目次
1.自己紹介
2.そもそもPleasanterとは何か?
3.Pleasanterが利用可能なスペック
4.おわりに
自己紹介
はじめまして♪今回から数回に分けてITPMO2年生社員が贈るPleasanterの基礎として、Pleasanterの用語や機能、また取り扱う場合の実事例をご紹介していきます。
記事を担当させていただく金子です。シストリーに入社して、PMO歴として1年と数か月がたちました。
エンジニアとしての経験は乏しく、広く浅くといった形でプログラミング(HTML , CSS, Python , PHPなど)やインフラ(主にHW、クラウド知見もあり)周りの業務に携わってきました。 開発ばかりやってきた人間です。
PMおよびPMOとしてはひよっこレベルですが、人に伝わるように意識はしてきたつもりです。 そんな私がご紹介するPleasanter。拙いところもあるかと思いますが、ぜひ、最後までお付き合いください!
そもそもPleasanterとは何か?
PleasanterはOSSのノーコード・ローコード開発ツールです。 Excelでの管理ものは全般的に置き換えが可能です。
■置き換え可能な管理一覧
- プロジェクト管理:進捗管理、課題管理、レビュー記録表、工数管理、用語集
- 営業管理:営業リスト、商談管理、個人情報、支援依頼、分析、改善
- 顧客・サービス管理:顧客・スタッフ管理、問合せ管理、スキルマトリクス、商品管理
- 店舗・販売:店舗管理、作業管理、仕入管理、車両管理
- マーケティング:広告、宣伝、展示会準備
- 情報システム:パソコン、ソフトウェア、セキュリティ、インシデント管理、情報システム
- 経営企画:戦略分析、ポートフォリオ、従業員満足度調査
- 人事・総務:採用、緊急連絡先、社員寮。経費、勤怠管理、備品管理、稟議書
- 教育・人災開発:教育受講管理、資格取得管理、教育、案件管理
- 商品一覧:情報機器、車両管理、電気製品、寝具、飲料、ペット
上記管理が業務アプリに置き換え扱えるため、社内の業務変化にも即座に対応が可能です。
また、カスタマイズとして「開発者向け機能」が用意されているため、既存システムとも柔軟に連携を行うことができ、「スクリプト機能」や「API連携」も備える、といった拡張性も併せ持っています。
基本的にノーコード・ローコードで開発ができるため、フルスクラッチ(すべてコードで記述し開発すること)に比べて素早く簡単に業務移行を行うことができるソフトウェアとなります。
Pleasanterが利用可能なスペック
続いて、 Pleasanterが利用可能なインフラ周りのスペックをご紹介していきます。■Windows
名称 | Version |
---|---|
OS | Windows Server 2012 R2 / 2016 / 2019 / 2022 |
Webサーバ | Internet Information Services 8.0 / 8.5 / 10.0 |
DBサーバ | PostgreSQL 11 / 12 / 13 / 14 / 15、 |
FUJITSU Software Enterprise Postgres 12 SP1 / 13 | |
SQL Server 2016 / 2017 / 2019 / 2022 | |
Platform | .NET 6 SDK / Hosting Bundle |
■Linux
名称 | Version |
---|---|
OS | Red Hat Enterprise Linux 8 / 9 |
CentOS 7 | |
Ubuntu 20.04 / 22.04 | |
AlmaLinux 9.2 | |
WEBサーバ | Nginx 1.20 |
Apache 2.4.53 | |
DBサーバ | PostgreSQL 11 / 12 / 13 / 14 / 15 |
FUJITSU Software Enterprise Postgres 12 SP1 / 13 | |
PowerGres on Linux 11 | |
SQL Server 2019 | |
Platform | .NET 6 SDK |
おわりに
今回ご紹介しているPleasanterは、業務で利用するツールの代替えとして利用可能です。カスタマイズやAPIの機能もあるため、Slackやメール、Chatwork、LINE、LINE Workなどに通知を送ることも可能です。
脱Excelするだけではなく、多くの業務で活用を想定したOSSになるため操作性も良く、インフラ環境さえ整えればITリテラシのない方々も安心して触ることができるのではないかと思います。
日本にはまだまだ浸透していないですが、ベトナムなど海外では急速に広まりつつあるビジネスアプリのプラットフォームであり、新しもの好きや図工が好きな方にはおすすめです!
次回は社内での構築事例や、実務で使ってみた際の動きをご紹介していきます。お楽しみに!
※用語
1.OSS(オープンソースソフトウェア) 提供会社がパッケージ製品を開発し基本機能を無料で展開しているパッケージソフトウェアとなります。2.ノーコード・ローコード コードの記述量を最小限に抑えて開発するものがローコード、コードでの記述が一切必要ない開発がノーコードとなります。