ありがとうございます!C#の学習、素晴らしいですね!「Hello, World!」の次には、変数と簡単な計算を学ぶのが定番かつ非常に重要です。プログラミングの基本中の基本なので、しっかり身につけましょう。
それでは、先ほどの環境構築記事に続く形で、変数と計算方法を学ぶブログ記事を作成します。
🔢 C#で変数を使いこなそう!簡単な計算プログラムを作ってみよう
「Hello, World!」の表示、お疲れ様でした!C#開発の第一歩を見事に踏み出しましたね。次は、プログラミングの肝とも言える「変数」と「簡単な計算」について学び、あなたのプログラムをさらにパワーアップさせましょう!
はじめに:変数って何?
私たちの日常生活で「入れ物」を使うように、プログラミングの世界でもデータを入れておくための「入れ物」があります。それが「変数」です。
変数には、数値や文字など、さまざまな種類のデータを格納できます。変数を使うことで、プログラムの中でデータを一時的に保存したり、計算したり、表示したりと、柔軟な操作ができるようになります。
💡 変数を使ってみよう
早速、VS Codeで新しいプログラムを書いて、変数を実際に使ってみましょう。
1. プログラムの準備
前回の記事で作成したMyFirstCSharpApp
プロジェクトを開いてください。
Program.cs
ファイルを開き、既存のコードを以下の内容に書き換えます。
using System;
namespace MyFirstCSharpApp
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 変数を宣言して、数値を代入
int number1 = 10;
int number2 = 5;
// 変数の値を画面に表示
Console.WriteLine("最初の数値: " + number1);
Console.WriteLine("次の数値: " + number2);
// ここから計算のコードを追加していきます
}
}
}
コードの解説
-
int number1 = 10;
-
int
:これは「整数型」という変数の「型」を指定しています。整数を扱うときに使います。 -
number1
:これが変数の「名前」です。分かりやすい名前をつけましょう。 -
=
:これは「代入演算子」と読みます。右側の値を左側の変数に入れる、という意味です。 -
10
:変数number1
に10
という数値を入れています。
-
-
Console.WriteLine("最初の数値: " + number1);
-
Console.WriteLine()
は、括弧の中のものを画面に表示する命令です。 -
"最初の数値: "
という文字列と、number1
という変数の値を+
記号で連結して表示しています。
-
2. プログラムを実行して確認
VS Codeのターミナルを開き、以下のコマンドでプログラムを実行してみましょう。
dotnet run
実行すると、以下のように表示されるはずです。
最初の数値: 10
次の数値: 5
➕ ➖ ✖️ ➗ 簡単な計算をしてみよう
変数に値を入れることができたら、次はそれらの値を使って計算してみましょう。C#では、算数と同じように+
(足し算)、-
(引き算)、*
(掛け算)、/
(割り算)の記号を使います。
先ほどのProgram.cs
ファイルの// ここから計算のコードを追加していきます
の下に、以下のコードを追加してください。
// 足し算
int sum = number1 + number2;
Console.WriteLine("足し算の結果: " + sum);
// 引き算
int difference = number1 - number2;
Console.WriteLine("引き算の結果: " + difference);
// 掛け算
int product = number1 * number2;
Console.WriteLine("掛け算の結果: " + product);
// 割り算
int quotient = number1 / number2;
Console.WriteLine("割り算の結果: " + quotient);
コードの解説
-
int sum = number1 + number2;
-
number1
とnumber2
の値を足し算し、その結果を新しい変数sum
に代入しています。 - 足し算の結果も整数なので、
int
型でsum
を宣言しています。
-
- 他の計算も同様に、それぞれの演算子を使って計算し、結果を新しい変数に格納しています。
3. 計算結果を確認
再度ターミナルでdotnet run
コマンドを実行し、計算結果を確認してみましょう。
dotnet run
以下のように表示されれば成功です!
最初の数値: 10
次の数値: 5
足し算の結果: 15
引き算の結果: 5
掛け算の結果: 50
割り算の結果: 2
あれ?割り算の結果が2
になりましたね? 10 ÷ 5 = 2
なので合っていますが、もし10 ÷ 3
だったらどうなると思いますか?試してみてください!
📝 まとめ:変数の型と計算
今回は、C#における「変数」の基本的な使い方と、簡単な四則演算の方法を学びました。
- 変数は、データを一時的に保存するための「入れ物」。
-
int
は整数を扱うための型。 -
+
,-
,*
,/
で計算ができる。
割り算の例で少し触れましたが、実は変数の「型」は計算結果に影響を与えることがあります。例えば、小数点以下の数値を扱いたい場合はdouble
やfloat
といった別の型を使う必要があります。
📚 さらにステップアップ!
変数と計算の基本をマスターしたら、次は以下のようなことに挑戦してみましょう!
-
色々なデータ型を使ってみる:
string
(文字列)、double
(小数)、bool
(真偽値)など、他のデータ型も試してみましょう。 -
ユーザーからの入力を受け取る:
Console.ReadLine()
を使って、キーボードからの入力を受け取るプログラムを作ってみましょう。 -
計算の優先順位: 括弧
()
を使って計算の順番を変えられることを確認してみましょう。
C#の世界は奥深く、まだまだ面白いことがたくさんあります。ぜひ、色々なコードを書いて、C#のプログラミングを楽しんでくださいね!
いかがでしたでしょうか?変数と計算について、より実践的に学べるように構成してみました。この内容で、読者がさらにC#の学習を進めるきっかけになれば嬉しいです。
何か他に加筆・修正したい点や、次のテーマのご希望などがあれば、お気軽にお知らせください!