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物理サーバーにAzure Migrateレプリケーションアプライアンスを導入する。

Last updated at Posted at 2022-12-19

はじめに

どうもこんにちは、Clefable_Tです。

今回は物理サーバにレプリケーションアプライアンスを導入する手順をご案内したいと思います。

本記事が参考になり得る方

移行元のサーバーVMWareやHyper-Vを使用しておらず、物理サーバである。
以下のMicrosoft公式Docsの作業の実施を検討している方。

※本記事では、Azureの仮想マシンを物理サーバに見立てて作業を行います。

事前に用意するもの

以下の要件を満たした"Windows Server 2016"をご用意ください。
物理サーバーの移行に使用するレプリケーションアプライアンスは真っ新なWindows Server2016の構築から始まります。

OVAテンプレート(VMWare ESXiなど)を使用してレプリケーションアプライアンスを構築すると、テンプレートが自動でWindows Server2016を設定するらしいです。
こっちのが便利ですね・・

■用意するサーバの要件(概要)
・CPUコア数:8vCPU
・メモリ:16GB
・ディスク数:2つ(OSディスクと、プロセスサーバーのキャッシュディスク)
・空きディスク容量(キャッシュ):600GB
・OS言語:EN-US ※日本語版不可

詳細な要件は公式Docsアプライアンスの要件を確認してください。

作業開始

Azure Portalでレプリケーションアプライアンスのインストーラのダウンロードする

まずはAzure Portalに接続します。

  1. Azure portalホーム画面に検索窓があります。そこに「Migrate」と入力し、「Azure Migrate」をクリックしてください。
    image.png

  2. Azure Migrateの画面に遷移後、「サーバ、データベース、Webアプリ」をクリックしてください。
    image.png

  3. 「プロジェクトの作成」をクリックしてください。
    ※プロジェクトの作成が完了している方は 当該手順及び4番の作業は飛ばしていただいて構いません。
    image.png

  4. プロジェクト名、格納するリソースグループ名、地域を入力して、作成をクリックしてください。※私はすでに作成しているので、今回は設定画面の案内だけします。image.png

  5. 先の手順で作成、または、対象の移行プロジェクトを選択し、「サーバ、データベース、Webアプリ」をクリックしてください。次に、「移行ツール」配下の「検出」(画像参照)をクリックしてください。
    image.png

  6. 「物理またはその他(AWS,GCP,Gen2など)」をクリックしてください。
    image.png

  7. 「ターゲットリージョン」を選択して、「リソースの作成」をクリックしてください。
    ※リソース作成後、ターゲットリージョンの変更は出来ないので、注意してください。
    ※このプロジェクト(移行ツール)はここで設定するターゲットリージョンにのみ有効です。
    image.png

  8. 展開が成功された旨のお知らせが来ます。
    image.png

  9. 「レプリケーションアプライアンスのインストール」を選択してください。
    次に、レプリケーションアプライアンスのインストーラ、登録キーをダウンロードしてください。(画像参照)
    2022-12-19_12h54_55.png

レプリケーションアプライアンスをWindows Serverにインストールする

インストーラと登録キーをダウンロードしたら、事前に構築したWindows Serverへレプリケーションアプライアンスのインストールを行います。
※未作成の方は要件を確認して構築しましょう。本記事の「事前に用意するもの」に詳細は記載してます。

  1. 事前に用意しているWindows Serverにダウンロードしたインストーラーと登録キーを任意の場所に格納して下さい。次に、レプリケーションアプライアンスのインストールを実行して下さい。※ダブルクリックでも構いません。
    image.png

  2. ウィザードが起動します。「Install the Configuration server and process server」を選択し「Next」をクリックしてください。
    image.png

  3. 「I accept the third party license agreement」(ライセンス契約の同意)にチェックを入れ、「Next」をクリックしてください。
    image.png

  4. 「Browse」をクリックしてください。
    image.png

  5. 先の手順で保存した登録キーを選択して「Open」をクリックしてください。
    image.png

  6. 「Next」をクリックしてください。
    image.png

  7. 要件に沿った方を選択して「Next」をクリックしてください。
    ※本記事ではProxyを使用しない設定方式で進めます。
    image.png

  8. ここで前提条件のチェックが入ります。問題が無い場合は「Next」がクリックできるのでクリックしてください。
    ※エラーなどが出るとそこでインストール作業が止まるので、前提条件を満たすようにしてください。
    ※本記事では2件の警告が表示されています。
    1点目はメモリとCPUの最小サイズ
    →要件は満たせていますが、余裕を持たせた方がよいのかと思われます。

    2点目は静的IPアドレスについて
    →本記事ではAzureの仮想マシンを物理サーバーに見立てて検証をしているため、回避が出来ないためそのまま進めました。物理サーバで作業をする際はIPアドレスを静的とすることで問題の解消が可能と考えられる・・・
    image.png

  9. MySQLのrootパスワード入力してください。この段階でMySQLをダウンロードしていない場合は任意のパスワードを入力し、「Next」をクリックしてください。
    image.png

  10. 要件に応じて設定を変更し、「Next」をクリックしてください。
    ※本記事では「No」を選択した状態で進めます。
    image.png

  11. インストール場所を選択し、「Next」をクリックしてください。
    ※ディスクの容量が少ない、または要件を満たしていない場合、画像内の緑チェックがエクスクラメーションマークとなります。
    image.png

  12. 必要に応じてNICとポートを設定し「Next」をクリックしてください。
    image.png

  13. 「Install」をクリックしてください。インストールが始まります。
    image.png

  14. 問題無くインストールが完了した場合は以下画像のようになるので、「Finish」をクリックして、ウィザードを閉じてください。
    image.png

    ・【番外編】以下画像のようにMySQLのダウンロードでエラーとなり、インストールが止まってしまう場合は、レプリケーションアプライアンスのインストールの前にMySQLをインストールすることで問題が解消されます。
    詳細は下記の記事で手順を案内しているのでご確認いただければと。

image.png

  1. 以下のようなポップアップが表示されますが「Yes」をクリックしてください。
    image.png

  2. アカウントの管理画面が表示されるので、必要に応じてアカウントを作成等行ってください。本記事ではアカウントを1つ作成しました。
    image.png

Azure Portal上でレプリケーションアプライアンスの最終処理を行う

サーバ側での作業が完了したら、Azure Portalに戻ります。

  1. Azure Migrationの画面に戻り、「Configuration Serverを選択します」の表示を展開し、レプリケーションアプライアンスのインストールしたサーバを選択してください。
    image.png

  2. 「登録の最終処理」をクリックしてください。
    image.png

  3. 無事登録がされました!
    image.png

    Azure Migrationのインフラストラクチャサーバにも登録されています。
    image.png

以上で終わりになります。

まとめ

公式Docsにはレプリケーションアプライアンスのインストールの方法はすごくザックリ記載されていたので、文字だけでなく図解でも示したろと思い、本記事を書いてみました。

なんかこう、技術でイキりたいです、はい。
そうなるためにも日々精進です。

最後までご覧いただき、ありがとうざいました。

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