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東証機器トラブル(10月01日) 記者会見 全文

Last updated at Posted at 2020-10-05

概要

10月1日に東証で発生した。
機器故障についての会見を文字に起こしました。

後々、記者会見の内容を合わせて機器トラブルなどについて詳細を調べたいと思い文字に起こしました。

誤字脱字があればご指摘頂けるとありがたいです。

使用ツール

以下のYoutube動画から文字起こしを行いました
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Youtubeの字幕を以下のサイトでダウンロードして修正
DOWNSUB

公開資料

2020/10/01 本日の障害について
要旨
資料

全文

説明

司会

少々時間早いでございますけれども本日障害に関する記者会見を始めさせていただきます。
説明者は皆様から向かって左側に2番目宮原幸一郎、東京証券取引所代表取締役社長。
皆様から向かって左から3番目東京証券取引所常務執行役員会へ横山隆介。
皆様から向かって一番左側の1席目、東京証券取引所、執行役員、川井洋毅。
皆様から向かって一番右側の月には東京証券取引所、IT開発部トレーディング部長田村康彦でございます。


宮原社長

それではよろしくお願い致します。
まずは私どもの売買システム障害によりまして、終日売買を停止することになり多くの市場参加者の皆様また投資家の皆さま方に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。

司会

これ以降説明に関しましては着席にて進めませていただきます。

社長・宮原

冒頭私の方から本日発生致しました受事象の概要について御説明を申し上げます。
本日、朝7時4分に売買システムのディスク装置の故障が発生したことに伴いまして、相場情報配信業務や売買監視業務に異常が発生いたしました。
これにより相場等の相場、株価等の相場情報が正確に配信できなくなりました正常に配信できなくなりました。
またシステムの再起動につきましてはそれを行った場合、投資家の皆様や市場参加者の皆様に対し混乱を生じることが想定されたところであり内外の市場参加者の皆様とも協議をしたところ、本日再開をした場合十分な顧客対応や円滑な売買の実施が難しい。
との要請もございまして終日売買停止をすることといたしました。
今後故障いたしましたハードウェア交換作業等を実施させていただく予定であり明日は通常の売買ができるよう準備を進めております。
事象の詳細についてはこの後、CIOの横山から御説明をさせていただきます。

私からは以上でございます。


CIO・横山

それでは続きまして私の方から本日の事象につきましてを配りをしておりますパワーポイントの資料に沿いまして重複する部分もございますがご説明をさせていただきます。

経緯でございますが本日7時4分に下の方にございますが、アローヘッドは大きく注文売買系のサーバーのつながりとそれから運用型のネットワークというふうに分かれておるんですけれども、この運用型のネットワークの方の共有ディスク装置1号機のメモリー故障が発生を致しました。

本来であればこれは1号機2号機と両現用で運航しておりますので共有ディスク装置2号機にいわゆるフェイルオーバーという形で切り替わるはずだったんですけれども、こちらに切り替わりが正常に行われないという事象が発生いたしました。

その結果としてきた結果事象でございますけれども右上にございます情報配信ゲートウェイ、これは相場情報を相場ユーザーに配信するためのまあサーバ、でございますけれどもこちらの方の配信処理に異常が発生しました。

また右下のほうにございますけれども。
これは取引情報側で売買監視している売買監視サーバ監視端末監視処理の方に以上処理が処理異常が発生いたしました。

この2つの事象が元々の共有ディスク装置の機器故障および、うまくフェイルオーバーできなかったということの結果事象として発生を致しましたています。

結果事象にそう言いまして申し上げますと右上の所の情報配信ゲートウェイからいわゆる相場情報が配信できなくなったということでございまして、売買投資をせざるを得ないという判断のもとを証券会社から注文経路。
すなわち参加者ゲートウェイというところの左側のところに遮断と書いてありますが、この部位とそれから情報配信ゲートウェイと相場ユーザーの方に情報が出て行く部位ございますがこちらを遮断、前場開始前に遮断をいたしまして売買を停止したという処理を行ったところでございます。

共有ディスク装置のうまく切り替わらないという部分につきましては本来自動で切り替わるところを強制的に切断をして共有ディスク装置の2号機のみで稼働できるという状態にはできましたものの、このような全体の状況を見ますと売買を再開するためにはシステム再起動を行う必要があるという判断でございまして、全体システム再起動を行った場合には先ほど宮原からご説明したところと重複いたしますけれども投資家や市場参加者に相当の混乱が生じるということが想定されまた市場参加者との話の中で顧客対応、円滑な売買の実施の困難さというようなことで週日売買停止に至ったというところでございます。

明日の市場再開に向けてというところでございますが本日中に共有ディスク装置の故障したメモリ。
これについての交換を致しまして全体システム再立ち上げ。
そして1号機、2号機で正常に稼働していることの確認ということを実施し明日は正常に市場を再開するということの準備を進めるという予定でございます。

また、まあこれは非常にレアなケースではございましたけれども、その共有ディスク装置のメモリー等の機器故障が伴って切り替えを行う、うまく正常に行われないということがないように同故障発生時には速やかに本日を行ったような遮断処理と2号機。ないしは1号機ですがの切り替えというものが速やかに行われ、売買に影響がないような体制。
これは人的に干渉し強制的に切断をするという体制でございますけれども、こちらも大勢は当分の間、対象をしきまして本日のような事象が起きないということを通していきたいというふうに考えてございます。

細い点いろいろあるかと思いますがそこら辺はちょっと質疑の方でお答えさせて。
いただければというふうに思いますのでまずは私からの説明は以上でございます。

質疑


質問1

司会

それでは質疑に移らさせていただきます。
ご質問のある方は挙手をお願いいたします。
質問の際には冒頭に社名等お名前を必ず。
お願いいたします。
なお各社に2問までとさせていただきますのでご了承ください。
それではご質問のある方挙手をお願いいたします。

では最前列左から3番目方。

日経新聞・佐藤

日経新聞の佐藤と言います。
質問2点ございまして、そもそものちょっと原因のところなんですけれどもなぜこの故障が起きたのがあって、説明でサイバー攻撃等ではないというご説明があったと思うんですけれども、まあそうではないと判断する根拠とも含めてちょっと教えてくださいというのが1点目。
2点目がですねこれも原因のところちょっと関係するんですけども、バックアップですよね。
自動で切り替わるという話だったんですけども、これができなかったと2012年とかの時もですね。

その切り替えがうまくいかずにっていうとの場所が違うのかもしれないんですけど障害が起きています。
でそれを踏まえてなぜこのバックアップが働かずに結局取引しかも終日ですねえ。
2012年は午後から売買再開したりしていると思いますけれども、それに至ったのかという点について教えていただきたく、それを踏まえた上でこの終日停止という事に対してですねまぁこれ宮原社長だと思うんですけれども経営の責任というのどう考えになるのかこの点について教えて下さい以上です

CIO・横山

それでは最初のこの部位だと特定した理由と言いますがサイバー攻撃ではないということでございます。
故障個所はまあこれログ等からですね。
この共有ディスク装置教育するディスク装置といって言いますけれども筐体には、いわゆるハードディスクの部分とそれをコントロールするためのCPU、メモリ等積んだマザーボードというものからなっておりまして、全体的な制御はそのCPU、マザーボードの方で行ったよっているんですけれども、このメモリの故障であるというような最終的にですねえといろんなログが出るんです。
けれども最終的にその部分のログというものが判明しておりまして、かつその時機の方はも取り外しをしておりましてとそこの部分と特定はできております。

サイバー攻撃に関しましてはここが直接外部とながってないという部位であるということもありますけれども、取引所の各ネットワーク前半に対しまして常時リアルタイムで例えばDDos攻撃等についての監視は行っておりましてそうしたところで異常が検知しておりません。

それから両現用で過去に同じようなフェイルオーバーの失敗といいますかそうしたことに起因する障害があったじゃないかとようなことでございます。

この装置そのものはですね非常に物理的なものでございます。
そしてとフェイルオーバーができるということに当然設計をしております。
またこのフェイルオーバーするための消すとというものも当然稼働前にですね。
共有ディスク装置のみならず各ゲートウェイであるとかトレーディングサーバーなどについてフェールオーバーのテストを行っておりますそうしたことを確認した上で稼働に至っているということでございますが、そうした際に今回と同様の事象が実は起こっておりませんでテストではうまく2号機なら2号機に切り替わったということは確認できております。

従いましては、なぜ今回起こったのかということになるんですけれども。
先ほど申し上げましたようにフェイルオーバーそのものは物理的な機器の切り替え、ということになりますので先ほど申し上げましたマザーボードの中に司に入っているおそらくとそこの中のファームウェアやと言いますかそこのプログラムによって切り替えているものをという風に考えますけれどもその何が悪くてうまく切り替えができなかったというところに関しましてはこの障害部位を取り外しまして今これ富士通から納入されているものですけれども富士通製品部の方に持ち込みまして詳しい中の解析というのを進めているところでございますが、しかしながら今この段階ではその理由ですかね本当の根本原因のところは判明していないというのが、正直なところでございますと富士通さんにはできるだけ早期に進めていただくというようなことで依頼をしているところでございます。

社長・宮原

私の方から3点目のご質問でございますけれども市場預かる者として責任を痛感しております。
冒頭申し上げましたように多くの関係者の皆様方に大変なご迷惑をお掛けしたということに対しまして深く改めてお詫び申し上げます。
その上で私どもといたしましてはJPXグループ全体として原因の徹底的な究明を行いその上で再発防止策の万全を期すということでその上で経営の責任の明確化というのを果たしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。


