読み飛ばしてください
おはようございます、しなもんです。
私はプロダクトを作るときは最初に命名とロゴ制作から入るタイプです。
この記事を読んだ方にもそうなっていただきます。(!?)
最近なんとなくしゃふすきーのブランディング的なものを担当?しており、アイコンとかカラーディングをちょっとだけやりました。
他にも自分で制作したサービスのデザインとかは全て独学でやってるので、ちょっとは知見も溜まった気がします。
それで思ったこととかを適当に書いておきます。
この記事の対象となる方
・個人開発の方々
・ノリと勢いでUIを設計できる方
・ブランディング?何それな方
・プログラム書くのに忙しくてブランディングの勉強ができない方
・ブランディングの重要さが分からない方
・UIのネタにするためにブランディングを勉強してみたい方
・プロダクト制作をスムーズに始めたい方
対象ではない方
・企業の方(この記事はノリと勢いで開発する人が書いているのでおそらく企業には向いていない)
・ノリと勢いで制作することが苦手な方
ブランディングとは何か?
辞書的な言い方をすれば、
独自のブランドを作ることで競合・他社との差別化を目指すマーケティング戦略の一つ
です。
ただ私はマーケティング戦略というより、UI設計の道しるべ・モチベーションの源だとも思っています。
とりあえずブランディングについて分かりやすい例を頑張って考えました。
運動会ってありますよね。
赤組と白組で分かれますよね。多分。そういうものです。
それで、自分たちは白組だとします。白組です。
この場合、「白組」はブランドであり、赤組は競合です。
そして「白色」は白組のブランドカラーとなり、赤組と区別するものになります。
ここで赤組がブランディングイメージを出してきました。
※一例です。実在する個人・団体とは関係ありませんし、デザインは適当です。
ここで重要なのは、競合である赤組は「絶対に勝利を!」という
まるで勝利こそが運動会の目的のようなブランドイメージを立ち上げてきました。
どう考えても体育会系です。
きっとゴリゴリの運動部な顧客が勝利を目的にたくさん集まってくるでしょう。多分。
対して白組は、「勝利がメインではなく、あくまで思い出に残るような素敵な運動会」を目指しているとしましょう。
※一例です。実在する個人・団体とは関係ありませんし、デザインは適当です。
なんだか赤組と異なり、優しい感じになりましたね。
こちらは敢えて勝利よりも思い出を重視する優しさを求めている顧客が集まってくるでしょう。
このようにどちらが良い悪いではなく、あくまで顧客がどちらに惹かれたかという第一印象を左右させるのがマーケティング戦略という意味でのブランディングだと私は勝手に思ってます。
(別に専門家でも何でもありませんが)
しかし、ここまである程度イメージがつかめていれば、
白組の公式サイトやSNSアイコンなどもなんとなく思いつくのではないでしょうか?
また、開発するターゲットなどが明確になることで、開発にモチベーションが生まれるのではないでしょうか?
このように、個人開発においてブランディングはマーケティング戦略以外の意味も持つと思います。
ブランディングから始める個人開発(本題)
さて、ここまでブランディングの概念について説明したところで
個人開発でブランディング設計もどきをした実例を挙げてみましょう。
以下、ツールは全てFigmaを用いています。
また、実例はデザインまで進んだのに開発自体がが事実上とん挫した
「Misstea」というMisskeyクライアントアプリを用います。
名称
・名称決定チャットで私が「食べ物の名前を名称に含めるとブランディングしやすい」という謎の持論を展開した
・アプリは「Misskey」というオープンソースの分散型ソーシャルネットワーキングプラットフォームのクライアントである
・Misskey自体のブランドカラーは緑系である。
というわけで生まれたのが「Misstea」だったわけです。お茶です。
いい名称だと思うんですが先述した通り開発はとん挫しております。
「食べ物の名前を名称に含めるとブランディングしやすい」という謎の持論は割とアリだと思っています。
例えば名称に「スイカ」が入っていればそのままロゴやブランドカラーにスイカを連想させるものを含めることができます。某首都圏住民なら一瞬でアレを察せるかと。
そしてそれに付随してブランドカラーが決まったのもいいポイントかと思います。
ブランドカラー
テーマカラーです。
この項目はそのままUIに直結するので真っ先に決めるとそれっぽくなる気がします(小並感)
こんな感じになりました。割とざっくりです。
いかにもUI前提な設定をしていますが、二色程度で良いです。
(というかUI設計ではこのほかにもホバー用の色やセレクト用の色を追加しなければならないのでそもそも足りませんが。)
Missteaのブランドカラーはお茶を連想させる「緑茶色」と
Misskey本来のカラーを連想させる「紺色」を合わせたものにしました。
この色は後々アイコン・ロゴで登場します。
アイコン・ロゴ
この二択で決戦が行われました。
どっちもお茶です。おいしそう。
その後アイコンを作って決戦投票しました。
カフェお茶いいよね。
目的・想い・キャッチコピー的なもの
別にこれは必須ではありませんし実際Missteaの例では決定していませんが、
最初の運動会の例で少しあったように、プロダクトを作る思い・目的から自然と生まれ、
そしてそのまま自然とそれを求める顧客(ユーザー)が集まってくる気がします。
いまこの記事を書いている際に勝手に考えるのであれば、
「カフェでお茶を一杯飲むような感覚で、リラックスしてMisskeyを楽しんでほしい」
という想いになる気がします。後付けだけど。多分。知らんけど。
ここまで聞くとメッチャイイプロダクトになる気がしますよね。
興味ある開発者の方は是非声かけてください。
ここまで決めればあとはスムーズに進む
デザインはスムーズに進みました。多分。
ログインっぽい画面は(見やすいかどうかは置いておいて)もう一瞬で作れます。
ロゴもテーマカラーも決まっているからです。
後日進展したもので紺色の定義が少し変わっていますが
ダークテーマとかもノリと勢いで作れました。
おそらくここまでくれば公式サイトとかも簡単に作れると思うし、「これを動くように作るんだ...!」というモチベーションも湧いてくると思います。(人によります)
繰り返しますがこのアプリの開発は事実上なくなりました。
おわりに
ブランディングから始めることで、Githubのリポジトリの名前で迷わなくなったり、開発者集めで宣伝するときに輝けたり?とメリットが沢山ある気がします。多分。
みなさんもやってみてください。ブランディングから始める個人開発。
さて、私はこれから「もしどこでも〇アが爆誕したらどんなブランディングをするか脳内会議」に出席しなければならないので、これで失礼します。
それでは。