はじめに
GeminiなどのAIを最大限に活用するには、プロンプトの設計がカギです。
本記事では、基本的な設計の4つの要素と、さらに精度を上げるテクニックを具体例とともに紹介します。
プロンプト次第でAIの出力の質が大きく変わるため、ぜひ参考にしてみてください。
プロンプト設計の基本4要素
- ペルソナ: Geminiの視点や立場を設定する
- タスク: 明確に何をして欲しいか指示する
- コンテキスト: 背景や状況を詳しく伝える
- フォーマット: 出力形式や例を提示する
レベルアップのためのプロンプト改善ポイント
- 言い回しを工夫し、異なる表現で試す
- Geminiの回答にフィードバックを与え、改善を促す
- 簡潔なプロンプトを心がける
- 必要に応じて参考情報を提示する
- Geminiに「足りない点がないか」質問することで抜け漏れを防ぐ
- 問題を分割して段階的に回答を得る
活用例: プレゼン資料作成
プロンプト例:
あなたは、企業のデジタル化推進担当で、最近話題のデジタルトランスフォーメーションの必要性に関する資料を作成しています。
「デジタルトランスフォーメーションが企業にもたらす利点」というテーマで10枚のスライド構成を考えてください。
各スライドのタイトルと箇条書きで3~4つの要素を提案して。
対象はIT知識が豊富ではない経営者層です。最後に、インパクトのある結論スライドを含めてください。
出力例:
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スライド1: デジタルトランスフォーメーションの概要
- 定義とは何か
- 重要性と背景
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スライド2: DXが企業にもたらす主な利点
- 業務効率化
- 顧客体験の向上
- コスト削減
(以下省略)
感想・活用方法
- 感想: プロンプト設計の重要性と、それを工夫することでAIの能力を最大限に引き出せることが印象的でした。特に「足りない点をAIに確認する」というアプローチが新鮮で、改善のヒントを得られる点が優れていると感じました。
- 活用方法: 自分が扱う業務で、特定の状況を想定したペルソナ設定を試しながら、段階的にタスクを分割して成果物を作り上げていきたいです。また、学んだ内容をチームで共有してプロンプト設計力を向上させる取り組みを進めたいです。
Qiita向けの追加補足
深津式プロンプトの活用例:
- 業務改善: 問題分解の手法を用いて、複雑なタスクを段階的にAIで解決
- 教育: チームメンバーがAIを使いこなすためのトレーニング用プロンプト例を設計
- 資料作成: Geminiを活用した柔軟なアウトプット生成方法を記事化し、読者にシェア
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