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アナリティクスと、ファネルについて

Last updated at Posted at 2025-01-21

最近個人で Youtubeを始めたので、
「Youtubeアナリティクス」を見ているのですが

・何が課題なのか?
・どう解決するのか?

を考えるためには、アナリティクスで分析するのが
大事だなと思ったので、共有します。

ファネル.png

最近、チャンネル登録者が2人増えました。

視聴回数はあるのですが、チャンネル登録者が伸びていません。
理由を調べたいので、個別に課題を見ていきましょう。

インプレッション数 1.8万回

誰かの画面に私の動画のサムネが表示された回数です。
まったくの新人にしては、1ヶ月に1.8万回もオススメされているのであれば、問題ないと思いますし、努力で増やせるものではないと思います。

クリック率3.1%

これは100人がオススメに表示された私の動画を見たとして
3人くらいはクリック(タップ)している、ということです。
平均が「5%」ということなので、ややサムネイルは改善が必要です。

これのクリック率が「5%」になれば、視聴回数は556回 → 1000回になります。
これは努力によって変えられる部分です。画像の改善を繰り返せば良いです。

コンバージョン率0.0036%

平均的な、再生回数に対するチャンネル登録率は
0.1~0.3% ですので、平均に対して大きな乖離があります。

あと30倍はこれを改善するように対策をしないと
チャンネル登録者は増えません。

せめて「チャンネル登録よろしく」と常時表示しておくくらい
施策はやっておかないと平均の 0.1% に到達しないかもしれません。

配信の再生時間

自分でアーカイブを見てるから「23分」になっていますが、
ご新規は「5分未満」です。

新規の離脱.png

ライブ配信に来たご新規ユーザーは、5分程度で去っています。
5分単位で面白い配信にしないと、ユーザーが去ってしまう、ということです。
ここも配信に改善の余地ありです。

このファネルの分解は仕事にも通じる

何が言いたいのかと言うと、仕事においても
この考え方は、大事にするべきだと思っています。

(例)「自社サービス内にバナーを置くと → 受注が増える」

というようなアイデアを持ち込む方はいらっしゃいますが、
よく数字で考えてみて下さい。

そのバナーは「何万インプレッション」するのか?

ご契約の商談をするとして、商談成約率10%の営業マンを配置して
待っているとして「1成約」を出すためには「10申し込み」が必要です。

お問い合わせのLPから仮に「1%」が申し込みに進むとしたら、
バナーが1000回クリックされる必要があります。

CTR 3%のバナーが作れたとして、これが
33333回【表示】される必要があります。

--
・アクティブユーザーが1人なら、1日1666回表示
・アクティブユーザーが10人なら、1日166回表示
・アクティブユーザーが100人なら、1日16回表示
・アクティブユーザーが1000人なら、1日1.6回表示
・アクティブユーザーが10000人なら、1日0.1回表示

--

で、やっと月1回、成約が発生する計算です。

また月1回のご成約に対してアクティブユーザーは
目標のインプレッション数に届くようにバナーを見せられるので、相当邪魔です。

大前提として

「自社サービス」というのは、
自社サービスをご契約しているユーザーがログインできる「クローズドな場所」
でありますので、限られたアクセスしかありません。

Youtubeで言うと「メンバー限定動画」のような存在です。
売りたいものが「メン限にマッチする」という特性があれば別ですが、
広く一般に売りたい物であれば、バナーを「メン限」に置く必要はありません。

メンバーは、ファンだから、メンバー限定グッズを買ってくれるわけです。

自社サービスのファンだから!と言って別のサービスの直接的なバナーは押さないと思うんですよ。

金の匂いがするYouTuberは嫌われますよ。
メン限に石油王が居るとしたらDMしましょう。

つまり?

自社サービスにバナーを置いて、月に1回の受注が発生するか?どうか?
というような、インパクトの薄い施策を考えるくらいなら、

Youtubeや、ブログ、Twitterで発信して、
「3万インプレッション」を稼いだ方が、施策のインパクト高いと思いますし、
クローズドなサービスに置くよりも、施策インパクトが計算として成り立つはずです。

というような事を「データ・ドリブン」で話せると良いですね。

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