質問2

司会

続きましてご質問のある方挙手をお願いいたします。

では白いスーツの方はいお願いいたします。

テレビ東京モーニングサテライト・野沢

テレビ東京モーニングサテライト野沢と申します今回の障害で市場への影響を伺えればと思います。
特に海外投資家への影響です。

どのような声がありまして実際にどういうふうに対応されたのかそして今後の影響について伺えればと思いますよろしくお願いします。

執行役員・川井洋毅

それでは私の方から申し上げます。
本日売買を停止したということでその影響につきましてですけれども、今現在コメントをすることはなかなか難しいと思いますけれどもせっかくのがこの丸々の1日のですね。
全銘柄についての取引機会を逸してしてしまったことになりますんで、今後については海外の投資家の方だけではなくてですね。全ての投資家の方々に申し訳ないと思っておりまして今後その影響についてはきちっとフォローしていきたいなというふうに思ってございます。


質問3

司会

ありがとうございます
それでは御質問なる方。
では、左から4列目の方。

NHK・古市

NHKの古市と申しますよろしくお願いします。
少しちょっとわかりやすいちょっとわかりにくい部分があるので、端的にお伺いしたいんですけども、この共有ディスク装置というのはやはりその東証が高速取引に対応するために導入している。
アローヘッドの中にあるものなのかそれでも外の部分にあるものなのか、その部分についても伺いますでしょうか?

CIO・横山

アローヘッドの中にある部分です。
アローヘッド全一体としてアローヘッドと呼んでおります

NHK・古市

ということは今回あるアローヘッドのシステムに障害があったという理解で、よろしいでしょうか?

CIO・横山

どういう言い方が正確かっていうのはありますがアローヘッドは非常に多くのサーバーから構成されております。
ずっと全体で350台ぐらいだったと思うんですか、まあそうした機器がたくさんあって全体としてアローヘッドとして機能して動いているわけでございますが、アローヘッドの中の機器の1つに障害故障があったと機器故障があったということが引き金となっているということでございます。

NHK古市

ありがとうございます


質問4

司会

はい。それでは
では真ん中一団のはい。

NewsPicks・片平

NewsPicksの記者をしております、片平と申します。
すいません、ちょっとこの図自体がいまいちよく理解しきれないんですけれどもこの共有ディスクのメモリーというのはどういう情報を保存するようなものなのかっていう、その流れがちょっとよくわかんなくて

CIO・横山

共有ディスク装置はいろいろなそのゲートウェイサーバーで処理する上で共通で持っている。
運用という風に書いてるんですけどもシステムはアローヘッドでいうと9時から取引が始まるんですがその前に立ち上げをしていくつかの処理を経て注文を受け付けて処理していくというのは一連のシステムの処理の流れがあるんですけれどもそうしたものの、いわゆるジョブと言いますけれども定時点で何か処理をするような情報であるとか、それからの監視端末売買監視サーバーがうまく働かなかった原因なんですけれども機器のそのIDであるとかアドレスみたいなものであるとかはここの処理ということよりはそうした共有で必要な情報を一箇所に集めてそこでなんていうんですかねえっと保存し且つと各サーバーの処理に提供しているというような機能を持つ装置でございます。

したがってそういうでは参加者系とかトレーディングサーバーそのものは今回で言うと特段問題なく正常に動いていました。
ではなんでその情報配信ゲートウェイのところに不具合が生じたかということなんですけども、情報配信ゲートウェイの中で通常のリアルタイムの相場情報以外に定時点で情報を送るというようなものもございまして、例えば銘柄の情報であるとかですねそうしたものの起動するためには今申し上げました、いわゆるジョブと言いますか何時になったらどういう動作をしなさいというような情報が入っておりましてそこにがうまく連携できずに結果として情報配信ゲートウェイから情報の配信処理に異常が発生したという風に見ております。

NewsPicks・片平

ごめんなさい、よく理解できないんですけど、その定時点っていうのはどういう感じのものですか。

CIO・横山

定時点っていうのは例えば何時に何か処理をするとか何時に取引をするよとかっていうそういうすごくざっくり言うとそうなるんですが情報発信で申し上げましたように取引が始まってしまうと、どんどん相場情報が知ってそれを流すだけみたいな処理になるんですけれどもその前処理みたいなものとして何時に何かをしなきゃいけないみたいな。
それ約束事っていうんですかね。
そういったことがございましてそこのところに不具合が生じたという風に見ております。

NewsPicks・片平

何時に何っていうのはどういう処理になるんですか。

IT開発部トレーディング部長・田村

例えば、なんですけども売買が始まる前に当日の基準の値段の情報ですとか。
時間の制約ですとかそういったものも売買を行うための基礎的な情報となります。


質問5

司会

ありがとうございます
2問まででお願い致します。
えっと次はじゃあ前から左から3番目の方。
女性の方へ。

読売新聞・小沢

すいません、読売新聞の小澤です。
えっと大きく2点、ご質問があるんですけどもまず。
今日ホームページとかで一部流すの見て詳しい説明がなかったというところで、もう少し情報を開示するべきだったのではないかと思うんですけども、そのあたり宮原社長にお伺いしたいというのが1点と。
あともう1点が売買停止時間が何時であったかというのを改めてちょっと教えてください。

社長・宮原

情報の発信につきまして大変申し訳ございませんでした。
私どもとしては先ほど横山からもご説明申し上げましたように原因の究明ということに相当程度の時間を費やして慎重に開きました。
でその結果はある程度ここではないかということが想定されたんでそういう時点で速やかに情報発信を私どもとしてはしてきたつもりでございます。
けれどもそういったことで情報発信を遅かったんじゃないかという御指摘につきましては今後重く受け止めてですね、対応していきたいというふうに考えております。
申し訳ございませんでした。

執行役員・川井

日本女の売買停止時間でございますけれども8:54にこちらのへのですね。
証券会社と参加者ゲートウェイネットワークを遮断しておりますので8:54が売買停止時間ということでご認識いただければと思います。


質問6

司会

はい、続きましてえっと左の一番最前列の方にします。

共同通信・平川

共同通信の平川と申します。
えっと2点質問があります。
一つ目の原因のところでいわゆるきっきーハードハードウェアの故障ということでおおよそ今見当がついているという説明ですが。なかなかその保有システム障害でハードの故障っていうのは、まぁ、かなりレアケースだというふうに思うんですが、そこはやっぱり富士通さんとも話した上でおそらくすることであろうということになっているんでしょうか?
で決してとのパラメータの設定だとか定時作業が終わらなかったとか、そういうことではないとまずそういうことなんでしょうか。

CIO・横山

はい、えーとハードウェアの故障によってま売買停止につながるということそのものは今回招致しまったので大変申し訳ないんですけれどもハードウェアの故障そのものがございます。
先ほど申し上げの人に非常に数多くのサーバーで構成されておりますし可動部位もあるというようなことから、ただそれはの結果としてこのようにフェイルオーバーがきちんとされるとか二重か三重かといったことをしているとか、あるいは夜中に検知すれば当然交換を致しますしそれから予防で交換するといったような様々な施策の中でハードウェアの故障がこうした売買の停止に繋がらないというのは当然のことながら、いろんな対策をこれまでも打ってきているところでございます。

でその上で今回の部位に関しましてはそうしたようなことではないというのは実際先ほど申し上げましたように交渉吹いを取り外しましてそれを持ち込みしているという、ところまで出来ておりますのでそのように確認しております。

ただなぜフェイルオーバーができなかったというところの、さらなる原因のところについては現在究明中というところでございます。

共同通信・平川

もう一点、その関係で今後その責任の所在については富士通さんと協議をされていくということになるのか、というのとあとの再起動ですね。
例えばこれ30分とか1時間とかある程度時間を見越してもしかしたら購買、午後には間に合うというような判断もあり得たかと思うんですが、やっぱりそれは難しかったのでしょうか?

