はじめに
Git Hubにファイルをアップロードしようとした際、「remote: Support for password authentication was removed on August 13, 2021. Please use a personal access token instead.」というエラー文が出てきた。(このエラーで悩んでいる場合は、アクセストークンを作成し、「GitHubにアップロードする流れ」の4を見てもらえると解決できるはず・・・。)
2021年8月以降、仕様が変更されていたので、この機会に備忘録としてまとめてみた。
実行環境
macOS Big Sur 11.6
Git Hubにアップロードする流れ
0.Git Hub ホームページでリポジトリを作成 & アクセストークンを作成
リポジトリの作成方法については、各自で調べてください。
アクセストークンの設定方法については、GitHub docsを参照されたい。(URL:2021年10月現在)
1.アップロードしたいファイルがあるディレクトリに移動
2.リポジトリを新規作成、または既存のリポジトリを初期化
git init
ローカルリポジトリを構成する「.git」というサブディレクトリが作成される。(cd .gitで確認可能)
リポジトリ:ファイルや変更記録を保存しておく場所
ローカルリポジトリ:自分のパソコン内にある保存場所
リモートリポジトリ:複数人でファイルや変更記録を共有するために専用のサーバ(今回はGitHub)内にある保存場所
3.ファイルをインデックスに追加(コミットの対象にする)
git add . //カレントディレクトリにある全てのファイルが追加の対象
特定のファイルを追加の対象としたい場合は、以下の様にする。
git add [ファイル名]
インデックス:バージョン管理する対象のファイルやフォルダを登録しておくためのスペース
コミット:ファイルの追加や変更の履歴をリポジトリに保存すること
4.インデックスの内容をローカルリポジトリに保存(コミット)
git commit -m "[メッセージ]"
「-m」オプションを指定すると、エディターを起動せず、コミットメッセージも指定してコミットする。
5.リモートリポジトリを追加
git remote add [リモートリポジトリ名] https://[アクセストークン]@github.com/[アカウント名]/[リポジトリ名].git
リモートリポジトリ名を「origin」とすることが多いため、以下の記述も載せておく。
git remote add origin https://[アクセストークン]@github.com/[アカウント名]/[リポジトリ名].git
現在のローカルリポジトリに指定したリモートリポジトリを追加する。
6.リモートリポジトリにローカルリポジトリの内容を反映
git push -u [リモートリポジトリ名] [ブランチ名]
[リモートリポジトリ名]を「origin」、[ブランチ名]を「master」とすると、以下の様になる。
git push -u origin master
ブランチ:リポジトリの並列バージョンのこと。プライマリブランチには影響を与えず、自由に作業できるようになる。
ローカルリポジトリの「master」ブランチの内容が、リモートリポジトリ「origin」の「master」ブランチに反映される。
補足
リモートリポジトリを削除
git remote rm [リモートリポジトリ名]
リモートリポジトリを再度追加する際、前回追加したリモートリポジトリは削除しておく必要がある
現在のリモートリポジトリを確認
git remote -v