Linuxのシステムクロックを変更するコマンド集です。
1. 指定した日時・時刻に変更する date -s "日付"
【例】2019年10月1日 10:00:00に変更する場合
# date -s "2019/10/01 10:00:00"
主なオプション
オプション | 意味 |
---|---|
-s "日時" | "日時"に入力した日時に変更する |
-u | 協定標準時に設定・表示する |
2. NTPサーバと同期する ntpdate [オプション] NTPサーバー
【例】「ntp.nict.jp」(独立行政法人 情報通信研究機構が公開している日本標準時に直結しているNTPサーバー)と同期する場合
# ntpdate -v ntp.nict.jp
主なオプション
オプション | 意味 |
---|---|
-b | stepモードで直ぐに時刻を修正(settimeofday()を使用) デフォルト |
-B | slewモードで徐々に時刻を修正(adjtime()を使用) |
-d | デバッグモード(時刻の修正は行わない) |
-q | NTPサーバーに日付と時刻の問い合わせを行う(時刻の修正は行わない) |
-s | コマンドの実行結果を syslogに出力 |
-v | 詳細情報を表示 |
※エラー「the NTP socket is in use, exiting」が出た場合
以下のコマンドを実行し、ntpdを停止させる
(1)ntpdのステータスの確認
# /etc/init.d/ntpd status
(2)動作が確認できたら以下を実行
# /etc/init.d/ntpd stop
これで、再度ntpdateコマンドを実行すれば、指定したNTPサーバと日付・時刻の同期がとれるはず!
3. ハードウェアクロックと同期する hwclock
ハードウェアクロックの日付・時刻を設定する
# hwclock --hctosys
逆に、システムクロックの現在時刻をハードウェアクロックに反映するコマンドは以下の通り
# hwclock --systohc
参考
【 date 】コマンド――現在の日時を表示する/変更する | @IT
ntpdate - 日付と時刻をNTPサーバーと同期 - Linuxコマンド | Linux入門
Linuxサーバの時刻設定手順とエラー(the NTP socket is in use, exiting)| Qiita