取得したAmazon AWS 認定
AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA-C03)
本記事の目的
AWS-SAA の認定試験を受けて合格を目指す人向けです。合格指南書ではなく、わたしの過去の記録です。初回の認定を取ろうとしている人の参考になれば幸いです。
自己紹介
- 学校は非情報系を卒業
- 非IT 系の仕事を経て、ウェブデザイナー、ウェブプロデューサーの実務を担当
- Web 構築はフロントエンド、バックエンドを担当。加えてオンプレミスサーバーのリプレースを経てサーバー管理の経験があります
- 初AWS は、Udemy の「Docker 講座」で、「AWS ECS へのCI/CDパイプラインによるデプロイ」で利用
勉強期間
- 130日間
- Udemy の ハンズオン付き講座1巡目:85日
- 2巡目以降はタブレットを風呂に持ち込んで、流し聞きしました
- SAA 問題集3巡:45日(問題数:約600問)
- Udemy の ハンズオン付き講座1巡目:85日
勉強方法
- Udemy のハンズオン付き動画講座を1巡見る
- EC2 まではハンズオンも行っていましたが、私情で急いでいたためほとんど閲覧のみ
- 用語を暗記するため、動画を止めて講座のスライドを声に出して読み上げ
- 後半は居眠り防止のために、踏み台昇降をしながら講座を視聴
- SAA 問題集 を解く
- Udemy のハンズオン付き講座の復習
- SAA 問題集で間違いやすい項目をメモ
- 風呂に入るとき、防水タブレットを風呂に持ち込んで、動画講座で復習
試験日の決め方
- 問題集が3巡目に入ったとき、17問/25分 で回答できたので、100問/147分(2時間27分)を1日で済ませる見込みにして6日+1日(予備日)=7日後を試験日として登録しました
- 問題集が3巡で合格できるかは不安がありました。ですが、「再受験料無料キャンペーン」が実施されていたので、2回の試験で合格できればいいと踏み切りました
学習の順序
- Udemy のハンズオン付き動画講座で体系的に学びます
- SAA 問題集の1巡目は、時間制限をつけずに答えを記載します
- 答えを先に見たほうがいいか友達にも相談しましたが、初回は本番同様に問題を解くという意見で一致しました
- SAA 問題集を使って出した「回答結果」を利用して、間違えた個所を自分が理解できるまで調べてGoogle ドキュメントの「回答解説」に記録します
- SAA 問題集の2巡目も時間制限なしで問題を解きます。間違った箇所を調べて「回答解説」に記録します
- 3巡目以降は「回答解説」が充実していくので、弱点をすき間なく潰していきます
試験の時間配分
試験時間は合計160分
試験日月:2024年4月
- 全問回答:61分/65問
- 見直し:77分
- 22分を残して退出
※試験時間に関しては、試験申し込み時に「ESL +30 試験対応」を適応済みなので試験時間が長くなっています
SAA 試験勉強あるあると対策
- 名前と機能が一致しない
- 動画講座を復習、内容を声に出して読み上げます
- 似たサービスを取り違える
- 動画講座を復習
- AI に尋ねて比較表を作成してもらい、Google ドキュメントを使った学習ノートに張り付けます
- 問題文を読むだけで2分以上かかる
- AWS-SAA の問題が65問を130分(日本語圏だと「ESL +30 試験対応」を適応すれば160分)なので、平均2分で1問解くと制限時間内にすべての問題が解けます
- 問題集を最低3巡すれば、問題と選択肢の内容をすらすら読めるようになると信じて、勉強時間を多くとる
- SAA 問題集の1巡目は答えを先に見るほうが効率よく勉強できるかもしれない
- 実際の試験は、問題集と条件の違う問題や新サービスについての問題が出てくるので、初見でどのくらい時間を使って何を基準に回答を決めるかを経験しておく
- 「2層の構成」や「3層の構成」に加えて「オンプレミス」と「AWS」の環境があり、文章を何度読んでも環境が頭に入ってこない
- 頭の中に図を描く
- [パブリックサブネット]-[プライベートサブネット]-[プライベートサブネット]
- [ALB]-[EC2]-[Amazon RDS]
- [API Gateway]-[Lambda]-[DynamoDB]
- [オンプレミスのデータセンター]-[会社のAWS VPC]
- 頭の中に図を描く
- 「オンプレミスとAWS のハイブリッド環境で動くアプリケーション」に、「買収した会社のVPC環境」を「会社のネットワーク」から安全に接続するような、多数の環境が頭に入ってこない
- 時計を見て2分以内に回答を済ませた後、フラグ(Flag for Review (後で見直す))をつけてすべての問題を解き、残った時間を使ってメモに関係性を図解する
- 選択肢がどれも正解に見える
- 問題文の中に会社からの「要件」が記載されているので、読み直して判断します
- 選択肢が長文でつらい
- 全ての選択肢の最初の約20文字をまず読んで、問題文に記載されている要件を確認して4択から2択に絞り込む
- 座学と問題解きの最中は異様に眠い
- 毎日睡眠を十分にとる
- 1日8千歩に匹敵する運動をこなして血流を上げる
- ポモドーロテクニックを使って小刻みに集中力を回復させる
- 眠気を利用して睡眠前にもベッドで勉強する
勉強のツール
- タブレット
- Udemy の講座や問題集はこれを使っていました
- Udemy の動画講座はUdemy アプリでダウンロードできるので、どこででも勉強ができます
- スマートフォン
- Google Spread Sheet の「回答結果」を表示して、回答を記載しました
- PC
- 最初はPC だけで学習していましたが、後半は「回答結果」を作ったり、間違った問題の復習でAI に質問してGoogle ドキュメントの「回答解説」に記載するときに利用しました
- ヘッドフォン
- 集中力が切れないように波の音を流していました
まとめ
この試験ではだれもが未知のサービスや機能にを知るので、読解にたくさんの時間がかかります。そのため、知識を目で追うだけでなく、動画講座で聞き取り、手を動かして「回答結果」や「回答解説」を作り、声に出して問題集を読むことで、五感を使って学習することで効率よく知識を吸収できるでしょう。
AWS-SAA の認定試験は1年間のAWS サービス利用を想定しているので、ハンズオンで実際にサービスを動かすと、より理解が深まると期待できます。
わたしは、これを読んだ方が確信をもってAWS を学習し、認定試験に合格してAWS のサービスを使いこなせるよう祈っています。わたしは試験日当日、近所の神社にお祈りしました。