宮原社長

責任の所在の件につきまして私の方からお答えをさせていただきますけれどもあくまでも・
富士通さんは機器を納入しているベンダーさんでいらっしゃいますので市場運営者としての責任は私共に全面的にあるという風に考えております。

IT開発部トレーディング部長・田村

2問目の再開についてございますけれどもまあなぜシステム再起動によっては、例えば後場からでも再開できなかったのかというご質問だと理解しておりますけれども今回の場合すでに朝注文を証券会社の方々から我々受け付けている状況でございます。

そういう中で取引時間中に一からシステムを再起動するということはお預かりした注文も全部リセットするということになります。
通常証券会社さんと我々の関係でどういうふうに注文がやり取りされているかと言うとうちに注文が出されました、その通知が返りました、約定しました、訂正しました、という形でそこの連続性が保たれた形でですね。
証券会社さんも管理されているような状況でございます。
そうなると出したにも関わらず朝からのように丸々リセットって言うことになってしまいますと証券会社さんも通常等は全く異なる管理をしなくちゃならなくなりますのでその対応に混乱が生ずることが予想されまして、またその背後にいらっしゃいます投資家の方々への対応も難しくて、投資家の方々にも混乱が生じてしまうということが考えられます。
それは結局は円滑に取引ができない、安定的な市場運営ができないということで考えられましたので市場が参加者の大手証券だとか外資系証券会社さんネット証券さんまたベンダーそうしたところにもうヒアリングを行う上でどうしていったらいいかということで、やはり私が申し上げたような困難性がありますのでやはりここは必要参加者の安全な取引ということと安定的な市場運営ということを優先し本日は終日売買停止をして明日から通常通り売買ができるようにしたほうが良かろうということで判断した次第でございます。


質問7

司会

質問のある方
右側の前から2、3列目

日経新聞・井川

日経新聞の井川と申します。
情報開示に遅れがなかったのかどうかをですねちょっと検証するためにも本件に関するこの時系列をもう少し整理していただきたいです。
具体的に言うと7時4分に故障発生とありますがこれを東証として把握したの何時で、これを受けたこの故障の発生やこの故障に伴う売買停止ですね。
対外的に公表したのはいつなのかであったり本件に関わる情報開示をそれぞれ時系列で整理していただける範囲で教えていただけないでしょうか。

CIO・横山

障害の検知はパワーポイントの資料でございますように7時4分でございました。
その後これは取引参加者向けということになりますけれども、先ほど申し上げました。
情報配信がうまくできていないというところ、これが実際に見える事象としてございましたのでそちらの旨を通知いたしたのが8時1分でございます。
その後ですね、売買停止の具体的なその方針を決めてと通知したのが8時36分でございます。
で先ほど川井が申し上げましたようにシステムとして売買停止の実際のオペレーションしたのが8時54分ということになります。
今の答えでよろしいでしょうか。

日経新聞・井川

東証のホームページのこの場合システム障害の第一報がホームページに上がったのが8時36分でしょうか。
これいわゆる一般の方が見える状況になったのがいつなのかというのを教えていただきたいんですが。

執行役員・川井

時系列につきましては確認しまして可能な範囲でお知らせさせてもらいます。

日経新聞・井川

はい、以上です


質問8

司会

はい、質問のある方
えっと左がのスタンディングで立たれている方

テレビ朝日・板倉

テレビ朝日の板倉と申します。
社長に伺いいたします。
これまで Never Stop という合言葉でシステムを開発されてきたと思うのですが結果的に、こうして止まったことについて今どのように受け止めていますでしょうか。

社長・宮原

繰り返しになりますけれども市場の運営者として大変な責任を痛感をしているということでございます。
私ども日常日頃からですね。
今お話がございましたとおり Never Stop ということをですね。
合言葉システム部門のみならず業務部門を含めてですね。
色々とシステムの対応に万全を期すということによって市場の安定的な運営を行うということを心がけてきたわけでございますけれども、今回このような事象が発生知ってしまい多大なご迷惑を関係者の皆様に及ぼしたことに対しましては本当に深く反省をしております。

また今後とも Never Stop ということは忘れずにですね引き続き原因究明の徹底と再発防止策の徹底を務めくなりたいと考えております以上でございます。


質問9

司会

またご質問のある方。
では左のから2番目。
前から2列目左から2番目にしましょう。

日経新聞・菅(すが)

日経新聞の菅を申します。
すでに本日8時の注文受付時間から8時57売買停止まで証券会社から注文が出ていると思うんですけれどもその注文の取り扱いは今後どうするのでしょうか。
というのが1点。

もう一つは証券会社または投資家はに何らかの損失が出た場合にその損失を補填するであるとか賠償するような方針というのがあるのかどうか。
をお願いいたします

執行役員・川井

まず1つめの注文の取り扱いでございますけれども。
発注されて我々に受け付けた注文でございますけれどもこれはの結果的に売買停止ということで売買がなされなかったということになりますので通常通り、今日でもう執行して明日からは執行っていうのはキャンセルということに執行されて、明日からまた新しい注文として発注されるという取り扱いになります。

社長・宮原

保証の件につきましてはこれ繰り返しになりますけれども我々としてはまず徹底した原因の究明その上で再発防止策に万全を期すということをまず行いたいという風に考えております。


質問10

司会

またちょっと後で追加にさせてください。。
他に質問がある方は受け付けます。
中列の真ん中の手を上げられている方。

日経クイックニュース・長井

日経クイックニュースを長井って言います。
先ほどの河合さんが証券会社が受託済みの注文があったんでシステムリセットしちゃうと混乱が生じるのでリセットできずに終日売買停止したとこういう話でしたけれど、だとするとその今回と同じようなケースがまた生じた場合は例えばその前場だけで売買停止を終了する。

とかいうことにはならずに終日売買停止のケースが増えてくるんじゃないかと思うのですが、その辺について教えてくださいというのが一つと。
それからの東証の場合は今回のようなこのシステム障害に伴う障害っていうかなり頻繁に起きるんですがなぜそういうことが起きるのか。

えっとその原因がわからずに明日以降を正常化するというふうにおっしゃっていますが原因がわからずに、わかんない場合は正常化でいけないんじゃないかという可能性もあると思うんですが明日以降、正常化しない可能性についてどの程度あるというふうにお考えなのか教えてください。

執行役員・川井

1問目のご質問ですけれどもちょっとことになるかどうかわからないんです。
けれども今回のように注文我々が受け付けた後にえっとこのような形で売買を停止した。
遮断し停止した場合についてはあり移行することがまた大きた場合ですけれども今回同様にやはり証券会社さんとの間での対応もございますし、またと証券会社さんはお客さまとの関係もございますで我々も復旧に再起動ということは復旧に時間がかかりますのでどうぞそうならないように今してるわけです。
けども同じような形になるとは思います。

そういう意味では2問目のご質問のちょうど横山から回答させて頂けますけれどもそうならないように機器交換だとか検知した場合には早めにそこの対処が打てるようにして今回のような流れにならないように今取り組んでいるというところでございますけどちょっと詳しくは横山からご説明いたします。

CIO・横山

後半のところの根本原因がわからないのでどうなのかという点でございますが先ほど申し上げたことと少し重なりますけれども自動的にフェイルオーバーするという部分が何らかのタイミングでうまくいかないというところのではないかという、その被疑の部分のですね。
根本原因のところ分かっておりませんがどこが壊れたかということそれから本来的な設計上共有ディスク装置は1台でも業務の運行には問題が無いことそこははっきりしておりますので従いまして強制的にで本日もそういう意味で言うと強制的に1号機を切断するということができておりますので、その検知とそれからそれを速やかに実行するということを準備しておくことによって明日以降の売買の再開についてはその形で再開するということできちっとした準備を進めているところでございます。


質問11

司会

はい
続きまして最前列の水色のシャツの方

東洋経済・梅垣

東洋経済の梅垣と申します。
よろしくお願いします。

まずはのお伺いしたいんですけどもこれまでその1号機だけで動作したことがあるのかどうかというのを教えて下さい。

CIO・横山

1つの機械でですね。
本番ではございませんがそうしたテストを行って実際にそれで正常に稼動するということの確認はできております。

東洋経済・梅垣

テストではあったということですね。
2問目なんですけれども今回メモリの故障ということなんですがこれまでに同じ部位が故障したことはあったかどうかそれからこの部品の平均の寿命考えて定期的におそらく交換するんだと思うんですけども最後に交換したのはいつだったのかというのを教えていただけますでしょうか。

CIO・横山

今のアローヘッドが稼働したのが2019年の11月でございまして、そういう意味ではまだまあ一年経ってないという状況なんですけれども、そういう意味ではここの部位で故障が発生したことはなくと、その時に導入した機器でございます。

東洋経済・梅垣

そこから交換してないという事ですね。

CIO・横山

はい


質問12

司会

はい
次の質問ある方。
最前列の女性の方

金融ファクシミリ新聞・鮫島

金融ファクシミリ新聞の鮫島と申します。
まず1点速やかに切り替えできる体制を確立するため人的監視体制を当分の間、実施するとのことなんですけれどもこの当分っていうのは具体的にどの程度を見ていらっしゃるのかっていうのがまず1点目とあと2点目で今日中にハード交換とシステム再立ち上げを実施して明日からは正常に市場を再開するとの事なんですけれども今日中に例えばそのシステム際立上げとかがうまくいかなかった場合は明日にも必ずその市場再開ができるとも限らないと思うんですけれども、もし今日中にそれうまくいかず明日にも市場再開ができない場合にはどのぐらいのタイイングでそれを公表するのかというのを教えて頂ければと思います。

CIO・横山

先程申し上げましたように自動的に切り替わらないと、根本原因の追求というものをメーカーと一緒に出来るだけ早急に突き止めるというの目処が立つまではちょっとそれを続けるということになります。
目処がつくというのは具体的な条件等がわかれば、その条件を回避するようなこともできますしファームそのものを直すといろんなやり方があると思うんですけれどもいずれにしても、それまでの間はそうした形で体制を続けるということです。
それから後者の質問ですけれども、機器交換等の準備はも当然進めておりますし繰り返しになりますけれども2号機は正常に稼働しているということもできております。

なので本日おおよそ7時半ぐらいを目処にですね明日の準備が整うかどうかというところの通知等については準備をしているところです。
ちょっと確実に7時半かどうかというのはちょっとありますけれどもあまり遅くならない時間帯でとその旨の通知ができればというふうに考えております。


