました。
そのため、面接を受けるときも、会社の有給をとり福岡から東京まで行って面接を受けにいきました。
もちろん、Skypeで面接を受けるという選択肢もありますし、それで評価が下がるということもないと思います。
しかしながら、わざわざ手間をかけて面接を受けに行くことで、あなたの会社に入社したいという覚悟や思いが伝わると思います。(面接官の人もそのように言っていました)
ちなみに福岡の人が東京に行く場合には、ANAの旅作を利用するのがおすすめです。
1週間より前に予約することで福岡ー東京飛行機往復代+ホテル宿泊費を3万円強(2月)に抑えることができます。
・学習意欲が高いこと
学生時代の研究に対する姿勢や、競技プログラミングへの参加、そしてそれらの成果などが評価されました。
面接官の人が全員理系だったため、奨学金全額免除についても良い評価をもらいました。
・英語のスキル
会社として、現在海外へ進出する予定らしく、自分がTOEICの点数がそれなりに高く、また英語が話せるということが評価されました。
面接の時に聞いた話では、外国企業との商談の時に通訳(理系寄り)を連れて行ったが、自社プロダクトについて理解していないため、手間取ったとのことです。
そのため、自社の製品を理解している英語が話せるエンジニアが必要だそうです。
・人柄
会社の採用ページを見ると、人柄についても見ていますと書いてあったので、自分は人柄も評価されているのだと思います。
##05.まとめ
未経験からでも機械学習エンジニアになることができました!
今回私が内定が貰った要因としては、当たり前すぎることですが、企業が求めている人材と私の持っているスキルが一致したためだと考えています。
そのため、もし業務未経験の人で行きたいと考えている企業があるのであれば、会社で使用している言語や求めている人材のところをきちんと見ましょう。
(私のようにメインの言語がC++のところにpythonができますと言って応募しても書類選考は通りません)
4月から会社の一員として働くために、入社まで残り1ヶ月ちょっとですが、勉強を頑張りたいと思います。