はじめに
こんにちは。社内PCのキッティングを担当している@Cheeeeeseです。
先日、SetROBO新バージョンV2.0がリリースされました。
SetROBOを使用し始めて初めてのバージョンアップとなります。
本記事ではV2.0の変更点を紹介します。
※リリース案内時に配布された資料をもとに、私の所感を記載しております。
V2.0の主な変更点
今回のバージョンアップでは、いくつかの機能追加と仕様変更、障害対応がされています。
本記事では主に追加された新機能について特記します。
01.記録モードの追加
個人的にV2.0で一番特記すべき点はこの、記録モードが追加され、操作の記録が改善されたことです。
今回のバージョンアップでは従来の記録モードの他に「UI記録モード」が追加されました。
従来の記録モードでは、記録が取れなかった画面がたくさんあったのですが、「UI記録モード」だと記録出来なかったコントロールの記録が取れるようになっていました。
ただ、以前のバージョンで作ったシナリオだと一部動かなくなる場合があるとのことでした。
以下「【重要】SetROBO for Kitting V2.0.0.0 使用上の注意について.pdf」を引用。
ただし、記録機能の大幅な仕様変更に伴い一部のコントロールで動作しないものもあります。
誠に恐れ入りますが、新バージョンで旧バージョンのCode をご使用の際は、
一度動作検証頂き正常に動作しない箇所があった場合は、その箇所のみ操作の記録を使用して
再度Code を取得し修正していただけますようお願い致します。
そのため、以前の記録モードも使用できるようにConductorのメニューで「UI記録モード」と「記録モード(v1.9.5.0以前)」を切り替えられるようになっています。
まだしっかり試せてませんが、少し触ってみたところ、以前は全く記録が出来なかったWindowsの設定画面も記録が出来るようになっていました。
02.Codeのインポート
別のプロジェクトで作成したCodeを、新しいプロジェクトにインポートできる機能が追加されました。
これまで、既存のCodeを別プロジェクトに追加するには、メモ帳などでCodeを開いてコードをコピーして、別プロジェクトのCodeに貼り付けるしか方法がありませんでした。
新しいバージョンでは、Codeを追加するプロジェクトをConductorで開き、プロジェクトビューのCodeを右クリック→「Codeのインポート」で追加することができるようになりました。
03.LogViewerを起動しない設定を追加
Conductorでシナリオを実行した際に「LogViewer」を起動しない設定が追加されました。
これまでは、Conductorでシナリオを実行すると、実行終了時に必ず「LogViewer」が起動されていましたが、新しいバージョンでは、Conductorの「ツール(T)>オプション(O)」の「Conductor設定」で「実行終了時にLogViewerを起動する」を設定することが出来るようになっています。
04.各アイテムのコピー
Plan、Suite、Codeのアイテムのコピー機能が追加されました。
コピーしたいアイテムの右クリックメニューに「コピー」が追加されていました。コピーをクリックすると即座にアイテムがコピーされます。
また、「Ctrl+c」でもコピーが可能になりました。(こちらも即座にコピーされるため、「Ctrl+v」は不要)
以上がV2.0で追加された新しい機能です。
その他、仕様変更や障害対応が何点か対応されています。
仕様変更の中で私がありがたい!と思ったのを一つ紹介します。
05.コンパイル対象を実行するCodeのみに変更
今まで、Conductorで実行の確認をする時、実行したいCodeとは別のCodeを開いていると、開いているCode全部がコンパイル対象となっていたため、別のCodeにエラーがあるとコンパイルが通りませんでした。
なので、実行したいCode以外にコンパイルでエラーになるCodeがあると、いちいち修正するか、閉じなきゃいけなかったりと面倒でした。(面倒くさがり)
そこがV2.0では修正されていました!
個人的に実行確認がとてもやりやすくなりました~
最後に
今回はSetROBOの新バージョンV2.0の主な変更点を紹介しました。
記録機能が改善された点はとても大きい変更だと思います。
SetROBOのホームページで紹介されているバージョンアップ情報によると、記録機能の改善の他にExcelやWebなども自動化対象になったとのことでした。
ExcelやWebはまだ試したことがないので、後で試してみようと思います。
参照
- SetROBOホームページ
- 【重要】SetROBO for Kitting V2.0.0.0 使用上の注意について.pdf(ダウンロードページより取得)
- SRV.2.0.0 バージョンアップ変更点.pdf(リリース案内時に配布)
※変更点の資料は、購入者へのリリース案内メールに添付されていました。