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IPFactory(現役生)Advent Calendar 2024

Day 22

Raspberry Pi Pico × Rust(no_std) を Wokwi で動かす!!!

Last updated at Posted at 2024-12-23

🎄IPFactory Advent Calendar2024_22日目🎄

はじめに

この記事では、Raspberry Pi PicoRust(no_std) で開発し、Wokwi で動かす方法を紹介します!

「手元にハードウェアがないけど試したい!」なんて時に Wokwi はめちゃくちゃ便利なので、備忘録としてまとめてみました。

そもそも、なぜこの記事を?

今年、某キャンプの探査機自作ゼミで Raspberry Pi Pico × Rust(no_std) の組み込み開発をやっていました。

その際先生に、シミュレーターとして Wokwi をおすすめされ、以前から存在を知ってはいたけど、改めて結構便利に感じたのでその時の環境構築を記事にしてみました!

環境

  • PC:Win10
  • VSCode
  • Wokwi
  • Rust

Rust のセットアップ
Rust の環境構築には rustup を使うのが一番簡単です!
詳しくは 公式ドキュメント をご確認ください。

1. pico-wokwi-playground をclone

便利なリポジトリはこちら

とりあえずcloneしてhello-blinky-rsに移動しておきましょう!

git clone https://github.com/sksat/pico-wokwi-playground.git

cd pico-wokwi-playground/hello-blinky-rs

2. Wokwi Simulator のインストール

Wokwi Simulatorを検索してインストール
1.png

こんなのが出てきたらDebuggerもインストール
2.png

3. 必要ツールをインストール

以下のコマンドを叩いて、必要なツールをインストールしていきます

cargo install probe-rs-tools
cargo install flip-link
cargo install elf2uf2-rs
rustup target add thumbv6m-none-eabi

また、Cmakeが入ってなければインストールします。
(無いとbuildできない...)

ここらへんでDLとインストール
3.png

4. とりあえずbuildしてみる

あらかじめCtrl+Shift+Bでbuildできるように設定されてる

正常にbuildできたらこんな感じのが出力されるはず
4.png

5. Wokwi Simulator で動きを見てみる

Ctrl+Shift+Pでコマンドパレットを開いて、Wokwi: Start Simulatorを選択

5.png

すると、Wokwi Simulatorが起動する!
...と思いきや、なんか出てきて起動しない~(初回のみ)

image-2.png

6. ライセンスの登録

とゆーことで、ライセンスを適応させます。

適当なアカウントで Wokwi に登録して
image-3.png

ライセンスを VSCode にぶち込みます
image-4.png

7. 再度、Wokwi Simulator で動きを見てみる

Wokwi: Start Simulatorを選択してシミュレーターを起動すると...

image-5.png

Hello, world!

EX1. ここからどう進める?

プログラムに関しては main.rs を編集すればよいが、回路に関しては、diagram.jsonをWokwiにインポートして編集する必要がある。(jsonを無理やり手書きしても良いが結構面倒)

おそらく、wokwiの公式サイトで各パーツの説明を見たほうが絶対に早い

Ex2. ちょっとした例

例えばこんな感じにもできる

image-7.png

image.png

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