はじめに
こんにちは。杉本です。
「PythonでWEBサイトを作ってみたいなぁ。」「Djangoに関してのネットや参考書を読んだけど訳わからん。」というそこのあなたの為にこの記事を書きました。
初心者・初学者向けに書いているつもりなので深くは解説致しません。ご了承下さい。
あと、以下のことを前提としています。
- Python3以上がインストールされている。
- 少しばかりのLinuxコマンドを知っている。
- VSCodeやAtomのようなテキストエディタ入ってます。
- とりあえずDjangoを動かしてみたいなぁと感じている。
今回はDjangoでシンプルなブログアプリを作成していきます。
それでは、Let's Django!
目次
手順No. | 内容 |
---|---|
1 | 仮想環境の構築・設定 |
2 | project(フォルダ)の作成 |
3 | 日本時間と日本語に対応させる |
4 | Djangoのページを表示させる |
5 | お次は? |
仮想環境の構築・設定
この項目では仮想環境を作成し、その仮想環境内でDjangoのインストール等を行なっていきます。(仮想環境とはざっくり言うと「擬似的なOS」です。この擬似的なOS上でWEBアプリケーションを作成していきます。)
まず、デスクトップに今回のチュートリアルで使うディレクトリを作成して下さい。ディレクトリ名はなんでも構いませんが、今回は「django_work」にします。
早速この中に入ります。
Finder → アプリケーション → ユーティリティ → ターミナルでターミナルを開いて下さい。
黒い画面が出てきましたか?出てきたら下記のコマンドを入力し、django_workディレクトリの中に入ります。
$ cd Desktop/django_work
ではここに仮想環境を作りましょう!ターミナルで下記のコマンドを入力して下さい。
$ python3 -m venv django_venv
するとdjango_workディレクトリ内にdjango_venvというディレクトリが出来ているはずです。これが仮想環境です。
これで仮想環境の構築は終わりました。簡単でしたね!
ただこれだと「仮想環境を作っただけ」です。仮想環境を起動させねばなりません。
引き続きdjango_workディレクトリ内にいる状態で下記のコマンドを打ってください。仮想環境を起動させます。
$ source django_venv/bin/activate
これで仮想環境が起動しました。またまた簡単でしたね!
では、いよいよDjangoをインストールします。下記のコマンドを一行づつ入力・実行して下さい。
(django_venv) $ pip install --upgrade pip
(django_venv) $ pip install django==2.2.6
これで仮想環境内にDjangoがインストールされました。ちなみにDjangoのバージョンは2.2.6です。
仮想環境の構築・設定は以上になります。
project(ディレクトリ)の作成
projectとは設定ファイルや今後に作成するアプリケーションが入るフォルダになります。
設定ファイルは下記のコマンドを打つと自動生成されます。
引き続き仮想環境を起動させた状態で下記のコマンドを入力して下さい。プロジェクト名は「sakusaku_blog」とします。
(django_venv) $ django-admin startproject sakusaku_blog
これでプロジェクトが作成されました。デスクトップにあるdjango_workディレクトリを覗いてみると「sakusaku_blog」というディレクトリが作成されているのが確認できるかと思います。
では最後にターミナルで下記のコマンドを打ってプロジェクトの中に入ります。
(django_venv) $ cd sakusaku_blog
project(ディレクトリ)の作成は以上です。ターミナルはこの状態で少し待機させておいて下さい。この後の項目「Djangoのページを表示させる」で使用します。
日本時間と日本語に対応させる
先程のdjango-admin startprojectコマンドを実行した際に、Djangoの設定ファイルが自動生成されています。設定ファイルの名前は「settings.py」です。 このsettings.py内の該当箇所を書き換え、日本語と日本時間に対応させます。
テキストエディタ(VSCodeやAtom等)でdjango_workディレクトリ内にあるsakusaku_blogディレクトリを開いて下さい。するとsakusaku_blogディレクトリ内に「settings.py」ファイルがあると思います。このファイルの中身を見て下さい。
106行目あたりに「LANGUAGE_CODE = 'en-us'」というコードがあると思います。
この「'en-us'」部分を「'ja-JP'」に書き換えることで言語を日本語に設定することができます。
また、108行目あたりに「TIME_ZONE = 'UTC'」というコードの値を「'Asia/Tokyo'」と書き換えれば、日本時間に設定することができます。
これで日本語と日本時間に変更できました!
日本時間と日本語に対応させるは以上です。
Djangoのページを表示させる
サーバーを起動させ、いよいよDjangoのページを表示させましょう!
先程のターミナルを開いて下さい。現在はsakusaku_blogの中にいるはずです。
ターミナルに以下のコマンドを打ち、サーバーを起動させます。
(django_venv) $ python3 manage.py runserver
サーバーが起動しました!http://localhost:8000にアクセスしてみて下さい!
Djangoのデフォルトページが表示されるはずです。
おめでとうございます!これで晴れてDjangoの環境構築が終わりました!
次回からはアプリケーションを作成していきます!お楽しみに!
お次は?
ここまで読んで頂きありがとうございました。
Djangoを立ち上げるのって意外と簡単なんだなと思って頂けたら幸いです。
現在「アプリケーションの作成方法」と「Djangoサクサクチュートリアル(Windowsで環境構築編)」を執筆中ですので、今しばらくお待ちください。
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一緒にDjangoのお勉強していきましょう٩( 'ω' )و