6
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

探索的データ解析(EDA)のためのPandas-profilingを試してみた

Last updated at Posted at 2021-03-16
  • 製造業出身のデータサイエンティストがお送りする記事
  • 今回は、探索的データ解析(EDA)の一つであるPandas-profilingを試してみた。

##はじめに
探索的データ解析(EDA:Exploratory data analysis)は、機械学習などのデータ分析業務を実施する際に、データの理解を目的として実施する作業を指します。
つまり、現場の問題を解決する際に、どのようなデータセットを扱っているのか、どのような状況にあるのかを、しっかりと理解するのが重要であり、探索的データ解析は上記を目的とした作業です。

##Pandas-profiling実行例
今回は、探索的データ解析ツールの一つである「Pandas-profiling」を使ってみようと思います。

今回もUCI Machine Learning Repositoryで公開されているボストン住宅の価格データを用いてPandas-profilingを実装します。

pythonのコードは下記の通りです。

# 必要なライブラリーのインポート
import pandas as pd
import numpy as np
import pandas_profiling as pdp

from sklearn.datasets import load_boston

次にデータを読み込みます。

# データセットの読込み
boston = load_boston()

# データフレームの作成
# 説明変数の格納
df = pd.DataFrame(boston.data, columns = boston.feature_names)

# 目的変数の追加
df['MEDV'] = boston.target

# データの中身を確認
df.head()

スクリーンショット 2020-11-09 20.33.13.png

次にPandas-profilingを実装します。

report = pdp.ProfileReport(df)
report.to_file('Pandas-profiling_report.html')

これで実装は終了です。
後は、出力されたhtmlファイルを使って分析をしていきます。

##Pandas-profilingで分析できる内容

最初にデータの概要が分かります。
データの型や欠損率、サンプル数とかがパッと分かります。

スクリーンショット 2021-03-16 13.39.41.png

各カラムの基本情報やヒストグラムも一目で分かります。

スクリーンショット 2021-03-16 13.41.16.png

各変数同士の相関関係も分かります。

スクリーンショット 2021-03-16 13.42.16.png

欠損率もカラム別に分かれております。

スクリーンショット 2021-03-16 13.43.15.png

##さいごに
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
探索的データ解析をこんなに簡単にできるのは非常に便利だと思いました。また、htmlファイルに出力されるので、関係者へ結果を共有する際にも便利だと思いました。

訂正要望がありましたら、ご連絡頂けますと幸いです。

6
9
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?