for文の書き方
Kotlinでのfor文は下記のような構成である。
for(変数 in A..Z) {
// 処理
}
A..Zの部分には、『0..26』のように、ループさせたい回数を記載する。
変数には最初ののループ時に指定した範囲の最小の値が格納されている。ループ処理が実行されるたびにインクリメントする。
//Java
for(int i = 0 ; i<=5; i++){
System.out.println(i + "回目");
}
//Kotlin
for (i in 0..5) {
println(i.toString() + "回目")
}
// 実行結果
0回目
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
「..」の部分には、「step」や「downTo」、「until」を記載が可能である。
step
任意の数ずつ変数の値を増やしたい場合に使用する。 for(変数 in A..Z step 値) {
// 処理
}
範囲指定した後に「step 値」を記載することで、記載した数ずつ値が増加していく。
実際に記載すると下記となる。
for(i in 0..5 step 2) {
println(i.toString() + "回目")
}
// 実行結果
0回目
2回目
4回目
0から始まり、0+2、2+2と iの値が5になるまで繰り替えしている。
downTo
変数の値をデクリメントさせる場合に使用する。 for(i in A downTo Z) {
// 処理
}
「..」を記載していたが、この部分が「downTo」となる。
実際に記載すると下記となる。
for(i in 5 downTo 0) {
println(i.toString() + "回目")
}
// 実行結果
5回目
4回目
3回目
2回目
1回目
0回目
5から始まり、1ずつ数を減らしていく。
2ずつ減らしたい場合等は、上記で記載した「step」と組み合わせる。
for(i in 5 downTo 0 step 2) {
println(i.toString() + "回目")
}
// 実行結果
5回目
3回目
1回目
until
範囲の最後の値を含めない場合に使用する。 for(変数 in A until Z) {
// 処理
}
「..」を記載していたが、この部分が「until」となる。
実際に記載すると下記となる。
for (i in 0 until 5) {
println(i.toString() + "回目")
}
// 実行結果
0回目
1回目
2回目
3回目
4回目
untilを使用せず、0..4でも同じ結果が取得できる。