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はじめに

インフラ未経験でAWS Certified Solutions Architect(SAA)試験に一発合格することができました。
合格するためにどのように勉強したか、何に気を付けたらいいのかをご紹介いたします。
受験を検討している方の参考になれば嬉しいです。

ギリギリでした、、(汗)

受験の経緯

今までにサーバを立てた経験すらなくインフラ関係に疎かったのですが、FY23の組織変更で基盤運用チームに配属されることになりました。
社内基盤がAWSで構築されていることもあり設計・構築できることは必須のスキルでしたので、最低限の知見を習得しなければいけないと思い資格の取得を目指すことに決めました。
また、インフラに関しての基礎知識も習得できると感じた点も受験のきっかけになりました。

前提知識

  • 基本情報技術者試験
  • AWSの実務経験1年弱

配属からテスト環境の構築(EC2)や不要な環境の棚卸などの業務を行っていましたが、気づけば1年ほど経っていました、、
ぼちぼち勉強は続けていたのですが、さすがに受験しないとやばいと思い申し込みをしてから2か月弱ほどは集中して取り組みました。

学習教材

概要理解

【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

SAA試験の範囲でAWSサービスをハンズオンで学べる講座です。
長尺の講座になりますが、資格取得のためだけではなく実務でも活きる知識を学ぶことができます。
この講座を一通り受講すればAWSサービスの全貌は理解できるようになります。
AWSサービスの変更があっても内容の更新がされるので、最新の情報に即した非常に優良な講座だと思います。
まずは受講することをおすすめします。

問題演習

【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)

標準レベル4回分+高難度レベル2回分の計6回分が収録されています。
設問数や回答時間などが本試験と同じ構成になっているので、合格ラインになるまで何度もテストすることをおすすめします。
私が受けた試験と比べるとこちらの模擬試験問題の方が難しかった印象です。
すべての模擬試験が合格ラインを越えるようになっていれば合格しやすいかもしれません。

AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説

基本的には模擬試験で学習していましたが、試験当日の追い込みとして利用していました。
ランダム順や難しい順など問題の出題順序を変えられるので、試験日の朝や移動中に使うにはおすすめです。

試験を終えて

試験を終えて大事だったなと思った観点を整理します。

問題文の意図を読み取る

問題文の最後には必ず問いが入っています。
SAA試験は問題文が長文であることが多いので、まずはそこから読むと内容が頭に入ってきやすいです。
また、引っ掛け問題を間違えることも少ないです。
私は「最も」や「最小限の」などの問いはよく間違えていました。

例題
設計しているアプリケーションは、ファイルを受信して​​処理します。通常、ファイルのサイズは約4GBで、アプリケーションはファイルからメタデータを抽出します。これには通常、各ファイルに数秒かかります。更新のパターンは非常に動的で、アクティビティがほとんどない時間で、その後短時間で複数のアップロードが行われます。

次のソリューションの中で最もコスト効率が高いのはですか?

ア、Kinesisデータストリームを使用してファイルを保存し、Lambdaを使用して処理します
イ、ファイルをS3バケットにアップロードし、Amazon S3イベント通知を使用してLambda関数を呼び出してメタデータを抽出します
ウ、ファイルをSQSキューに配置し、一連のEC2インスタンスを使用してメタデータを抽出します
エ、処理のために別のEC2インスタンスからアクセスできるEBSボリュームにファイルを保存します

引用記事

環境構成図を思い描く

SAA試験はAWS Well-Architected フレームワークの知識を求められるので、問題文を読んで構成図を思い描けるようになるといいです。
思い描いた構成図とWell-Architected フレームワークを比べてみた時の差異が回答になることが多いです。
学習教材を繰り返し勉強して構成図が想像できると理想です。
さらに、AWSで環境構築してみるとなおよいと思います。

[イメージ図]
image.png

引用記事

今後の目標

今後AWSを利用して社内でやってみたいことをまとめてみました。

  • AWSを用いたBizRobo!環境構築のナレッジ・Tipsを公開する
  • スケーラブルで高可用な基盤の構築・運用をする
  • 不要なコストのカットと最小力の管理体制を築く

まだまだ力不足なので知見を深めていきたいと思います。
社内外によい影響を与えられるように邁進します。

終わりに

SAAを取得するために勉強してよかったと感じています。
当初はインフラのイの字も知らない状態でしたが、受験勉強をしたことによって今では上長やベンダーさんと環境構築についての議論ができるようになりました。
AWS Well-ArchitectedフレームワークはAWSの基礎でもあり、インフラの基礎でもあるのでこれからインフラ関連のお仕事を始められる方は受験してみても良いかもしれません。
個人のスキル評価に箔が付くのも良いポイントですよね。

SAA試験を受講しようと検討している方の一助になれば幸いです。

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