質問13

司会

左一番で前から2列目の女性の方で。

日経BP・永倉

日経BPの永倉と申します。
2点をお聞きしたくて1点目が自動的に切り替わらなかった原因が今究明中ということなんですけれど可能性として何がありますハードウェアなのかソフトウェアなのかと、また2012年の時切り替わらなかった人的っていう指摘もあったと思うんですけれど可能性として今何を考えられているのかってないと1点目です。

あともう1点で終日停止するっていうのを決められたのが割と早く感じたんですけれどもその辺はBCPはあらかじめ作られていてそれにとってのそれに沿っての対応だったのかそのあたりをお伺いができませんでしょうか。

CIO・横山

えっとまず前段のところですが、繰り返しになりますが原因究明中という事ですのでなかなかちょっとその部分について透明感お答えするのは非常に難しいのです。

けれども実際の故障箇所が先ほど申し上げましたで物理的な部分というよりはマザーボードの近辺の実際にはメモリーなんですけれどもということとそれから切り替えるためのその仕組みというものがこれはプログラム的に、あるいはソフトウェア的に切り替えるというようなことを、その中に検知した後にということからするとそこらへんがということがちょっと推計されますけれども、ただちょっとあまり予断を持ってということは、返ってなんですかね、原因究明も遅らせる可能性もなりかねないという部分がありますので今判明しているあそこまでというところでございます。

執行役員・川井

それから2問目の終日停止するという判断が比較的早かったのではないかとご質問でございますけれども本日のように停止をして復旧をできるできないって言ったところでですね。
各証券会社さんは後場からどうするんだろうと、またさらにはその後どうするんだろう、ということで非常に影響を与えてしまうことになります。
そういう意味では早めのうちに市場関係者の方々にこの復旧する場合の影響度合いをときちんと確認しようということで午前中にヒアリングを行い我々が復旧するとしてらこういう方法だということでお話をしてですねこれはなかなか難しいというご意見もありましてそうであれば早めに開示した方がを打つした方がその後の準備対応も円滑になりますのでなるべく早めということでそのように判断対応させていただきました。


質問14

司会

では左のちょうど中段ぐらいまで一番左の方でお願い致します。

NHK・木村

NHKの木村と申します2点質問があるんですけれども。
1点目はそのアローヘッドなんですけれども2019年の11月に刷新をしたというふうに公表されているんですけれども今回の部品もその際に交換したということでいいのかというところと、いろんなアローヘッドの機能があると思うんですけれども、今回その影響が出たのが相場情報配信機能の売買管理機能たとテスト機能の3つという認識でいいんでしょうか。

CIO・横山

機器に関しましては昨年を動かした時にに全部入れ替えをしてますんでその時に導入した機器ということになります。
それから今回アローヘッドの各種機能のうちどの部位どの機能に支障が生じたかというのは御説明申し上げましたとおり情報配信ゲートウェイの配信処理の部分とそれから売買監視サーバーに付随する間処理の2点2カ所でございます。


質問15

司会

はい
その他質問のある方と。
今度こちらの今リストバンドされている方。

朝日新聞・吉田

朝日新聞の吉田と申します。
この共有ディスク、1号機2号機ともですね。
東証内にあるという風に聞いてるんですけれどもそれこの2つともがダメになったら今回のに取引できなくなるのかということと。
他にですね、要は350台サーバーあるなんていう話がありましたけれどもこれ以上のバックアップそちらないのかまたあと災害とか考えるとですね東京以外の場所大阪ですとかまあそういうところにバックアップのシステムがあってもいいのかなと思うんですけどその辺の方はいかがでしょうか。

CIO・横山

場所は公表しておりませんけれども、システムに関しては全般的にデータセンターに格納しておりまして現状プライマリーのデータセンターとそれからセカンダリーのデータセンターと2箇所を有して万が一の災害時、今御指摘ありましたように例えば大規模地震であるとかそういった場合にはプライマリーからセカンダリに切り替えて売買を継続するとこれは瞬時というよりもそうした災害時ですので災対としてそのように準備をしております。
それからこれは昨年公表しておるんですけれども全体としての今プライマリーセカンダリーがどちらも関東圏にございまして、さらなる BCP の向上ということで関西圏へのセカンダリーセンターの移転と言いますかセカンダリセンターの設置というものを推進しております。
こちらについては昨年公表したとおりでございます。
ただ今はまだ関東圏の中のセカンダリプライマリでございます。

【質問が飛んでいる(マイクで拾えてない)】

すいません、そういう意味で言うとと共有ですけど1号機と2号機が完全にと機能を喪失するということになりますとそれはその段階では売買停止になります。
そのためのは一応バックアップということでございます。


質問16

司会

では続きまして中断、こちら真ん中の方で。
白いスーツの隣。

NewsPicks・片平

すいません、このNewsPicksの片平です。
この共有ディスクの1と2の場所なんですけれど片方がのプライマリーでパターンがセカンダリーというそういう意味

CIO・横山

両方とも。プライマリーです。
プライマリーの中での両現用です、
セカンダリーにはセカンダリーで同じ共有ディスク装置があるということでそこは別々です。

ここで、書いてある1号機2号機はとプライマリーのセンター中に両方ともあって両現用で機能するように設計っていうかと設置してあります。

NewsPicks・片平

そういうことでしたら今回そのセカンダリーの方を立ち上げてそっちから使うとそういう可能性とかっていうのはなかったんですか。

CIO・横山

先ほど申し上げましたようにセカンダリは大規模災害時のイベントで少し時間を要するようななんてですね。
リカバリーの中で機能させるというような思想で用意しているというところがありますのでやはりこれはこのディスク装置のところの不具合を解決するということと、それから先ほど替えの方も申し上げましたけれども全体を再立ち上げするということによっての再開の道というものを探っていたというところでございますます。

NewsPicks・片平

それって数日レベルとかそういうレベルでの再開はセカンダリー用イメージてるような。

CIO・横山

BCP に関しては一応取引に関しては24時間以内に復旧するという形で公表していたかと思います。

NewsPicks・片平
数時間レベルでは困難ということなんですね。

CIO・横山

はい

NewsPicks・片平

あとちょっとシステム周りすごく難しいのでちょっとどなたか会見後残ってい説明していたことができないんですか。

執行役員・川井

ちょっとこの可能な範囲でお答えて出来る範囲はお答えしたいと思いますけれどもちょっと詳細につきましては適宜のご質問を受けた場合についてご回答させて、その場はその後になるかもしれませんけどもご質問を受けいたします。

NewsPicks・片平

はい


質問17

司会

右側の前から1番目

日経・増田

日経の増田です。
質問2点あるんですけれども、今日終日売買停止というふうになりましたけれども相場欄の表示というのはどういう風になるんでしょうかねつかずっていう扱いになるんでしょうか。

執行役員・川井

新聞の夕刊を見ても横線になっているようなので、明日の朝刊もそうなると思います。
値つかずということなんですね。

日経・増田

TOB を実施してる会社もあるかと思うんですけれども、会社は狩猟日を設けてますけれども今日の事態を受けてこうした企業の扱いはどういう風になるのでしょうか。

社長・宮原

現時点ではその TOB そのものについては各社が期限を設けて対応しているということでございますので各社のところでご判断をされるんだろうと思いますけれども私どもとしては特段その期間については現時点で何かの対応するという風には考えておりませんかいました。

日経・増田

ありがとうございます。


質問18

司会

日経ヴェリタス・坂部

日経ヴェリタスも坂部と申します。
1点目確認なんですけど寄り付き前に証券会社さんから東証に入った注文の取り扱いはこれは結果的に今日売買が不成立だったので今日の注文はもうこれはキャンセルということでよろしいんですよね。

執行役員・川井

そうです。
こういう売買停止に関係なく、うちに出された注文でその日約定しなかったものは立ち合いが終了したらもうそれぞれクリアされて翌日また新しく出していただくというプロセスを踏んでますので、今回もそれと同じということになります。

日経ヴェリタス・坂部

新しくだそういうのは投資家が出すんですかそれも証券会社で溜まってる注文が流れてくるということでしょうか。

執行役員・川井

それはまちまちだと思いますが、預かり注文なら証券会社が出されると思いますし、色んな種類があると思います。
投資家さんがまた1から出される場合もあるでしょうけれどまあいずれにせよ投資家の方もしくは証券会社の方から再度出していただくという。

日経ヴェリタス・坂部
2個目なんですけれども今日付けでその例えば信用取引の反対売買しなきゃいけなかったとか、あとその追証が発生したとかひどが逆日歩が発生したとかとですとか、あるいはその企業側からすれば IPO とか企業も今日も明日も予定されてますけれどもそのあたりの影響っていうの整理していただけるとありがたいですお願いします。

執行役員・川井

信用取引の扱いそして実務的な影響もございますのでこちら整理してへと証券会社の方にもご通知してるんですけども、今1つ1つお答え出来る材料がないので後ほどお答えさせて頂きますでしょうか。

社長・宮原

今日はのテクニカル上場という形で3社ほどですね。
上場を予定されていた企業の皆様がいらっしゃいます。
この皆様方にはですね本当に大変多大なご迷惑をおかけして申し訳ないと思っております。
今後繰り返しになりますけれどもこういうシステムトラブルで終日取引が行えないようなですね。
状況を作らないということでですね私どもの市場の責任を果たしていきたいというふうに考えておりますのでよろしくお願い致します。

