配列
配列とは
配列とは、変数が1つの値を保持するのに対して、配列は1から複数の値を保持することが出来ます。配列の使用用途として代表的なものは、データを纏めて管理することが出来ることと、ソースコードを効率よく記述することが挙げられます。またソースコードを効率よく記述出来るだけでなく、値の修正なども簡単に行える為、メンテナンス性にも優れています。
特にPythonの配列は他プログラミング言語に比べて、配列操作がしやすく、Pythonを使用するメリットの1つです。配列の使用例としては学生の名前を全て出力する場合などがあります。
ExcelのVBAなどで出来ることをを簡潔に行うことができます。
リスト配列の記述方法。
リスト配列を作成する記述方法は、下記になります。
配列名 = []
空のリストを初期化
空のリストを初期化したい場合は下記のよう記載します。
listA = []
リストの初期化<数値>
リストへは数値を直接入力することができます。
listB = [1, 2, 3]
リストの初期化<文字列>
数値と同様に文字列もリストへ入力できます。
listC = ["c", "d", "e"]
リストの初期化<数値と文字列>
数値と文字列を混在した形でリストを作成することができます。
listD = [3, 4, "d", "e"]
リストのて初期化<リスト>
リストの中に、リストを挿入して形でリストを作成できます。
Pythonのリスト柔軟性が高いです。
listB = [1, 2, 3]
listC = ["c", "d", "e"]
listD = [3, 4, "d", "e", listB, listC]
リストの中に変数の設定
リストの中には変数も入力することができます。
str = “AAA”
num = 5
listA = [3, 4, "d", "e", list4, num, str]
指定サイズ分(要素数)だけ0埋めをして初期化
0埋めも用途によっては使うと思います、
下記は、3要素数だけ0埋めしてリストを作成しています。
listA = [0] * 3
連想配列について
連想配列は通常の配列に加えて、キーを含んで管理することにより、配列を効率よく管理することができます。
連想配列の使用例としては、名簿の配列があったとします。
その名簿の配列に、連想配列のキーとして年齢を指定することで、名簿配列の年齢でまとめて利用することができます。
使用方法としても、SQLのSELECT文の使用方法をイメージするとわかりやすいと思います。Pythonの連想配列とは、ディクショナリを使用します。リストとは異なり、連想配列としてディクショナリを使用することで、キーとバリューで要素を格納します。Pythonで「辞書のリスト」は表データ(テーブル)を表すのに有効です。表データを1行1行処理するときに扱いやすいデータです。
また、表データは日常の業務でもよく使われるので、活用の幅はとても広いでしょう。ここから発展して、Pythonの「辞書のリスト」を「辞書の辞書」のデータに変換することもあります。
ディクショナリを作成する記述方法
ディクショナリを作成する記述方法は、下記になります。
ディクショナリ名 = {}