5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Qiita の功罪と正しい使い方 〜信じていいのか?

Last updated at Posted at 2024-04-10

ある人が言っていました。

Qiita は読む場所ではない。
書く場所である。

Qiita はSNSである。
エンジニアが好きに書いて、たいていは読まれずに埋もれる。
バズれば見られるが、そのうち忘れられる。

悪口ではない。
Qiita が賑わっているのは、記事の質より「とにかくアウトプットすること」に重きを置いてユーザー数を伸ばしてきたからだ。

検閲なしに発表できるのは素晴らしいことである。
間違っていたら誰かが補正すればいい。
科学だってそうやって信頼性を獲得してきた。
萎縮したら権威をなぞるものしか出てこない。

困るのは、記事が多すぎて補正機能が十分に働かないことである。
Qiita の記事は検索エンジンの結果に出やすい。
だが、正確な情報が欲しいとき、検索結果に Qiita の記事が現れてもあまり期待は膨らまない。
信頼性のばらつきがあまりにも大きいからである。
もっと言うと、信用できる記事、そこにしかない情報の割合が少ないからである。

貴重な情報ももちろんある。
公式よりわかりやすい解説も多い。
エンジニアたちの頑張りは励みにもなる。
運営も一緒になって盛り上げている感がある。
いいコミュニティだ。
ただ、信頼性は「いいね」の数で担保されていない。
そこが Stack Overflow と違うところである。

エンジニアとして正しいスキルを身につけたいなら、Qiita で書くのはいい。
でも、見てはいけない。

とまでは言わない。
いちエンジニアがそう言っているにすぎない、というフィルターを通して読むのが Qiita の正しい利用法だ。
活動的な先輩の見解くらいに捉えるのがちょうどいいだろう。
たとえ界隈で名の通った人の記事であっても。

書くハードルが低い分、読むハードルは高くなる。
書いてある内容が正しいか、判断しながら読む必要がある。
あるいは、半信半疑にとっかかりを掴むつもりで目を通す。

公式サイトに原語で書いてあることは、ほぼ100%正しい。
プログラミングの情報としてこの差は大きい。

誰でも気軽に書ける。
ということは、間違った、偏った、根拠の薄い内容が書いてある可能性も多分にある。
この単純な帰結を認識しよう。

…とのことです。
この記事もですね。

5
0
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?