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CLFクラウドのコンセプトについて(その1)AWSクラウドの利点を定義する

Last updated at Posted at 2024-08-08

はじめに

AWS認定であるクラウドプラクティショナー(CLF)の出題範囲である、
クラウドのコンセプトについて学ぶ。

クラウドの分野について

  • ①AWS クラウドの利点を定義する。
  • ②AWS クラウドの設計原則を特定する。
  • ③AWS クラウドへの移行の利点と戦略を理解する。
  • ④クラウドエコノミクスのコンセプトを理解する。

以上4項目がAWSの提示しているクラウドのコンセプトです。
今回はこの中から①AWSクラウドの利点を定義するを解説します。

①クラウドの利点を定義する

こちらの項目では
AWSクラウドの価値提案が対象知識となっています。
対象となるスキルは以下の3つです

  • ①規模の経済についての理解(コスト削減など)
  • ②グローバルインフラストラクチャの利点の理解(デプロイのスピード、グローバルリーチなど)
  • ③高可用性、伸縮性、俊敏性の利点の理解

①規模の経済についての理解(コスト削減など)

規模の経済とは、AWSがサービス提供規模を拡大することにより、
増えた顧客への値下げ等の還元をする仕組みのこと。

②グローバルインフラストラクチャの利点の理解
 (デプロイのスピード、グローバルリーチなど)

この項目で大切なポイントは主に2つあります。

  • ①冗長性とデータ保護
  • ②高速で安全なコンテンツ配信

  • ①冗長性とデータ保護
    AWSのインフラは複数のリージョンに分散し、障害を見越した設計をすることで
    運用上のリスクを減らす、高可用性を実現しています。

  • ②高速で安全なコンテンツ配信
    グローバルエッジネットワークを構築されていて、
    世界各地にあるPoint of Presence(POP)を通じて
    高速で安全なコンテンツ配信をすることができる。

③高可用性、伸縮性、俊敏性の利点の理解

この項目で大切なポイントは、主に3つあります。

  • ①高可用性
  • ②伸縮性
  • ③俊敏性

  • ①高可用性
    EC2インスタンスが唐突に落ちたり、アベイラビリティゾーンが
    消滅したりしてもシステムが稼働し続けられる、
    何か障害があっても、システムの停止時間をなるべく少なくすることを指します。
    Design for Failureと一緒に使うことが多い。

  • ②伸縮性
    リソースの性能を柔軟にスケールアウトしたり、スケールインすること。
    AWSのElasticは伸縮性が高く、弾力性があるという意味。

  • ③俊敏性
    変化に迅速に対応できる能力(リソースの調達)、コンピューティングリソースを
    すぐに起動できること。

おわりに

以上が「AWSクラウドの利点を定義する」についてでした。
今回解説したポイント以外にも、出題はあるかと思いますが、
基礎的な知識として大切なポイントです。

参考文献

https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-cloud-practitioner/AWS-Certified-Cloud-Practitioner_Exam-Guide_C02.pdf
https://www.youtube.com/watch?v=2a9w43E8irg
https://workjam.co.jp/aws-global-infrastructure/
https://qiita.com/taktak813tec/items/e9780170746ab4c3b085
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/

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