エンジニアの皆さんは運用においてもプロジェクトにおいても「システムにつながりません」という言葉を聞くことがよくあると思います。
この記事ではこの言葉に対していろいろ言えることがあると思ったので記事にしてみようと思います。
半分愚痴みたいな記事になってしまいそうですが興味があればご一読ください。
エンジニアはこの言葉を使ってはいけない。
いきなりタイトル詐欺みたいなことを言いますがこれを読んでいるエンジニアの方がいてこんな一言で済ませてしまっているようであれば今すぐ改善すべきです。
はっきり言ってこれだけ言われても99%の人は何も答えられませんし何もできません。
- いったいどこからどこにつなごうとしているのか?
- どうやってつなごうとしているのか?
- 何をしたらダメだったのか?切り分けはしているのか?
最低でもこの辺の疑問はすぐに出てきます。
何をして何をしなかったのかを整理しましょう。
人に頼るのが悪いわけではないですが、何も考えず何もわかっていない状態でいきなり聞いてしまうのはよくないです。
「接続ができない」にあたったときはこの辺を整理して対応を確認していきましょう。
コンポーネント | 確認事項 |
---|---|
接続元端末 | どの端末で接続を行ったのか? 端末を変えた場合は接続できるか? 端末のネットワーク設定についてDNS・proxy・ネットワーク帯(内部/外部など)を確認 |
接続方法について | どのようなプロトコルで接続しているのか? RDP・SSH・HTTP・HTTPS・DBなど |
接続先について | 対象プロトコルの受付はできる状態か? OSなら対象のアプリケーションが起動してポートリスンしているかなど |
接続経路の切り分け | 経路を変えられる場合それぞれの機器を経由しない場合に接続可能か? 例えばAWS環境でHTTPS接続している場合、ALBを経由しない接続は可能か?など |
つまりどうなる?
これらの対応をしたうえで確認するとしたら「システムにつながりません」なんて言わないはずです。
例えば
「A端末から○○システムのXXサーバへRDPでの接続ができません。ほかの端末からもためしましたが同様にNGでした。対象端末からXXサーバへpingが通らないようですのでネットワーク経路上に問題がある可能性も考えられます。これらの情報から考えられる原因と次に対応すべきことを教えてください。」
っていう感じになると思います。
コミュニケーションとはその人の時間を奪うこと、すなわちコストを支払うことになるので、ほかの人に任せきりにするのではなく自分でも調べるようにしましょう。