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Pythonインストール後に python3 が使えない

Last updated at Posted at 2025-08-09

【Windows】Pythonインストール後に python3 が使えない?原因と解決方法まとめ

はじめに

Windows環境でPythonを正規インストーラーから導入したにもかかわらず、
ターミナルで python3 コマンドが使えず戸惑った経験はありませんか?

この記事では、私が遭遇した「python3 が使えない問題」とその解決までの流れを備忘録としてまとめます。


問題の発端

Python 3.11 を公式インストーラーからインストール。
環境変数 PATH には以下の2つが自動で追加されていた:

C:\Users<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Python\Python311
C:\Users<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Python\Python311\Scripts\

しかし、ターミナルで以下のコマンドを実行すると…

powershell
python3 --version

結果:

'python3' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

原因の調査

✅ 原因①:Windowsインストーラーの仕様

  • Windows版のPythonインストーラーは python.exe のみを生成する。
  • python3.exe は作成されないため、コマンドプロンプトやPowerShellが python3 を認識できない。

✅ 原因②:コマンド名と実行ファイル名の一致

  • Windowsでは、python3 コマンドを使うには、PATH に python3.exe が存在している必要がある。

解決方法

🔧 手順:python.exe をコピーして python3.exe を作成

  • 以下のフォルダを開く:
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Python\Python311\
  • python.exe をコピー → 同じフォルダ内に貼り付け
  • ファイル名を python3.exe に変更
  • ターミナルを再起動して確認:
powershell
python3 --version
  • → Python 3.11.x と表示されれば成功!
    ⚠️ 注意:この方法は実行ファイルの複製にあたるため、環境によっては予期せぬ挙動を引き起こす可能性があります。
    実施される場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。

なぜこれが必要なのか?
• 多くのツール(VS Code、Jupyter、Poetryなど)が を前提にしている
• 教材やドキュメントでも を使う例が多い
• クロスプラットフォーム対応のためにも を使える状態にしておくと安心

まとめ

問題:python3 コマンドが使えない
原因:python3.exe が存在しない(Windowsの仕様)
解決:python.exe をコピーして python3.exe を作成
メリット:ツール互換性・教材対応・環境整備がスムーズに

おわりに

Windows環境でPythonを使う際、 が使えない問題は意外と多くの人が直面しています。
この記事が、同じ悩みを持つ方の助けになれば幸いです。
なお、この記事で紹介した方法は、python.exe を手動で複製して python3.exe を作成するというものです。
この操作は公式に推奨されている方法ではなく、環境によっては予期せぬ不具合を引き起こす可能性があります。

⚠️ そのため、実施される場合は、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
ご自身の環境や用途に応じて、慎重に判断してください

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