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GoogleAppsScriptで動的に地図画像を作成して画像(のURL)を返すAPIを作る

Last updated at Posted at 2017-06-03

#はじめに
GASは緯度経度情報を与えて周辺の地図画像を動的に作れます。GoogleMapsのスクショみたいな感じで、かなり便利だと思います。

ただそれをWebAPI的に使いたかったんですよね。結果としてはどうもそれは難しいっぽいです。
(アクセスしたら画像データがレスポンスでくるようにしたかった。)

ということで
・緯度経度情報から動的に地図画像を作る
・Driveにアップロードする(全体に公開する権限を付与)
・そのアップロードされた画像のURLを返す。
という苦肉の策にでました。

その話をします。

#コード

MapImageAPI.gs
var saveImageFolderID = "セーブ先のDriveのフォルダID";

//Getリクエストが来たときに呼ばれるメソッド。
function doGet(e) {
//緯度経度をパラメータから取得
  var lat= e.parameter.lat;
  var lon = e.parameter.lon;
//MapのBlob(Binary Large Object)を作る。
  var map = Maps.newStaticMap()
  .setLanguage("ja")
  .setSize(512, 512)
  .setZoom(15)
  .setCenter(lat,lon)
  .addMarker(lat,lon)
  .getBlob();
  
//GetSavedImageID()メソッドでURLを作成し、レスポンスする。
   return ContentService.createTextOutput(GetSavedImageID(map));
}



//Blob情報から画像を特定のフォルダに公開権限をつけてアップロード
function GetSavedImageID(blob){
//フォルダのインスタンス取得
 var folder = DriveApp.getFolderById(saveImageFolderID);
//blobから画像を作成
  var file = folder.createFile(blob);
//権限付与
  file.setSharing(DriveApp.Access.ANYONE_WITH_LINK, DriveApp.Permission.VIEW);
//アップロードが終わったらIDを取得してアクセス可能なURL化して返す。
  return "http://drive.google.com/uc?export=view&id=" + file.getId();
}

これだけです。

#結果
あとは公開->ウェブアプリケーションとして導入でこのスクリプトへのアクセスURLを取得します。
そして
アクセスURL?lat=40.759011&lon=-73.984472
のようにパラメータをつけてアクセスすると

のような画像へのアクセスURLができます。

ここにアクセスすると…
image.png

このような画像が得られます。
たぶんZoom変数とかサイズとかはパラメータでカスタマイズできたほうがいいですね。

#感想
GASのMapに関するドキュメントを見ると
https://developers.google.com/apps-script/reference/maps/static-map

SetCenterでは緯度経度だけではなく、名前(文字列)を元に地図画像の中心を定義できます。
これは凄いことで、例えば.setCenterの引数を'渋谷駅'にすると

image.png

この画像のアクセスURLが取得できます。何この便利さは。

この記事はWebAPI化としたことに意義があるんですが、本当は画像を返すことができたらよかったですね…。やり方ないのかな。

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