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VPSやクラウドにWindowsのインストールはライセンス違反なのか?

Last updated at Posted at 2017-10-30

某クラウドにWindows10をインストールした際、ライセンス的にOKか気になったので調べてみました。

とりあえず検索

Google大先生にお伺いしたところ、答えとなりそうな記事を発見
Windows Server を VPSにインストールするのはライセンス違反か? | Butaman-kun Project

コメント欄をみると

日本マイクロソフトに問い合わせてみました。
パブリッククラウド、VPS等共有ハードウェア環境にお客様がパッケージ版やボリューム ライセンス (VL)版にて所有されている Windows Server OS、Windows Client OS を導入することは許諾を超えたご利用にあたる為、できません。

パッケージ版や VL 版 Windows Server OS などは、「お客様」のサーバーに対して、ライセンスを割り当てることが許諾されております。

従いまして、お客様専有のハードウェア (ハウジング型のサービスなど)であれば可能でございます。

とのことでした。

絶望的です。

公式サポートに聞く

ダメそうですが日付は2012年、現在は変わっている可能性があります。
よって公式サポートに聞いてみます。

私「VPSとかクラウドにWindowsをインストールしていいですか?」

MSサポート「どのOSですか?」

私「Windows10 or Windows Server 2012です。」

MSサポート「少々お待ちください...」

・・・・

MSサポート「お待たせしました。下記窓口にご相談ください。」
MSサポート「サポート契約センター(有償)、一回5万円~」

私「・・・ありがとうございました。」

私には無理です

もう一度ネットで検索

希望を捨てずもう一度ネットサーフィンを楽しみます。

すると、Windowsサーバも提供するIDCFクラウドとニフティクラウドに求めた記事を発見

IDCFクラウド

クライアントWindows OSを持ち込むことは可能ですか

Windows XP,7,8,10などの(クライアントWindows OS)はサーバーライセンスではございませんので、仮想マシンにご利用いただきますと Microsoftのライセンス違反となります。
Windows OSの仮想マシンを利用する場合は、弊社テンプレートをお使いいただくか、SPLAにてWindows Serverライセンスをご準備いただく必要があります。

ニフティクラウド

ニフティクラウド上にMicrosoft製品を導入する場合の注意点はありますか?

■ニフティクラウドの専有環境上でのご利用について
※専有環境:専有サーバー、専有コンポーネント、プライベートクラウド
お客様のボリュームライセンスまたはSPLAを通じて購入した製品をニフティクラウド上に展開することが可能です。

■ニフティクラウドの共有環境上でのご利用について
※共有環境:共有サーバー
(略)
お客様のSPLAをご利用する場合
サービス プロバイダー製品使用権説明書 (SPUR)においてDCP対象となっている製品についてはお客様のSPLAを利用して展開いただくことができます。
その場合、ニフティクラウド上で利用されたお客様のSPLAライセンスについては、お客様自身で適切な購入を行ってください。

※SPLA:Microsoft Services Provider License Agreement

まとめ

VPSやクラウドに手持ちのクライアントOS(Windows7, 8, 10)をインストールすることはライセンス違反となる。(評価版は不明)
Windows Serverシリーズであれば、SPLAという特殊ライセンスを使うことでインストールが可能となるがオープンプライス(絶対高い)である。
しかも、サブスクリプションライセンスのため半永久的にライセンス料が発生する。(その代わり最新版が使用可能)
ただ、専用サーバであればクライアントOSも含めてOKの可能性が高い。

そのため、さくらやIDCFのようなWindowsサーバが用意されているサービスを使ったほうが現実的です。

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