本記事は下記の続きです
伝え忘れていましたが、中級くらいの知識が必要なんではないかと思います。
前回ダウンロードしたCSVのファイルを取得する
ファイルコンテンツを取得したらデータを作成アクションに吐き出してください。
(下記コードはサンプル。BOMの削除も必要)
split(replace(outputs('ファイル_コンテンツの取得')?['body'],'"',''),decodeUriComponent('%0D%0A'))
csvファイルなので下記のようなデータが取得できます。
一つずつのデータは,(コンマ)で分割されているので
Split関数を使って切り出していきます。
split(item(), ',')?[2]
私が抜き出したのは
1.郵便番号
2.都道府県
3.市区町村
4.番地以下
この4つの項目ですが
必要に応じてカナなどを追加してください。
切り出すと上記のようにaddressに
以下の掲載がない場合という文字や、(1丁目から19丁目)など
不要な部分が出てくるのでそれらをreplace関数で変更していきます
if(equals(item()?['address'],'以下に掲載がない場合'),'',item()?['address'])
if(and(not(empty(item()?['address'])), contains(item()?['address'], '(')), slice(item()?['address'], 0, indexOf(item()?['address'], '(')), item()?['address'])
CSVを読み取ると大体データの一番最後にnullが入ってしまっているので
そのデータをアレイのフィルターで削除します。
整形したJsonデータからOneDriveにデータベースを作る
それではOneDriveに郵便番号データベースを作成していきます。
ただし、PowerAppsで住所を呼びだすにはデータが多すぎてレスポンスが下がるため
都道府県別にデータベースを作成していきます
[
{
"都道府県": "北海道"
},
{
"都道府県": "青森県"
},
{
"都道府県": "岩手県"
},
{
"都道府県": "宮城県"
},
{
"都道府県": "秋田県"
},
{
"都道府県": "山形県"
},
{
"都道府県": "福島県"
},
{
"都道府県": "茨城県"
},
{
"都道府県": "栃木県"
},
{
"都道府県": "群馬県"
},
{
"都道府県": "埼玉県"
},
{
"都道府県": "千葉県"
},
{
"都道府県": "東京都"
},
{
"都道府県": "神奈川県"
},
{
"都道府県": "新潟県"
},
{
"都道府県": "富山県"
},
{
"都道府県": "石川県"
},
{
"都道府県": "福井県"
},
{
"都道府県": "山梨県"
},
{
"都道府県": "長野県"
},
{
"都道府県": "岐阜県"
},
{
"都道府県": "静岡県"
},
{
"都道府県": "愛知県"
},
{
"都道府県": "三重県"
},
{
"都道府県": "滋賀県"
},
{
"都道府県": "京都府"
},
{
"都道府県": "大阪府"
},
{
"都道府県": "兵庫県"
},
{
"都道府県": "奈良県"
},
{
"都道府県": "和歌山県"
},
{
"都道府県": "鳥取県"
},
{
"都道府県": "島根県"
},
{
"都道府県": "岡山県"
},
{
"都道府県": "広島県"
},
{
"都道府県": "山口県"
},
{
"都道府県": "徳島県"
},
{
"都道府県": "香川県"
},
{
"都道府県": "愛媛県"
},
{
"都道府県": "高知県"
},
{
"都道府県": "福岡県"
},
{
"都道府県": "佐賀県"
},
{
"都道府県": "長崎県"
},
{
"都道府県": "熊本県"
},
{
"都道府県": "大分県"
},
{
"都道府県": "宮崎県"
},
{
"都道府県": "鹿児島県"
},
{
"都道府県": "沖縄県"
}
]
上記Jsonを利用してApply to eachでフィルターを利用しながら都道府県別の郵便番号データベースをjsonファイルで作成していきます
(読み取りリミットをないのはJsonファイルだけなので必ずJsonファイルにしてください)
最後に、読み取りはとても重たいですが全国郵便番号が含まれたJsonファイルを作成してフローを終了します
アドバイス:月中くらいにスケジュール実行を行いデータをダウンロードするようにするといい
csvのアップロードは大体月末に郵便局で行われているようなのですが
月末だと郵便局の中の人がファイル名を間違えてUploadすることなどがあるようなので
(お忙しい中大変お疲れ様です…)
月中くらいにダウンロードしてデータベースを作成するとよろしいかと思います。
以上が郵便番号データベースを作成する方法でした。
次はPowerAppsでこの郵便番号データベース利用する方法を記載していきます。