#問題
Windows の話。
ふだん Python 環境は Anaconda に頼っているので、当然 Vim の Python 3 インターフェイスとしても Anaconda の Python 3.5 を参照させたいが、VC10 (Vim)、VC14 (Anaconda) とVCのバージョンが違うため gVimから Anaconda の python35.dll
を使おうとすると Vim 起動時に落ちてしまって出来ない。
Vim を VC14 でコンパイルすれば解決するかもしれないが、Kaoriya さん配布のバイナリが使えないのはつらいので、Anaconda ではない素の Python (こちらはVC10) を別途インストールして凌いでいた。
しかし、Anaconda が圧倒的に便利で、素の Python は使わないため、できればインストールしたくない。
#対応
https://www.python.org/downloads/windows/
上記で配布されている Windows x86 embeddable zip file をダウンロードして、
Vim のインストールディレクトリに以下の2ファイルを置く。
python35.dll
python35.zip
一種のインストールと言えなくもないが、2ファイル置くだけだし、コンパイルもパスを通す必要もない。これで Python インターフェースが使えるようになる。
netupvim
や diff
、pt
なんかも置いてあるので、この際 Vimのディレクトリが汚れるのは気にしない。
#その他
後は、これまで同様に、こちらなどを参考に jedi.vim
から Anaconda が見えるよう ftplugin/python.vim
を設定しておく。
http://qiita.com/repli/items/2bc6986f0be94555348a
Mac の場合は、brew install python3
し、
pythonthreedll
と pythonthreehome
を設定する。
if has('vim_starting')
if has('macunix')
" brew install python3
set pythonthreedll=
\/usr/local/Cellar/python3/3.6.4_2/
\Frameworks/Python.framework/Versions/3.6/Python
set pythonthreehome=
\/usr/local/Cellar/python3/3.6.4_2/
\Frameworks/Python.framework/Versions/3.6
elseif has('win32')
" embed 版のpython をダウンロードして vim と同じフォルダに置く。
" python35.dll
" python35.zip
endif
endif