執行役員・川井

1問目のご質問のちほど広報の方からご回答させていただきます。


質問19

司会

ご質問のある方。真ん中
青いネクタイされている方がいいでしょう。

テレビ東京・加藤

すいません、テレビ東京の加藤と申します一部ちょっと確認の部分もあるんですけれども、富士通さんの方に機器を持ち込んで原因を究明しているということだったんですけれども、これは原因が究明できない状態でも明日再開するという理解でいいのか、それとも悪魔で原因の究明が再開の条件になるって言うのかどういったことになるでしょうか。

CIO・横山

繰り返しになりますけれども原因究明しているというのは自動的にフェイルオーバーできなかったということの原因究明ということでございまして被疑箇所そのものは特定できており機器を交換するというようなことも準備としては整っておりますのでその原因究明はあくまでも自動的に切り替わらなかったことをどうするか。
先ほどどなたかからも御質問ございましたが仮にレアだとはいえ今日起きてますので仮に同じことが起きたらどうするかという部分についてはと自動ではなくて手動によって切り替えるということによって売買を継続するという、そこまでの準備をした上で売買を明日から再開するということで進めているところです。

テレビ東京・加藤

ありがとうございます

司会

はい、続いて質問のある方。
一番最後列の方にしましょう

NHK・長野

NHKの長野です。
わかりにくかったので、念押しと言いますか確認でお伺いしたいんですけれども、明日の午前9時から取引が再開されるということで間違いないのかっていうのが1点。
つまりまだ決まった再開に向けて準備を進めておられるっていうのは承知してるんですけれども明日の午前9時に取引が再開されるのかどうかで午後7時半ぐらいに判断をされるということなのか。
ちょっとその辺もう1回整理してお伺いできますでしょうかというのが1点目です。

2点目はですね。
今日はやっぱり日銀の短観の発表とですね。
重なりましてやっぱりそういうなかで取引が停止されてしまったという事をどう受け止めるのか。
あと政府が国際金融投資構想の推進というのをですね。
掲げる中で、それに対する影響っていうのをどういう風に見ておられるのか、ご所見をお願いできればと思います。
宮原さんにお伺いします。

CIO・横山

最初のご質問でございますけれども明日から売買を再開するということでございます。
その準備が整ったという事を夕刻7時半頃に通知したいという風に考えております。

社長・宮原

2点目の質問について私の方からお答えさせていただきます。
ご指摘の通り本日日銀さんの方で短観発表したということでこういう大事な統計情報が発表されたことに伴いまして投資家の方々は通常こういうものを参考にしながら取引を行うということが多いかと思いますけども、そういった意味で本日私どもが終日取引売買を停止したということで大変ご迷惑をお掛けしたという風に考えておりますし、政府等の方でですね国際金融センター構想というのをですね。
今いろいろとご検討されているという中で本来であれば資本市場のですね大事なインフラである取引所においてこのような終日の取引停止という事態を起こしてしまったことに対して大変申し訳なく思っております以上でございます。


質問20

司会

ご質問のある方。
一番私から見て左側の最後列の方に。

日本テレビ・安藤

日本テレビ安藤です。
お願いいたします。
途中の質問で損失補填について売買自体が約定されていないのでというお答えだったと思うんですけれども、その売買だけではなくてまあ今日例えば約定したお金で何かの決済をするとか個人とか個々の投資家、企業でいろんな影響そして実質的な損失っていうのでているかと思うんですけれどもそういったことをへの、対応とか案とその具体的な対応はこれから協議とかそういう話になるのかもしれないですけれども、具体的にどういうところに迷惑をかけたかっていうのを思いがあれば教えていただきたいんですが。
社長にお願いいたします。

社長・宮原

冒頭も申し上げましたとおり、本当に多くの市場参加者そして投資家の皆さま方はじめ上場企業の方々に対しましてもですね。
大変なご迷惑をお掛けしたと思っております。
私どもとしてはこれも繰り返しになりますけれどもまずは徹底した原因究明を行った上で再発防止策に万全を期しそれと同時に今回の取引がどのような形でですね各投資家の方々参加者の方々へ等へのですね。
影響を及ぼしたかということにつきましてはですね改めて皆様方からですね色々とお伺いをしたいという風に考えております。
そういった皆様方からのご意見歌、考え等をお伺いした上でですね。
さらに私どもとして再発防止策の徹底頭に取り込んでいきたいというふうに考えている次第です。
以上でございます


質問21

司会

はい、次の質問。
私から見て左側の柱列の方。
一番左側のはい。

読売新聞・米蔵(よねぞう)

読売新聞の米蔵と申します。
一点伺いしてください。

装置が2つセットのプライマリーがあってまた2つセットのセカンダリーがあったっていうことでまず理解したんですけど、それだけ緊急時に予防、救えるように予防線張ってあったのにましてや装置1、2の切り替えだけで手動で切り替えても急場しのげたっていう事なのに今回それができなかったとで終日の取引停止まで追い込まれたとここまでの理解間違いないですかね。

CIO・横山

はい

読売新聞・米蔵(よねぞう)

そうなるとこれは緊急対応マニュアルの不備の問題なのか、それともそのマニュアルに基づいてやっていれば被害は抑えられたのに現場が判断を誤ったのかあるいは再起動を前提に復旧を進めたまま経営陣の判断のミスなのか、故障の発生などその後で被害拡大に人為的なミスはなかったのかっていうことについてお考えを伺いたいんですが。

CIO・横山

プロセスに関してはどういう時系列を含めてですねどういう事象が起きて、そこの時点でどう判断して、最終的にまず前場が空いてそれから終日売買停止に至ったというプロセスについては先ほどから申し上げた通りです。
我々そのまあ特に IT の部分とそれからマーケットとしてはまあ株式の人間が主には対処に当たったということになります。
けれども、そこの中にその人為的なミスがあったかどうかあるいは、設計全体に間違ったところがなかったかどうかというところについては答えるのが難しいのですけれども、システムを設計でありますのでそのセカンダリプライマリの組み合わせであるとか、個々の危機をどういうふうに冗長化するから、そしてどういうふうに切り替えていくかというところはまたちょっと部位によっても違っておりまして、例えばトレーディングサーバーで言うとこれは非常にコアな部分などで3重化してるとか言ったようなことだったりいたします。
で、その是非に関してあるいはその切り替え方に関してあるいはより良くする今の技術でですねより良い方式を取り得るかどうかとか言ったところで改善のその余地がまったくないというふうに思いませんし先ほどご質問が出ている根本原因が何かというところを踏まえた上でより影響を小さくするより早期に復旧する復旧する場合も関係者にできるだけ混乱が生じないような形で復旧できるようなことをこれはちょっと積み重ねをするしかないと言う。
あらかじめそこを100%一番いい形で設計をするということがもちろんできれば良いのだと思いますけれども誤曲かもしれませんが一昨年に一部のサーバに後電文が集中して結果として市場関係者にご迷惑をお掛けしたという事例もございましたけれども、明日ああいったようなこと過去事例をいくつか持ってあるんですけれども一つ一つ積み重ねをしてより良い方法はどうかということを追求していくしかないそれが宮原が申し上げた市場運営に万全を期すであるとか再発防止を徹底するということだと思います。
今の段階ではそのような答えになりますがよろしいでしょうか。


質問22

司会

前から2列目のちょうど中真ん中の方にさせていただきます。

時事通信社・水元

時事通信社の水元です。
よろしくお願いします。
先ほどその政権の国際金融都市構想への影響についての質問がありましたけれども、政権も一つデジタル化ということで DX の推進をうたっている中でのこういうトラブルに関してどのように考えられるのかというの宮原社長に伺いしたいのと。
その影響について原因究明と再発防止策など解明って言ってるんですが時間的どのぐらいのその term いつごろまでにっていう風に考えられていらっしゃるでしょうか。

社長・宮原

最初のご質問ですけれども本当に今、政府を挙げてですね国際金融センター構想というのをですねご検討取り組まれている時にですね。
このような事象を起こしてしまったことに対しましては大変私どもとしては申し訳なく思っております。

その上で事象の究明含めて再発防止策についてはですねこれは富士通さんともですね。
色々と協議をもうすでにしておりますけれども速やかな対応を図っていきたいということでいつ頃までというのはですね。
なかなかこの現時点ではですねお答えができないということでご理解をいただければと思います。

ただ極力速やかに対応していきたいということでございますしそのデジタル化という世の中の大きな流れの中でですね。
私どものこのシステムというものもですねきちんとそういった対応ができるようなですね。
仕組み作りというのをですね今回の事象も徹底的に解明をした上で取り組んでいきたいというふうに考えている次第です。

司会

まだご質問を受けてしてない方をちょっと優先的にさせたいと用意させていただきたいと思います。
では左側の奥の方、

日経新聞・中村

日経新聞の中村ってもうします。
ちょっと確認なんですけどもこのハードは富士通から納入だということなんですけどもその切り替えるシステムとかその周辺のシステムに関しても基本的には富士通だという認識でよろしいんでしょうか。
それとあとこの異常が発生した情報配信の売買監視とかのについては去年バグとかはなくという理解でよろしいのかというのが1点目です。

CIO・横山

お答えしてよろしいですか。

日経新聞中村

はい、お願いします

CIO・横山

はい。その切替装置は共有ディスク装置の中に内在しているといいますかそこに付随した機能でございまして、全体として富士通製という理解で結構です。
それから情報配信ゲートウェイ、売買サーバー等に例えばプログラムバグであるとかそういった不具合がは生じておりません。

