Vivox ってな~に?
https://www.vivox.com/partners
PUBG, Fortnite, LoL, R6S, WoT, など世界的に売れている超有名ゲームで用いられている
テキスト/ボイスチャット提供ミドルウェアです。
2018年9月頃よりインディーデベロッパーでも無償で使えるようになりました(一部条件有)
日本国内ではほとんど導入事例を聞きませんが、現在ボイスチャットを導入するなら
間違いなくこれという状態なので知っておいて損は無いでしょう。
Vivox 導入フロー
アカウント作成まで
- 公式サイト(https://developer.vivox.com/) に行ってSDKを手に入れる心構えをする(ここ大事)
- 氏名とメールアドレスを登録
(ちゃんと確認用メールが届いているかチェックしよう) - 組織を入力
- 組織の審査を待つ
審査通過後~SDK 取得まで
-
アプリケーションの詳細設定
最悪間違えてもあとでアプリの編集から再設定できるので必要最低限で大丈夫です
今回はUnityでの開発なのでUnityを選択してリリースに必要なプラットフォームを選択しましょう
-
左側メニューのDownloadからSDKを選択
Android を選択していますが、UnitySDKを選択すると中にStandalone用とAndroid用とiOS 用のSDKがUnityPackageとして入っていました。とても優しいですね。 -
DLしてきたzip ファイルを解凍するとUnityCustomPackageがあるのでこれをUnityProject側にImport
ドキュメントについて
ReadMeには「ナレッジベースの~」という説明がありますが、日本語化UIだと場所がよくわからないので説明します。
- Developperページのところのドキュメントを選択
- バージョンを選択
- General Unity を選択
- ドキュメントページへ移動
- Vivox Core Unity: Developer First Stepsを見ながら初期設定を行う
Unityプロジェクト側の初期設定
カスタムパッケージをImport後からの手順です。
- Assets/Vivox/Samples/TanksUnityGameSample/Scenes/MainScene.unity を開く
- VivoxのDevelopperPortalからDashBoard 内にある先ほど作ったアプリを選択
- InspectorにあるVivoxVoiceManager にWebページに乗っているパラメータをセット
(画像はセキュリティの都合上値を一部非表示しています)
- Unity側のBuildSettingsにSceneを設定してビルド
まとめ
だらだらやって2~3時間でボイスチャット/テキストチャットが動きました。
Pixel3, Oculus Go, UnityEditor(PC)間で簡単にボイチャが出来るのは驚くべきことで、
謳い文句の36時間以内にボイスチャットが動くはあながち間違いじゃないなと思いました。
今回は導入フローまでですが、製品版で使うには別途審査があったりしますが、
導入ハードルの低さや性能部分に関しては文句なしといったところでしょうか。