1-合格時の筆者スペック
- I-O DATA製NASのバックアップ連携にS3を構築した経験あり
- EC2でWindows Server構築経験あり
- 業務でAWS等クラウド製品の経験は無い
- オンプレのインフラ、ネットワークの経験が約5年
- VB.net、Microsoft SQL Serverを使用した開発経験が約1年
- AZ-900を取得済みのため、IaaS、Paas、SaaS等の言葉の意味は分かる
- AWS Certified Cloud Practitionerは未受験
2-受験のきっかけ
勤めている会社から無料バウチャーをいただいたので受験しました。1回目の受験では惜しくも不合格となってしまいましたが、再受験無料キャンペーンが2023年7月15日まであったので、無料バウチャーと併用いたしました。
結果、2回目の受験で合格することができました。
3-使用した教材、勉強方法、勉強期間など
使用した教材
使用した教材は記事のタイトル通り無料の学習サイトを使用しました。参考書としては以下を使用しました。
動画コンテンツとして、Youtubeの以下の動画を繰り返し視聴いたしました。
4-おすすめの勉強方法
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AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト試験 対策動画を1.5倍速で視聴する
参考書を読むのは一切不要です。試験の出題範囲を網羅した日本語の解説動画は受験当時こちらの動画しかありませんでしたが、分かりやすかったです。
ここで全てを理解する必要は無く、通勤時間や隙間時間などに聞くようにしていました。 - Ping-Tの各項目の問題を一周する
1の動画を見終えても、初めはほとんど正解できませんでしたが大丈夫です。
無料コンテンツで一番解説が分かりやすいので間違えた問題は解説を見ましょう。 - Ping-Tの模擬試験を75%を3回連続で超えるようになるまで繰り返す
- Ping-Tの"【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計"を90%の正解率になるまで繰り返す
- examtopicsを二周する
実際の試験はPing-Tのような分かりやすい問題は少なく、examtopicsのように英語から日本語に翻訳したような問題が多かったです。
実際に行った勉強方法と時間
1回目の受験の対策として行った項目と学習時間です。
教材 | 時間 | おすすめ度 | コメント |
---|---|---|---|
AWS認定資格 ソリューションアーキテクトアソシエイトの教科書: 合格へ導く虎の巻 Kindle版 | 4時間 | ★☆☆☆☆ | 隙間時間に動画を見ていたため、動画の方が効率が良いと気づいたのと、スマホの画面では読みづらいというのもあり380ページほどで読むことをやめました。 |
AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト試験 対策動画 | 10時間 | ★★★☆☆ | 通勤時間やお昼休憩中に1.75倍速で、計3、4周しました。 |
AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト厳選試験問題 | 3時間 | ★★★★☆ | 参考書を作っている会社の社長が制作する一問一答の問題を動画にしています。厳選問題、チャレンジ問題ともに解説が分かりやすくシンプルな問題が多いので初めの一歩としておすすめです。それぞれ1周しました。 |
Ping-T | 20時間 | ★★★★★ | 問題集として、解説が分かりやすく各サービスの意味や活用方法について理解できるようになるまで問題を解きました。 |
結果
受験スコア:7032回目の受験の対策として行った項目と学習時間です。
教材 | 時間 | おすすめ度 | コメント |
---|---|---|---|
Ping-T | 20時間 | ★★★★★ | 模擬試験を計5周行い、連続で80%を超えるようにしました。 |
exsamtopics | 5時間 | ★★★★★ | 正解が間違えている問題が多い印象がありますので討論しているユーザーの意見を参考に、自信が無いサービスを重点的にしらべました。 |
結果
受験スコア:786
不合格時には、当日の10時間後に結果が表示されましたが、2回目の結果は4e営業日かかりました。
一説によると、合格点に達した場合に、不正などがなかったかの確認作業が入るため、時間がかかるとかかからないとか。。
5-モチベーションアップのために行ったこと
Google先生によると、- AWSエンジニア全体の平均年収は536万円
- そのうち、ソリューションアーキテクト資格保有者の平均年収は572万円
- フリーランスAWSエンジニアでは平均年収は996万円
実際は勤め先の会社によると思いますが、基本情報技術者試験など国家資格と比べても遜色ない人気度、知名度であり、他ベンダー資格と比べるとぶっちぎりで需要がある資格です。
この資格を取れば安泰か?と聞かれるとそれは難しい話ではありますが、未経験者が今後のスキルアップとしての取っ掛かりにはなると思います。
事実、転職サイトでAWS関連の求人を検索するとSAA資格者を希望する求人が目立ちます。
実務に勝る経験はありませんが、商社など販売店がAWSパートナーになる際にSAA資格者が〇人必要だったり、SESの案件でAWSを扱う場合は重宝されます。
6-今後AWSエンジニアとして活躍するために
AWS上でサーバーの構築ができます!AWSのベストプラクティスに基づいて設計ができます!
だけでは正直弱いと考えています。
AWSも結局は手段でしかないため、AWS上でビッグデータを活用するためにRedShiftを用いて分析を行うといったスキルなどを磨くことでプラスアルファの付加価値が必要になってきます。
資格はあくまでスタートラインであり、さらに自分自身に価値を加えられるよう努めていきたいです。