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簡易レスキュー用 WindowsPE～作～りました～♪

Last updated at 2023-04-10Posted at 2022-04-12

Windows 10 または Windows 11 の
インストーラーをちょっこし変更するだけで
WindowsADK を使用しなくても WindowsPE として
使用出来る事を偶然発見したので
ついでに簡易的なレスキューメディアを作る
バッチを作成しました。

バッチを実行して作成されたフォルダの
指定の場所にファイルを配置して
変更バッチを実行すれば
レスキュー用の WindowsPE を作成出来ます。

予め
・Windows 10 または Windows 11 のインストーラー
を用意しておいて下さい。
※ 素のインストーラーを使うとＳＳＤを認識しない事があります。
　その場合はドライバを統合したインストーラーを用意して下さい。

【変更環境構築】を行ってから【変更作業】をして下さい。

変更環境構築

★Ａ　一時的に使用する仮のフォルダを作成
　　　例えばダウンロードフォルダやデスクトップフォルダに
　　　簡易レスキュー作成用仮作業場所
　　　のような如何にも後から削除する事が分かるような
　　　フォルダを作成して下さい。

★Ｂ　仮のフォルダに簡易.txt を新規作成
　　　★Ａで作成したフォルダに
　　　右クリック ⇒ 新規作成 ⇒ テキストドキュメント
　　　ファイル名を簡易.txt に変更して下さい。

★Ｃ　簡易.cmd を作成
　　　★Ｂで作成した簡易.txt をダブルクリックで開き
　　　簡易.cmd の内容をコピーして簡易.txt に貼付けて
　　　名前を付けて保存で
　　　ファイル名　　　を　簡易.cmd
　　　ファイルの種類　を　すべてのファイル
　　　文字コード　　　を　ANSI
　　　にして保存。
　　　保存後、簡易.cmd のメモ帳を閉じる。

簡易.cmd ※ これが貼り付ける内容

@echo off

rem /;
rem /; ● txt ファイル を Base64 で デコードし、cab ファイル を 作成する
rem /;

for /f "delims=" %%0 in ('dir /b "%~dp0簡易*.txt"') do set 変換元テキスト=%%0
del      /f /q                                                                "%~dp0簡易バッチファイル他.cab" > nul 2>nul
certutil -decode                                    "%~dp0%変換元テキスト%"   "%~dp0簡易バッチファイル他.cab"
echo;

rem /;
rem /; ● cab ファイル を 展開する
rem /;

expand                                                                        "%~dp0簡易バッチファイル他.cab" -f:* .
echo;

rem /;
rem /; ● 本作業場所作成
rem /;

"%~dp0①-簡易レスキュー用作業フォルダ作成とバッチをコピーしてフォルダを開く.cmd"

★Ｄ　簡易.txt を更新
　　　★Ｂで作成した簡易.txt をダブルクリックで開き
　　　簡易.txt の内容をコピーして簡易.txt に貼付けて保存。

簡易.txt ※ これが貼り付ける内容

★Ｅ　簡易.cmd を実行
　　　★Ｃで作成した簡易.cmd を実行。
　　　簡易レスキュー用作業フォルダの作成先を
　　　インプットボックスに入力後、ＯＫをクリック。
　　　作成したフォルダが開かれる。

★Ｆ　★Ａで作成したフォルダを削除

変更作業

①　簡易レスキュー用作業フォルダを開く

②　簡易レスキュー用作業フォルダへ必要なファイルをコピーする【手作業①後】
　　●　簡易レスキュー用作業フォルダの直下へ
　　　・インストーラーの sources フォルダにある boot.wim と install.esd を
　　　　簡易レスキュー用作業フォルダの直下へコピーする。
　　　　コピー後、簡易レスキュー用作業フォルダにコピーされた
　　　　boot.wim → boot.org に名前を変更

③　③-簡易レスキューWindowsPE作成【①②後】.cmd を管理者として実行

④　簡易レスキュー用作業フォルダの boot.wim をインストーラーに上書きする

レスキュー作業

作成したメディアでブートをすると
このようなメニューが表示されて
処理の選択待ちの状態になります。

Ａ ← スタートアップ修復を直接起動します

Ｂ ← システムの復元等の回復オプションのメニューを起動します

Ｃ ← Windows 製品の更新プログラム (KB) のインストールの失敗 … 一般的な対処策
　　 https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/19b31c04-a978-45b2-92f9-3852dd435d01/windows-35069216971239826356260321250312525124641252112512-kb
　　　の内容に基づき
　　　Dism /Cleanup-image /Restorehealth
　　　Sfc /scannow
　　　Windows\SoftwareDistribution フォルダ削除
　　　Windows\System32\catroot2 フォルダ削除
　　　ProgramData\Microsoft\Network\Downloader 内のファイル削除

　　 NTFSシステムファイルのトラブル解決方法
　　 https://datyotosanpo.blog.fc2.com/blog-entry-186.html
　　　の内容に基づき
　　　chkdsk /sdcleanup 不要になったセキュリティ記述子データの消去
　　　fsutil file OptimizeMetadata ファイルのメタデータの最適化
　　　fsutil usn deletejournal $UsnJrnlファイルのリセット
　　　fsutil resource setautoreset $TxfLogのリセット

　　　システムファイルの修復と Windows Update 関連のクリアと
　　　NTFSシステムファイル関連のクリアを行います
　　　レジストリや関連付けの修復はトラブルシューティングで行って下さい

Ｄ ← WindowsPE で Windows 11 をレスキューしたい場合に使用します

　　 Configuration Managerでキャプチャメディアを使用してWindows 11イメージをキャプチャするときのエラー
　　 https://learn.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/mem/configmgr/windows-11-image-capture-fail

　　 Windows 11 を通常の方法でインストールを行うと
　　プライマリ領域のドライブ文字自動割当属性が無効状態です

　　この状態で WindowsPE を起動すると
　　ディスクそのものは認識されても
　　プライマリ領域がＣドライブとして認識されません

　　 Diskpart コマンドでドライブ文字を手動で割り当てるか
　　ドライブ文字自動割当属性を有効化する必要があります

　　この簡易レスキュー用のメニューの殆どが
　　Ｃドライブがある事を前提として作ってありますので
　　 Windows 11 のレスキューを行いたい場合は
　　ドライブ文字自動割当属性を有効化して下さい

Ｅ ← メーカーのロゴで止まって Windows が起動しないような場合に使用します
Ｆ ← 0x0000001 等で Windows が起動しないような場合に使用します
　　 OS が起動しなくなる問題が発生した場合の対処方法について - 対処方法
　　 https://jpwinsup.github.io/blog/2021/05/07/Performance/NoBoot/NoBoot-Solution/
　　 BCD ファイルの消失・破損による OS 起動不可
　　 https://jpwinsup.github.io/blog/2022/04/18/Performance/NoBoot/NoBootBcdIssue/
　　の内容に基づき Boot 構成情報の修正・追加をします
　　Ｅを試して駄目だったらＦを行って下さい

Ｇ ← アプリケーションは、ローカル管理者アカウントに属する Web キャッシュコンテンツにアクセスしようとする
　　 https://docs.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/browsers/apps-access-admin-web-cache
　　　の内容に基づきユーザーフォルダの WebCache やアイコンキャッシュ等を削除します

Ｈ ← 高速スタートアップを無効化します

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