日経新聞・中村

わかりました。
一義的にもすべて富士通さんの機器なりシステムのバグなりが原因であるということを理解しました。
それで富士通さんへの損害賠償みたいな請求についてはどうなっていくのかちょっと考えを聞かせてください。

社長・宮原

これは先ほど申し上げましたとおり市場運営全体に対する責任は私共にございますので、損害賠償という点では現時点では考えておりません。


質問23

司会

はい、他ご質問のある方。
最前列の真ん中の方にさせていただきます。

東洋経済・山田

東洋経済の山田です。
内外の市場参加者とも協議したところ、難しいとの要請もあり終日売買停止することとしたという風に書いてますけども内外の市場参加者っていうのは先ほどのお話だと大手証券、外資証券、ネット証券、ベンダーということでしょうかというのが1点目です。

執行役員・川井

おっしゃる通りございます

東洋経済・山田

そこで圧倒的にこれは停止した方がいいねっていう声があったということなんですか。

執行役員・川井

対応にはいろいろ困難性を伴うということを確認できたからです

東洋経済・山田

ありがとうございます。


質問24

司会

はい、その他ある方。
一番最後列の私から見て一番左側の方にさせていただきます。

財界・小浦

財界の小浦と申します。
2点お願いします。

福岡、札幌、名古屋の各取引所も同じシステムを利用されているということで停止されましたがこの3取引所と現在の状態は対応状況っていうのを教えていただきたいのが1点目です。

2点目がその大阪取引所に関しては利用しているシステムであるとか違うということで通常通りの売買、デリバティブとされたわけですけどもこの平常通り動かすことに関するその大阪取引所との対話の状況についても教えていただけるとありがたいです。
以上です

社長・宮原

3取引所の対応につきましてはご案内通り、私どもの方でシステムを3取引所に提供させていただいているということでですね。
当然のことながら今日も終日私ども同様ですね。
取引を停止をしたということでございます。
従いまして私の方からですね。
適宜3取引所の理事長にはですね。
状況等について御報告をしているという状況でございます。
当然のことながらトップレベルだけではなくてですね。
事務方のところではシステム部門、業務部門出るところでですね。
適宜3取引所のご担当の方とはですね連携を取らせてただいているということでございます。

執行役員・川井

大阪取引上は独立した J-Gate というシステムを使っておりますけれども、我々の障害の状況などについても適宜連携しておりまして J-Gate との方は通常通り運航しているということですけど情報については蜜に連携してやってございます。


質問25

司会

おうけしてない方を優先させていただきたいと思いますが、
まだお受けしてない方でご質問のある方。
では中段の私からみて右から2列目の方ですよ。

日経クイックニュース・高輪

日経クイックニュースの高輪と申します。
ちょっと基本的なことというか確認なんですけれども今日は休場ということになるんでしょうか、それとも開いたという形になるのかどどういうがの運営になるのかっていうところを改めてちょっとしっかりと教えていただきたいなと思います。

執行役員・川井

今日は休場ではなくて市場は開いたということになりますで注文も発注を受けたということですけれどもシステムの障害によって売買が停止されたということになります。


質問26

司会

では他に質問してない方で手を挙げられている方。
最後列の真ん中の白いシャツの方にします。

テレビ朝日・宇田川

テレビ朝日の宇田川です。
近位の中でシステムの再起動を行なった場合に混乱が生じることが想定されということなんですがこのシステムは再起動を行った場合はどういった今といったことが起こると想定されたのでしょうか。具体的な教えてください。

執行役員・川井

システムの再起動というのは、電源を落として、再度立ち上げるという形になります。
我々のほうでは証券会社の方々から多数の注文を受け付けているというものでして、通常であればそれが何かしらの事情でキャンセルされれば、約定しなければ通知が変わり約定すれば通知が変わりだとかそういうやりとりをしながら証券会社さんの方で発注した注文がどうなっているかっていうことを一つ一つ管理しながら取引を行っているのが通常でございます。
今回再立ち上げということになると電源をリセットして立ち上げることになるので受けた注文のデータはすべて失われて、前場まで進んで行った状況もまた朝からっていう風なシステムの認識でしたとすることになります。
そうすると証券会社さんにとってはだした注文なのに聞いてしまってということで非常に、その連続性の管理が難しくなったりだとか通常とは異なる対応がやっぱり各社さんで必要になってきますのでそういう意味では円滑に取引を再開するというのは中々難しいというふうに判断した次第でございます。


質問27

司会

お受けしない方だけ手を上げて頂ければと思います。
白の方にします。

朝日新聞・鈴木

すいません、朝日新聞の鈴木と申します。
フェイルオーバーについてテストでは正常に行われて正常に切り替わっていたということでしたけども、テストっていうのは通常どのくらいの頻度でこうやっているものなのか、で最後にテストしたのっていうのはいつ頃になるのでしょうかっていうのがと1点と。
すいません、ちょっと理解が間違っていたら恐縮なんですけどもこの今回のような例えばこういう1号機がダメなら2号機っていう箇所っていうのはこのどのくらいあるんでしょうかっていうのは例えばこの注文売買型ネットワークとかの中にもこういうその1号機がダメなら2号機また先ほどおっしゃったように3号機って言うように切り替えていくような場所っていうのは何ヶ所ぐらいあるのかっていうのと。
後、関連してなんですけどとの原因が究明できないと難しいかもしれないんですけれどもそのフェイルオーバーができないような事象っていうのは他の箇所でも起こりえるんじゃないかなというふうに思ってしまうんですけれども、これは今回のこの共有ディスク装置固有の問題なのかまぁ他のところでも起こり得る問題なのかちょっとその辺わかっている範囲で教えてください。

CIO・横山

強制フェイルオーバーのテストは稼働前に行っています。
なのでその時ということになるのですが後の質問とも絡むんですけれども、基本的にアローヘッドでたくさんのサーバーがあると申し上げましたが、なぜそんなにたくさんあるかというと機器故障というのは起こり得るということを想定の中で複数台用意して切り替えて正常に動かすという前提でたくさんの機器を用意しています。
従いましてフェールオーバーする箇所というあフェイルオーバーする機能というのはたくさんあるのでそれについてへと随時テストを稼働前にを行って確認しているということになります。
それでそのフェイルオーバーのその危険性というか、そのによる障害の可能性というのもあるんじゃないかという話でございますけれども確かに過去をですね。
アローへッドでは実際にはないんですけれども、他のシステムでそうした不具合が生じたケースもございますしまた他社事例でですね必ずしも JPX じゃなくてそうしたことによる不具合が生じたというニュースもあったりして、そうしたことがあるというようなことの認識のもともちろんそうした情報があればそうした機器に関しては原因究明を受けた機器の点検とかっていうものを致します。

さらに加えて先ほど「じゃあまた起きたらどうすんだ」という話の中でと物理的に強制切断をするというふうに申し上げました。
けれども強制切断をするというのは仕組みをですねえ取り入れたりしている箇所もございます
よりそのクリティカルの部分に対してはそうした手当もしているということで、これもどなたかのご質問にあったように全部をきれいにも100%の形でもちろんを動かせれば本当にベストなんですけれども、そうしたいろんな経験であると過去事象を積み重ねながら今いまの形に持ってってるという中で本来いければここに関してももっと何かできたのではないかという部分ございますけれども、まあそこを一つ一つ積み重ねて改善していくということかと思っております。


質問28

司会

質問されてないか方にまず限りたいんですけれども。
質問され者右側の集団の方にさせていただきます。

日経クイックニュース・中山

すいません、日経クイックニュース中山と申します。
まず、情報配信ゲートウェイが異常発生したということですけれどもこれはでも定時点情報まあ繰り上げてとかもう1回再送するということで解消できて行くことができたのかっていうのがまず1点と。
過去には取引を午前中止めて午後から再開するということがあったと思います。
その時と今回の違いはなんなんでしょうか。

CIO・横山

まず最初の質問の情報配信ゲートウェイ、そのものの何かなぜか動作というかあるいはその復旧の仕方によって何ができなかったかというところなんですけれども。
先ほど申しましたにその実際に取り抑止取引をしているリアルタイムで自動的に相場が流れることは良いのですけれども何時に例えば取引前にこういう処理をするとかっていうようなその定時点にやるバッチ処理的なものの指図というものが共有ディスク装置の方に格納されているということからなかなか非常に短時間でですねそれを例えば人為的にに人間によってリストア、そういう情報をこちらの方に渡すとかということは難しかったというふうに判断しております。

それから何が違ったかというのは個々の事象があるので非常にお答えする、仕方が難しいのですけれどもそこはやはりちょっと障害の部位とその結果起きた事象と言いますか、よるということではないかと思いますそれが部分的に極めて限定できるとかですね。
言ったような事があれば例えば前場だけとか2時間だけとかいうこともありだと思うんですけれども、今回で申し上げますと。
起きた場所もそうでなんですけれども結果としてはやっぱり全銘柄に影響が及ぶとような事態でございましたので結果としてそういう風になったということだと思います。


質問29

司会

左から半袖Tシャツ、プロシャツの方

日経BP・岡林

日経BPの岡林と申します。
先ほどの質問あったんですけど改めてもう1回確認させていただきたいんですけれども、障害によるその全面停止が起こった時の BCP というのを、どのように定めていらっしゃったのかその相模でらっしゃった中で今回のその全面停止という判断はどういった規定というかに基づいてやられていたのかまたその内外投資家へのヒアリングというのもですね。
そういった BCP に沿った対応なのかというのをまず1点目としてもよろしいでしょう

