はじめに
たまにPower Automateのコネクタを眺めていると面白そうなものを見つけたりします。
今回は下記がそれに該当します
プレビュー段階ですが、使ってみて用途はありそうだなと実感するコネクタです。
記事は2024.07.08時点の情報
Microsoft 365 メッセージ センターは文字通り、Microsoft 365 管理センターのメッセージ センターの情報を取得できます。個人的にアップデートや障害情報がスグにキャッチできるのでは!と嬉しい機能です。
早速設定してみました。
Microsoft 365 メッセージ センターの設定
- Microsoft 365 管理センターにアクセス
- ナビゲーションメニューで
すべて表示
をクリック -
正常性
>メッセージ センター
- Plannerの同期
上記のように遷移していきます。
- ナビゲーションメニューで
Plannerの同期
- プランの設定
- メッセージ
- インポート
上記の3ステップ。
今回の検証に合わせてMicrosoft 365
という名前のPlan
とバケットMessage
を作成しました。
コチラの画面からPlanner
にアクセスし、作成することが可能です
同期するメッセージの設定
なぜかわかりませんが、メッセージはPlannerで表示されます。
今回はせっかくなのですべて更新
を選択。
主に障害情報、アップデートのピックアップがしたいと思っていますが、情報はあるに越したことがないので、ひとまず集めることにします。
Planner同期の設定画面
コチラにアクセスすると同期はPower Automate
でやる前提なんですね。
スケジュールされたトリガーで動きます。
Power Automte でフローを作成する
をクリックすると、見慣れたPower Automate
の画面に遷移します。
作成されたフローは自分と共有
タブに登場します。
共同所有者に、Planner
のMicrosoft 365チーム
が設定されていますね。
フローの中身
Microsoft 365 メッセージ センターは、Plannerとの同期
が設定されていること前提で動く仕組みです。
アクションはSync messages to planner
に限られています。
戻り値で取得できる値も、特段見当たらない状況です。
ここから更新したPlannerのタスクIDが取得出来たら面白いのですが。
{
"bookmark": "2024-07-05T21:39:47",
"lastSyncAttempt": "2024-07-07T14:00:08.7215436Z",
"lastExternalSyncAttempt": "2024-07-07T14:00:08.7215436Z",
"lastManualSyncAttempt": "2024-07-06T13:21:58.1524278Z",
"lastSyncErrorCode": null,
"lastSyncErrorMessage": null
}
Plannerの見え方
スクリーンショットのとおり、タスクとして設定されます。
比較的構造化されている情報となりますが、Planner
の特性上、メモに一括で情報が挿入されていました。
添付ファイルが付くところは親切設計ですね!
活用法
個人的にはSharePoint Lists
で見たり、Teams
でアダプティブカードの通知など作りたいところ。
同期に伴うPlanner
のトリガーが発火できないものか。
そしてメモ
に設定された複数行テキストをどう解析していくか。課題がありますね。
そもそもアプリが存在する
Microsoft 365 Admin モバイル アプリが存在するため、個人的な情報取得はコチラでも良いのかな、という印象もあります。
通知も来ますし、情報のピックアップがしやすいです。
とはいえ、できていない課題があるとなんとなく嫌なので今度トライしようと思います!