#0. さいしょに
Python初心者です。
タイトルの通りWindowsでPythonを動かすにあたり、いろいろな試行錯誤を経てVSCodeでの環境に落ち着いたので、その手順を記録しておきます。
OSはwindows10です。
#1. PythonとVSCodeのダウンロードとインストール
##1-1. Pythonをダウンロード
- www.python.orgへアクセス。
-
Python
>Downloads
>Windows
と進む。 - ダウンロードリンクの一覧がずらっと並んでるので、バージョンの新しいものを探す。
- インストーラーの種類が複数ある中で、
Windows x86-64 executable installer
を選択。
この記事では3.8.2
をダウンロードしました。
Pythonをインストール
- インストーラー(.exe)を実行。
- とくに問題ないと思うので省略します。
##1-2. VSCodeをダウンロード
- code.visualstudio.comへアクセス。
- 窓(Windows)| ペンギン(Linux) | リンゴ(Mac)の絵が並んでいる。
-
Windows
のUser Installer
を選んでダウンロード。
この記事では、64bit
をダウンロードしました。
VSCodeをインストール
- インストーラー(.exe)を実行。
- とくに問題ないと思うので省略します
次は、仮想環境を作っていきます。
#2. VSCode上にPython仮想環境を作る
##2-1. 拡張機能を追加する
###2-1-1. 日本語化
- VSCodeを起動する
-
Ctrl
+Shift
+X
で拡張機能を表示する -
Japanese Language Pack for Visual Studio Code
を検索して、インストールする - メニューが日本語になる
これ以降、
VSCodeのメニューは日本語化されているものとして説明しますね。
###2-1-2. Python
-
Ctrl
+Shift
+X
で拡張機能を表示する -
Python
を検索 - いろいろな拡張が出てくるので、
Microsoft
の拡張を選ぶ(おそらく一番最初に表示されています)
これはVSCode上でPythonを動かすための拡張機能です。
##2-2. Python用のフォルダを準備する
ここでは、WindowsのPCに下記のドキュメント構造を作る手順として記載します。
C:\Users\\[user]\Documents\Python\dev01
([user]
部分はユーザー名です)
###2-2-1. Pythonフォルダを作成
- PC > ドキュメント >を開く
-
Python
というフォルダを新規作成する
この配下にdev01というフォルダを用意していきますが、まだ作成しないでください。
ここからは、VSCode上で操作をしていきます。
##2-3. VSCodeで仮想環境を作る
###2-3-1. フォルダを開く
- VSCodeを起動する
-
ファイル
>フォルダを開く
を選択 - 先ほど作った、
Python
フォルダを選択する - エクスプローラーが出現する
この中に、dev01
という仮想環境を作っていきます。
###2-3-2. Powershellでvenvする
-
表示
>ターミナル
を選択 - ターミナルの画面が現れて、「
powershell
」が出ます。
Powershellはコマンドを使って操作するWindowsのツールです。
これをVSCodeから操作をすることができます。
ターミナル画面の最終行に
PS C:\Users\\[user]\Documents\Python >
という文字列がありますね。この後に、コマンドを入力します。
-
python -m venv dev01
と入力してEnter
-
dev01
という開発環境が作成されます。
エクスプローラーの中にも、dev01配下に下記のフォルダが見えていればOKです。
- PYTHON
- dev01
- include
- Lib
- Scripts
- dev01
####venvについて
いまvenvというコマンドでPythonの仮想環境を作成しました。
Pythonを動かすためのスクリプトやライブラリなどをdev01
というフォルダの中に作成した感じです。
dev01
としましたが、必要に応じてdev02
、dev03
などの別の環境も作ることを想定しています。
#3. 環境設定
環境設定の決まった手順があるのか分かりませんが、
行き当たりばったりでPythonのファイル(.py)を実際に作成しながら必要な設定をしていきます。
##3-1. Pythonファイルを作成する
###3-1-1. 新規ファイル作成
- VSCodeで
ファイル
>新規ファイル
を選択 - あたらしいファイルが出現します。
- このまま保存してもよいのですが、せっかくなので「hello world!」をコーディングします。
print('Hello World!')
###3-1-2. Pythonファイルとして保存する
-
Ctrl
+S
で保存をします
2. 保存するフォルダは、dev01
の配下です。
3. ファイル名は、work_00_hello.py
とします。
4..py
で保存することで、VSCode上でもPythonファイルだと認識されて、拡張機能のインストールをすすめるメッセージが表示されるので、それらをインストールしていきます。
##3-2. 各種インストール
###3-2-1. pylint
- 「
Linter pylint is not installed.
」などのメッセージが表示されることがあります。 - これは、足りない拡張機能のインストールが推奨されているので、インストールボタンを押してください。
###3-2-2. pipのアップグレード
- ターミナルに「
You should consider upgrading via the 'python -m pip install --upgrade pip' command.
」などのメッセージが表示されることがあります。 - pipをアプデしましょう、ということなので、次にこのコマンドを入力しましょう。
-
ターミナル
>Python
を選択
4. おそらく今はPythonになっている状態かと思います
3. pyファイルを実行すると、ターミナルがPythonになります -
python -m pip install --upgrade pip
と入力してEnter
- pipの最新版がインストールされます
##3-3. インタープリターの選択
インタープリターはPythonのコードを翻訳して実行できるようにする仕組みです。
python.exeというインタプリターを使うのですが、場合によってこれが複数のディレクトリに存在します。
複数あるPython.exeのうち、dev01環境のPython.exeを指定する
、という意味の設定をします。
-
Ctrl
+Shift
+P
でコマンドパレットを表示します - 表示されたボックスに「
select
」と入力してEnter
を押す - Pythonのインタープリターが1つもしくは複数表示されます
- 「
Python 3.\*.\* 64-bit('dev01':venv)
」を選択します
これで、先ほど作ったdev01環境のインタープリターが選択されました。
##3-4. 環境の確認
VSCodeの左下に、現在の環境が表示されます。
Python 3.*.* 64-bit ('dev01':venv)
と表示されていればOKです。
##3-5. ワークスペースの作成
いま、VSCodeのエクスプローラー上は、PYTHON
というフォルダが開かれていると思います。
この状態を、ワークスペースとして保存します。
-
ファイル
>名前を付けてワークスペースを保存
2. 保存先:ドキュメント
>Python
の直下を選択します
3. 名前:ここでは、Python
というワークスペース名として保存します。 - Pythonフォルダ内に、
Python.code-workspace
が保存されました。
これで環境設定は完了です。
#4. Hello World!
さきほど作った最初のPythonファイルを動かしてみます。
- エクスプローラーから
work_00_hello.py
を開く - エディタ右上の
プレイボタン
を押す(開いているPythonファイルが実行される) - ターミナルに「
Hello World!
」が表示されたらOKです。
以上で、WindowsのVSCodeでPythonの仮想環境ができあがりです。
何度か試してこうなりましたが、環境やバージョンによっては異なる手順になるかもしれません。
ありがとうございました。
#5. 参考にさせて頂いたサイト
##Qiita
python環境準備(python3+vscode)について
##@markIT
Visual Studio Codeの設定「虎の巻」:Python編
VS CodeでPythonするために必要なこと
##visualstudiocode
Getting Started with Python in VS Code
##python
venv --- 仮想環境の作成