執行役員・川井
こうした全面停止てますがシステム障害が起きたときにどういう対応するかというのは、おっしゃられる通り我々の中でのシステム障害マニュアル、そのプランに沿って行われることになります。
そういう意味では発生した場合にはすぐ関連部署、関連システムで集合しその内容について状況を把握しまた参加者への影響、取引を行えるのか行えなのかそこをきちっと見極めたうえで停止する、停止しないという判断を行うことになります。

今回7:04に障害が発生し障害を最初に検知しその後影響をと見極めながらその間でも市場関係者の方から問い合わせを受けたりだとか我々の方からもどういう影響になっているかと言うこともコミュニケーションしながら最終的には8時半ぐらいのところでへと停止をするということで実際に提唱したのは9時直前ですけれどもそのようなプロセスを行ったということでございます。
で再開についても同じでございまして、より再開については慎重に行わなくてはいけないわけでございまして先ほどの横山が申し上げた通りこうした事態で、もし復旧するのであれば再起動という形になりますということで我々のほうで我々が判断でですね。
それをやってしまいますと取引所の売買システムというのはうちが動けばいいだけではなくて証券会社の方と全一体となってですね運営してどう動くものですし、そこで価格が形成されますので証券会社の方々にこういう前提での復旧方法だけれどもいけるかどうかといった、ところでいろいろお話を伺いして各社様によって影響の重さだとかえっとその内容というのはそれぞれ違いますけれどもこのまま復旧するとむしろと市場に影響混乱を与えてしまいまして結果的にへと投資家の方々にもご迷惑をかける可能性があるとって復旧にも相応時間がかかります。

そうなりますと、それだけのリスク残された時間をやって混乱というリスクを取るかどうかということを午前中のところでですね判断して、決定したということでございまして全体の流れとしては BCP の我々のマニュアルに沿った形になってございます。
ただ初動だとかその間のプロセスでよりへと工夫すべきことがないのかどうかだとか、先ほどご指摘いただいたとおり外部への情報、こうしたものをより頻度高くですねやるべきじゃないかといったことについては原因究明再発防止とともにですねどレビューをした上で改善を図っていきたいなというふうに思ってございます。

以上でございます。

日経B・P岡林

はい、ありがとうございます。
2点目としてなんですけども今お話しいただいたそういった BCP の点はですね過去の例えば2005年大規模障害と踏まえて改めて整理された部分かなとも思うんですけれども今回のその障害においてですね。
これまでの教訓どういった教訓が活かされたのですとか、そういった部分をお聞きできないでしょうか。

執行役員・川井

今回の教訓につきましてはまだ本日時点では発生事象と目の前での対処策にとどまっておりますので根本原因を含めてわれわれのシステム部門での対処もしくは業務部門の対処と市場関係者とのコミュニケーションもしくは情報発信について、そういう改善点があるかについてはこれから深掘り知っていきたいと思ってございます。

本日はそのような回答になってしまいます。


質問30

司会

最後列、真ん中の方はまだだと思いますね。

テレビ朝日・平本

テレビ朝日、平本と申します。
私から2つ伺わせてください。

まずこの紙にあるこの事象の説明そもそもここにきてまたそもそも恐縮なんですけれども共有ディスク装置1、2にというものがどういうことを仕事をしている装置なのかこちらもう少し優しく教えていただけないでしょうか。
できたらその横文字使わずやさしく教えてください。
で途中ですね。
この事象の関連で別の記者さんからの質問で手動で切り替えれば急場をしのげだに、そうしなかったんだということでばそうだというご回答されていましたけれども、改めてこれ手動で切り替えて2の方に切り替えていれば取引を出来たのに、切り替えなかったのはどうしてか理由をもう一度教えてください。

CIO・横山

共有ディスク装置がどういう機能を司っているかというのを横文字をなるべく使わないようにということなんですけれども、繰り返しのちょっとわかりにくい説明になってしまうのかもしれませんが数多くあるアローヘッドのゲートウェイサーバーとかというのはもう全部サーバーだというふうに思っていただければ良いのですけれども高速で処理をせず全体としては高速で処理をするために作っているわけですけれども、そうしたサーバーが共通でもっておく情報の中で共用で置いておいたほうがいいというものをこのディスク装置の中においているということでございまして、じゃあ具体的に何かというふうに申し上げれば今回不具合が生じた例えば情報配信ゲートウェイで言うと定時点、定まった時点ということですけれども、例えば9時にとか8:50にとか、すみません今のは仮ですけれども時点で処理をしなければいけないのは何時に何をしなさいよというような命令がまあ例えば格納されているということが一つ。
それから売買監視サーバの方であったんですけれども全体としてサーバーコンピューターの組み合わせでになっておりますのでどういうサーバーが配置されていてそれぞれの、なんていうか通信を行う際のアドレスであるとかそれから ID で売買監視サーバーの場合は人が触りますのでパスワード、そういったものを格納していたりというようなサーバーいろいろなサーバーの中で共通して一所に置いておいた方が処理場効率的といいますか都合がよさそうなものについてここに格納しているということでございます。

それから最終的に終日売買停止になった理由というのもこれも繰り返しお話が出ているかもしれません。
けれどもシステム再起動を行わないと正常な形でアローヘッドとして本日の処理を行うことが難しい。
共有ディスク装置の機能そのものについては自動的に切り替わらなかったというところで1から2というの強制切り替えというものを行いまして正常になったわけですけれども、その9時何分という時間がどんどん過ぎて行ってしまっている中ではあのシステムとして整合性を保ってきちんと売買をすると様は中の情報が変な風になってないって言うんですかね。

それを一からか確認にしようとするとおそらく再起動よりももっとはるかに長い時間が今日の障害事象の場合はとそうなってしまうということから色んな選択肢はあるものの当日復旧ということでシステムそのだけのですね。

当日復旧ということでいうとやはりシステム再起動というのが安全確実また時間的にもと短い。
ということでございましたしかしながらそうであってもその後起きる混乱と言いますが入ったものは川井が申し上げたとおりです。


質問31

司会

重複されて2回目を質問がない方はもう1問で限って頂ければと思います。
ほんと聞きたいことだけでお願い致します。
一番左側の私から見て一番左のどちらの方

NHK・古市

NHK古市です。
ありがとうございます。

明日売買が再開されるというケースについてなんですけども例えばのいつもより値幅の例えばストップ高であったりとストップ安になるだったりそういう基準をどうするのであるかなど特別な措置を設ける予定があるのか、いやの午後7時半に行った目処お知らせするとおっしゃってましたけれども。
それどういう形で例えば会見なのかあるいはホームページなのかレクなのかどういう形を考えてらっしゃいますでしょうか。
お願いします。

執行役員・川井

1点目の明日の売買でございますけれども本日は結果的にねつかずという状況でございますので明日の基準となる値段は昨日の終値をもとにその日の制限で幅が適用されるということになります。

で現在は7時半頃を目途にを周知しようとしてます。
明日に向けての対応はございますが、今の所HPでご通知するとともに

司会

広報からもご連絡させていただきます。

執行役員・川井

後明日の早い段階ですね。通常通り売買するとホームページの方で開示する予定でございます。
以上でございます。

【聞こえない質問】

執行役員・川井

特別な取り扱い行わない予定です


質問32

司会

では最前列の水色のシャツのお願いします。

東洋経済・梅垣

東洋経済の梅垣と申します。
宮原さんにお伺いいたします。

東証への一極集中を進めてきたことに関して認識をお伺いしたいんですけれどもこういった事態になったときに国内に有力な市場が分散していればある程度影響を抑えることもできるかと思うんですが株式会社としてはですね、戦略として一つの市場に集中を進めてきたというところだと思います。

で一方でですね。
市場の運営者としてはその公的な責任も持っているわけですけれども、その利潤を追求する株式会社であるということとその公的な性質を持っているということの構造的な問題についてどういうふうに認識されているかどうかというのを教えていただけますでしょうか。

社長・宮原

一極集中を進めてきたっていうことなんですけれども、私どもといたしましては投資家の皆様の利便性を常に考えながらどういった形であればですね投資家の皆様が安心して取引をして頂けるかということを前提にですね。
各制度の構築でありますとかシステム対応してきたということでございます。
それは一極集中を狙いとしてやってきたわけではなくて、あくまでも私どもの市場インフラとしての責務をきちんと果たしていくために必要な対応を取っていこうということで進めてきたわけでございます。
ご案内のとおり、私ども東証も株式会社ですし JPX は上場会社でございます。
東証は JPX グループの一員でございますんで、ご指摘の通りですね。
やはりこの収益と公益のバランスをどう取っていくかというのは常に私共に課せられた大事な問題だと思っておりますが、ただまずは前提としては私どもとしては市場運営を安定的に行う、ということをですね第一に考えているということを改めて申し上げたいと思いますし、そういうふうに考えているのにこういう事象を起こしてしてどうなんだというご指摘もあるかもしれませんけれども、そういう観点からはやはり市場運営としての責任をきちんと果たしていくことを引き続き私どものミッションとして考えていきたいというふうに思っております。


