はじめに
AWS認定であるクラウドプラクティショナー(CLF)の出題範囲である、
クラウドのコンセプトについて学ぶ。
クラウドの分野について
- ①AWS クラウドの利点を定義する。
- ②AWS クラウドの設計原則を特定する。
- ③AWS クラウドへの移行の利点と戦略を理解する。
- ④クラウドエコノミクスのコンセプトを理解する。
以上4項目がAWSの提示しているクラウドのコンセプトです。
今回はこの中から①AWSクラウドの利点を定義するを解説します。
①クラウドの利点を定義する
こちらの項目では
AWSクラウドの価値提案が対象知識となっています。
対象となるスキルは以下の3つです
- ①規模の経済についての理解(コスト削減など)
- ②グローバルインフラストラクチャの利点の理解(デプロイのスピード、グローバルリーチなど)
- ③高可用性、伸縮性、俊敏性の利点の理解
①規模の経済についての理解(コスト削減など)
規模の経済とは、AWSがサービス提供規模を拡大することにより、
増えた顧客への値下げ等の還元をする仕組みのこと。
②グローバルインフラストラクチャの利点の理解
(デプロイのスピード、グローバルリーチなど)
この項目で大切なポイントは主に2つあります。
- ①冗長性とデータ保護
- ②高速で安全なコンテンツ配信
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①冗長性とデータ保護
AWSのインフラは複数のリージョンに分散し、障害を見越した設計をすることで
運用上のリスクを減らす、高可用性を実現しています。
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②高速で安全なコンテンツ配信
グローバルエッジネットワークを構築されていて、
世界各地にあるPoint of Presence(POP)を通じて
高速で安全なコンテンツ配信をすることができる。
③高可用性、伸縮性、俊敏性の利点の理解
この項目で大切なポイントは、主に3つあります。
- ①高可用性
- ②伸縮性
- ③俊敏性
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①高可用性
EC2インスタンスが唐突に落ちたり、アベイラビリティゾーンが
消滅したりしてもシステムが稼働し続けられる、
何か障害があっても、システムの停止時間をなるべく少なくすることを指します。
Design for Failureと一緒に使うことが多い。
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②伸縮性
リソースの性能を柔軟にスケールアウトしたり、スケールインすること。
AWSのElasticは伸縮性が高く、弾力性があるという意味。
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③俊敏性
変化に迅速に対応できる能力(リソースの調達)、コンピューティングリソースを
すぐに起動できること。
おわりに
以上が「AWSクラウドの利点を定義する」についてでした。
今回解説したポイント以外にも、出題はあるかと思いますが、
基礎的な知識として大切なポイントです。
参考文献
・https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-cloud-practitioner/AWS-Certified-Cloud-Practitioner_Exam-Guide_C02.pdf
・https://www.youtube.com/watch?v=2a9w43E8irg
・https://workjam.co.jp/aws-global-infrastructure/
・https://qiita.com/taktak813tec/items/e9780170746ab4c3b085
・https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/