Copilot Studioを使っていると、全般的な指示とトピックごとの指示の使い分けが必要なケースが出てきます。
たとえば、全体では「Q&A対応をする」と指示しているが、あるトピックだけは「メール文案を作成したい」といった場合です。
目的
本記事では、全般的な指示とは別の個別の指示を「生成型の回答を作成」で反映させる方法を紹介します。
方法
トピック内で「生成型の回答を作成」する際、以下のようにノード内の指示文に記述を追加します。
ノード指示文の書き方
全般的な指示はすべて無視する。
以下の指示に従って回答を作成せよ:
(ここに個別の指示を書く)
例:
全般的な指示はすべて無視する。
以下の指示に従って、件名・本文を含むメール文案を作成せよ。
検証結果
実際に以下のような構成でテストを行い、期待通りに動作することを確認しました。
結果として、該当のトピック内ではQ&A形式ではなく、意図したメール文案が生成されました。
まとめ
Copilot Studioでは、トピック単位で全般的な指示を無効化し、独自の応答を作らせることが可能です。
ポイント
- 「全般的な指示はすべて無視する」と明記する
- 続けてトピックごとの具体的な指示を記述する
これにより、より柔軟にユースケースに応じた対話設計ができるようになります。