質問33

司会

では水色のネクタイの方。

時事通信・川崎

時事通信の川崎と申します。
メモリ装置の故障であるということが特定できたのは今日の何時ぐらいだったのかということを知りたいのが一つ。
もう一つは今日の取引をどうするのかということについて証券各社とヒアリングをされたということですけどその中でだいたい全体の何割ぐらいの会社が終日売買停止することを希望されたのかその辺りについてお願いします。

CIO・横山

最初のご質問でメモリ装置という話だったんですけれども、なんて言うんですかねえ。
我々は常に機器を監視をしているの機器の監視の仕方というのはの機器というのはエラーが出るとメッセージが出てくるということで目視で確認するとよりもそうしたエラーメッセージを短調に考えていくということになります。
先ほど一番最初に検知したのが7時4分これはその時間でございます。
その際に出てきたエラーメッセージ等メッセージというのはもちろん1つだけ出てくる場合もございますけれども、そこに付随して出てくるメッセージもございます。
今回で言うと情報配信ゲートウエイや売買監視サーバーでも不具合がありましたのでそちらからもメッセージが出ていました。
もちろん複数出てもですね、それらをそのなんていうかきちんと分析するようなツールを入れていますのでそこで何が何だか分からなくなってしまうということではもちろんないんです。
けれどもそうした複数出てきたメッセージを解析をしてこれはシステム的にも解析できるようなものを入れているんですけどもその上で原因を特定していくというのプロセスがございます。

なので第一時的に検知したが7時4分なんですけれども、その後その最終的にこのメモリだということや、そのメモリがの故障によってうまくフェイルオーバーできていないということやそのメモリを強制的に殺すと言いますが、切断すれば2号機に移り変わるというのができたかというところはちょっと時系列機にずっとございまして最終的に9時半ごろにですね。

そのに2号機、1号機を物理的に切断をして強制的に切断をして移ったということなどで、すみません7時4分の中から9時半の中でそうしたものを順次確認をしながらそこに至ったということです。
売買停止の話はそれとは別に結果事象としての情報発信がうまくいってないというのはそれはそれで別途そのシステムのを原因究明た別の話として結果事象としてそこはわかっておりますからそこはパラレルで判断しながらしていたということになります。

執行役員・川井

ヒヤリングした先で何割かということですけども、何割かってことなかなか申し上げにくいんですけども各社各様にですね。
提供合間の今回のような停止の仕方はまだコネクションの遮断という形で通常はきれいな形で売買停止するんですけれども、接続を切る様な形であっておりますし先ほど申し上げた通り色注文をもだしたものがクリアされてしまうという中で各社のやり方で違いがありますけど、それはきちっと補足して管理し必要に応じて投資家の方々にどうしますかということで、ご案内をしたりとないですね。
そういうことも必要となる証券会社も想定されます。
そういう意味では何割かということは申し上げにくいんですけれども、そうした点も踏まえて影響は少なくなく、このまま再開するとのもしかしたら30分取引できるのかもしれないと、ただそれに比べてあまりにリスク大きく混乱が生じてしまいますのでこれは我々の責任でございますので二次災害みたいな形でそしてことが起きることはむしろ好ましくないので早めにもう終日を停止し度我々も翌日から、参加者の方々もそれに向けた対象いただくということで判断した次第でございます。


質問34

司会

大分質問が似通ってきた部分もございますのでと質問のある方は手を挙げてください。
大分1時間半以上過ぎてきておりますのでそこである程度を区切っておしまいにできればとは思っております。
順番に当てますので、最初最前列の方で、白い色のスーツの方で最後に真ん中の今を上げていてあげてきている方。

可能でしたら重複されたら1問に絞って頂ければと存じます。

金融ファクシミリ新聞・鮫島

金融ファクシミリの鮫島です。
現在のアローヘッドが導入されたが19年の11月ということなんですけれども、そこから今日までの間に350台ぐらいの機器の中で故障したものがあったのかあったのであればそれは富士通製だったらが別のメーカーさんのものだったのかっていうのをお伺いできればと思います。

CIO・横山

機器はすべて富士通から納入されたものです。
それから機器故障はありました。
売買に影響あるようなものはありません。
機器が故障して故障あるいは保証してそれを取り替えるということはちょっと何回あったというのをまでちょっと今申し上げられないんですがあったかないかということではあります。
これは今回のアローヘッドに限らずコンピューターに詳しい方であればあれだと思いますけれども壊れる物っていうとちょっと言い方変なんですか、それを前提として交換をしたり今回のフェイルオーバーのしまいをしたりということで動かしていくものだというふうに認識ておりますのでと壊れたということはございます。


質問35

司会

ありがとうございます。

?(テレビ東京モーニングサテライト野沢)※名乗らなかったため声で判断

宮原社長にお伺いいたします。
質問が重複するかもしれませんが改めましてこのトラブルが起こった際にマーケットへの影響、謝罪の面も先ほどございましたがどういったことを頭の中でお考えになったのか、それからこれから海外市場を開きますけれどもそのあたりの影響も含めて頭の中の考えちょっと聞かせいただいてもいいでしょうかよろしくお願い致します

社長・宮原

まさに繰り返しになるかもしれませんけれども、まずやはりその投資家の皆さま方がこの日銀短観等が発表されるというような、ある意味下期のですね。
初日でもあったわけですけれどもそういったタイミングでですね。
取引ができないとで海外等においては昨日のNY市場の動きとございまして、そういったものを反映した形でですね。
本来であれば本日取引が行われていたかもしれないという中でですね。
本日終日取引ができなかったということに対しては大変申し訳なく思っております。

あとは先ほども繰り返しになりますけれども、本日テクニカルな上場を予定されていた会社様もいらっしゃいますし先ほど御質問でございましたあの TOB の期間にかかっていらっしゃる上場会社さんもいらっしゃったということでですね本当に様々な関係者の皆さまにご迷惑をおかけすることになるなということを痛切に感じたしだでございます。
その上で私どもとしてはですね。
JPX グループ全体として本当の意味での再発防止策ということをですね。
改めて徹底をするということでですね今後取り組みたいという風に考えている次第でございます。

以上でございます。


質問36

司会

3番目

朝日新聞・柴田。

朝日新聞の柴田と言います。
こうしたシステムトラブルが起きた場合はそのインパクト最小化するためしていくのを感じだと思うんですけども、そのためには市場のとのコミュニケーションっていうのが大切だと思いますが、今回証券や外資系証券とかにヒアリングしたっていうことですがどこの社とかどういうヒアリングをするかっていう指定とかマニュアルがあるんでしょうかあるいはない場合、今回どういう選び方をしたのかということですね。
で合わせてその今回のヒアリングを含めた市場参加者とのコミュニケーションについては適切だったと考えるか何か得た教訓があるかとかそこらへんも教えてください。

執行役員・川井

こうした事象が発生した時にはまあ参加者ま主要なプレーヤーにはきちっとへとか確認しないとどう復旧する方とかそういうことはありませんがですが、マニュアルに沿った対応になります。
今回の発生事象も含めてどのようにやりとりしたら、より実効的だとかより改善が図れるかっていうのはというとこれから今回の事例を基にですねレビューしていきたいなというふうに思っておられます。

CIO・横山

若干補足いたしますと一昨年に起こったアローへッドでの通信障害に伴う参加者にはご迷惑をかけた事象というのをご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんけれども、あの時に同じように会見の中で申し上げたんですけれども、あの時は実はのフェイルオーバー我々とフェイルオーバーができたんだけれども証券会社さんとの間でそうしたフェイルオーバーに伴っていろんな切り替えたとかっていうのを準備十分な準備ができていなくて結果として証券会社の方に混乱とご迷惑をお掛けしたというような事象でした。

その反省を踏まえまして、こうした切り替え、これは今回の事故とは先に言ってしまうとこれ、アローヘッドのどちらかと内側の処理と言いますがあまり証券会社さんと直接接続してない部位だったものですから必ずしも、そこがちょっと当てはまってなくて大変みっともない説明になって申し訳ないんですけども、そうした形で切り替えのテストをなどをですね、今回の昨年を動かしたアローヘッドの場合には事前にいろいろテストをしたりという点では一昨年のその障害を踏まえた参加者さんとのコミュニケーションの取り方の改善の一つです。

ただしこれも繰り返しになってしまうんですけれども、ここまでやればの万全という答えがないものですから、これも一つ一つ積み重ねて川井が申し上げましたように今回の場合じゃあ事前にどこまでどういう準備していればもっとより良い対応し方ができたのかということは真摯に反省をしそれを踏まえ、時間とお金が掛かる面もございますので全部をいっぺんにはできないんですけども一つ一つ改善につなげていければというふうに思っております。


質問37

司会

はい。
ちょっと時間が変わり長時間によっては今ですいません最後をよろしいでしょうか。

共同通信・岡本

よろしいでしょうか?共同通信の岡本と申します。
99年に売買がシステム化された以降、今回初めての終日売買停止ということを伺ったんですが99年以前に同じように終日売買が停止した事例というのは過去にあったのでしょうか教えてください。

司会

そこはちょっとお調べしてこのご回答させていただくという形でお願い致します。


終わり

ちょっと大分長時間に及びましたのと、かなりご質問を受けたしたと思いますのでこれにてへ本日の会見をしようとさせていただきたいと思います。

こちらでのちょうど回答すると申し上げましたものにつきましては整理した上で広報を通じてどこ回答数を大させていただきます。
では本日は御参集いただきありがとうございました。

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