導入
2024年3月17日、QurartzにてElon Musk just made his ChatGPT rival Grok open-source は投稿された。
以下Quartzのホームページ
以下翻訳記事ページ
イーロン・マスク、ChatGPTのライバル「Grok」をオープンソース化する
イーロンマスクは、OpenAIおよびそのCEOであるサム・アルトマンとの確執の中で、この動きを予告していた。彼は間近でOpenAIとマイクロソフトとのパートナーシップを巡って提訴している。
イーロン・マスクは、日曜日に自身の新しいAI企業のチャットボット「Grok」を動かすコンピュータコードを公開した。これは、OpenAIおよびそのCEOであるサム・アルトマンとの継続的なライバル関係における最新の動きである。マスク氏の企業xAIは、日曜日に自社のウェブサイトでGrok-1をオープンソースのAIモデルとしてリリースした。同社は、「3140億のパラメータを持つMixture-of-Expertsモデル、Grok-1の重みとアーキテクチャを公開する」と述べている。
テスラおよびスペースXのCEOで、ソーシャルメディアサイトXも所有し、OpenAIの創設者でもあるイーロン・マスクは、ソーシャルメディア上の簡潔な一文でこのリリースを予告していた。先週の月曜日、イーロン・マスクはXで「今週、@xAIがGrokをオープンソース化する」と書いている。
イーロン・マスクは先月末、OpenAIとアルトマンを提訴し、ChatGPTの開発者であるOpenAIとマイクロソフトの数年にわたる数十億ドル規模のパートナーシップが、利益よりも人類への貢献を優先するという創設時のコミットメントを裏切っていると主張した。この訴訟では、契約違反、信認義務違反、不公正な商慣行が主張されている。また、このビリオネアは、OpenAIに対し、その研究と技術を一般に公開するよう命じることを求めた。
イーロン・マスクの訴状には、「OpenAI, Inc.は、世界最大のテクノロジー企業であるマイクロソフトの事実上のクローズドソースの子会社に変貌を遂げた」と記されている。「新しい役員会の下で、同社は人類の利益のためではなく、マイクロソフトの利益を最大化するために、人工汎用知能(AGI)を開発しているだけでなく、実際に洗練させている」とも述べられている。
昨年7月、イーロン・マスクは自身のAI企業であるxAIを発表した。そして11月、Xで「選ばれたグループに向けて」最初のAI製品をリリースすると述べた。xAIは、マスク氏が所有する以前はTwitterとして知られていたソーシャルメディアサイトXとは独立しているが、同社のウェブサイトでは、XおよびマスクのEVメーカーであるテスラと密接に連携していくと述べられている。
イーロン・マスクが2015年にアルトマン氏と共に共同設立し、その後離脱したOpenAIは、今月初めにマスク氏の訴訟に対し、同氏がOpenAIに在籍していた際のメールのスクリーンショットを含むブログ記事で反応した。それらのメールは、マスク氏がOpenAIを営利企業にすることを支持し、グーグルのAIへの取り組みに対抗するためにテスラとの合併を推し進めていたことを示している。OpenAIは、その反応の中で、アルトマン氏と他の共同設立者であるグレッグ・ブロックマン氏が当初1億ドルの資金調達を計画していたのに対し、マスク氏は「絶望的に聞こえるのを避けるため」に10億ドルの資金提供からスタートしたがったと述べている。
OpenAIは、このブログ記事の中で、「イーロン・マスクはOpenAIを去り、Google/DeepMindに対抗する競合相手が必要であり、自分でそれを行うつもりだと言った」と述べている。また、「彼は、我々が独自の道を見つけることを支持すると言った」とも述べている。
XのPOSTまとめ
最後に
2024年3月17日、Grokはオープンソース化された。ああ、一昨日のことだ。これについては、イーロン・マスクとサム・アルトマンの確執がよく話題になるが、Grokについて意外と衝撃はあるかもしれない。これまで、オープンな言語モデルとしてMistral,Llamaなど知られていたが、上記のXのPOSTを見てもわかるようにオープンソースで一番性能がよさそう。パラメータ数がchatgpt3より大きく、chargpt4より小さいという。このレベルがオープンソースとして扱えることは、AIが及ぼす社会への影響は計り知れない。
ChatGPTが初めにリリースされてからここ数年、次々とAIの進化でニュースを賑わせているが、最近はClaud AI Opus 3,このオープンソースのGrokなど数段階レベルが上がっている気がする。AIに関してこ10年が一番面白いかもしれない。