この記事はefax-gtk
でFAX送受信、特に受信をする際に行き詰まった人向けの記事である。
efax-gtk
を使用する前提であるmodprobe
やユーザーグループ、パーミッション設定は既によしなに済んでいると仮定する。
ちなみにmodprobe
は/usr/sbin/modprobe
に居ることもあるらしい。
材料
Debian
Grandstream HT801
Brastelのアカウント
Conexant CX93010チップの謎USBモデム
efax-gtk で送信はできるのに受信ができない
この問題で数ヶ月悩んでいたのだが、昨日急に思ったことがあった。
「Grandstream HT801のFXS PORTの設定って本当に日本向けでいいの???」
そう思った理由として「Conexant CX93010チップの謎USBモデム」が日本向けに最適化してあるとは限らないと気付いたからだ。
ここで一言:
FXS PORTの設定は潜在的な危険性を孕むので自己責任でお願いします
仕様が分からないのでなんとも言えないですが結構高電圧とかが出てる可能性がありますので。
そして私はおもむろに自己責任でHT801のFXS PORT設定を次のように変えてみた。
SLIC Setting : USA 1 (BELLCORE 600 ohms)
Caller ID Scheme : Bellcore/Telcordia
すると、efax-gtk
で送信はできていたのに受信をすると落ちる問題が解消された。
モデムの設定はClass 1を使用している。
帰結
「Conexant CX93010チップの謎USBモデム」が日本語を喋るとは限らない。ていうかよく送信できてたな。
めでたしめでたし