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raw文字列

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raw文字列

Windows環境で利用されるファイルのパスの区切り文字など、バックスラッシュ自体を文字列として定義したい場合があります。
文字列リテラル内のバックスラッシュはエスケープシーケンスとして扱われるため、「¥¥」のようにして2つ重ねる必要があり
面倒だし、文字列リテラルが見づらくなってしまいます。
バックスラッシュを含め、文字をそのままリテラルとして扱いたい時には、raw文字列を使うと便利です。
「raw」とは「未加工の」といった意味の形容詞です。raw文字列を使うと、入力した文字そのままの文字列を定義します。
エスケープシーケンスはコントロールコードなどに変換されず、そのまま文字列として扱われます。
raw文字列を定義するには、引用符の前に「r」を添えます。例えば、Windowsのパスをraw文字列として定義するためには
「r”C:¥path¥to¥file”」のようにします。

【raw文字列を利用する】
raw = r”C:¥path¥to¥file”
raw

‘C:¥¥path¥¥to¥¥file’

文字列で利用できるメソッド
以下では「S」は文字列オブジェクト、[ ]内の引数はオプションとします。※省略可

【find()メソッド:文字列を検索する】
S.find(検索したい文字列)[, 開始インデックス [, 終了インデックス]])

文字列Sの先頭から「検索したい文字列」を探し、最初に見つかった位置を0から始まるインデックスをして返します。
見つからなかった場合は「-1」を返します。
オプションの引数を与えて、検索をする範囲を指定することができます。
find()は文字列の先頭から検索を行いますが、rfind()というメソッドを使うと、文字列の末尾(右)から検索します。

【index()メソッド:文字列を検索する】
S.index(検索したい文字列[, 開始インデックス][, 終了インデックス])

find()と同じように動作しますが、「検索したい文字列」が見つからなかった場合は「ValueError」という例外を発生します。
rfind()に相当するrindex()というメソッドを使うと、文字列を末尾(右)から検索できます。

【endswith()メソッド:最後の文字列を調べる】
S.endswith(検索したい文字列[, 開始インデックス][, 終了インデックス])

文字列Sが「検索したい文字列」で終わっているときにTrue(真)を、そうでないときはfalse(偽)を返します。
オプションで与える引数によって、検索をする範囲を指定できます。

【startswith()メソッド:最初の文字列を調べる】
S.startswith(検索したい文字列[, 開始インデックス][, 終了インデックス])

文字列Sが「検索したい文字列」で始まっているいるときにTrue(真)を、そうでないときはfalse(偽)を返します。
オプションで与える引数によって、検索をする範囲を指定できます。

【split()メソッド:文字列を分割する】
S.split([区切り文字列[, 分割数]])

文字列Sを、「区切り文字列」で区切り、文字列のリストを作って返します。リストの文字列からは区切り文字列を除去します。
オプションの分割数を指定しないと、文字列の末尾まで分割を行います。
指定すると、分割を行う数を制限できます。
split()の分割数は文字列の先頭から数えますが、rsplit()というメソッドを使うと、末尾(右)からの分割数を指定することができます。

【join()メソッド:文字列を連結する】
S.join(シーケンス)

シーケンス中の要素(文字列)を、文字列Sを使って連結します。
結果として連結した文字列(コピー)を返します。

【strip()メソッド:文字列を削除する】
S.strip([削除する文字列])

文字列の先頭及び末尾から文字列を削除します。結果として、削除を行った文字列(コピー)を返します。
引数を指定しないと、スペース、タブなどを含む空白文字を削除します。引数を指定すると「削除する文字列」を
対象に削除を行います。文字列の先頭(左)のみを対象に同様の処理を行うlstrip()メソッドや、末尾のみを対象とする
rstrip()メソッドもあります。

【upper()メソッド:アルファベットを大文字に変換する】
S.upper()

文字列Sの英字小文字を大文字に変換し、コピーを返します。

【lower()メソッド:アルファベットを小文字に変換する】
S.lower()

文字列Sの英字大文字を小文字に変換し、コピーを返します。

【ljust()メソッド:文字の幅を合わせる】
S.ljust(幅[, 埋め草文字])

文字列Sを、幅(数値)を考慮して「左寄せ」します。文字列を表示する際、幅を合わせるために利用します。
文字列の長さが幅に満たない場合はスペースで埋め、結果の文字列をコピーして返します。オプジョンの引数では
幅を合わせるときに利用する埋め草となる文字列を指定できます。
同様に、右寄せを行うrjust()や中央寄せ(センタリング)を行うcenter()メソッドもあります。

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