Google ColabでノートブックをきれいにHTML化する方法 (初心者向け解説)
概要
ローカル環境(ブラウザ上でなく、PC上)でJupyterのHTMLエクスポートがうまくいかない人向けに、Google Colabを使ってノートブックをHTMLに変換する方法を紹介します。
以下の手順を踏めば、Colab上で課題を作成し、HTMLファイルとして出力できます。
ステップ 0: google Colabとはなにか
google Colabは接続すると、仮想環境(自分のpcとは切り離されたリモート環境)に接続されるので、自分のpc環境に依存せずに開発できます!
google colabって打つと出てくるページにアクセスするともうプログラミングできます。楽。
ページ上でファイル(.ipynb)を保存すると基本的にログインしてるgoogleアカウントのdrive上の/MyDrive/Colab Notebooks
に保存されます。
ステップ 1: 課題用ノートブックの作成
まず、Colabで課題を記述したノートブック assignment.ipynb
を作成します。
(ファイル名は自由、以下assignment.ipynb
として話を進めます。)
※ コード・テキスト・図などを使って課題を作成してください。
ステップ 2: HTML化用のノートブックを作成
別のノートブック to_html.ipynb
を作成し、以下のコードを実行します。
# Google Driveをマウント(保存先として)
from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')
# nbconvert を使用するためにjupyterをインストール
!pip install notebook
# assignment.ipynb を HTML に変換 assignment.ipynbの部分は自分で読みかえてください
!jupyter nbconvert ./drive/MyDrive/Colab\ Notebooks/assignment.ipynb --to html
!jupyter nbconvert ./drive/MyDrive/Colab\ Notebooks/assignment.ipynb --to html
の部分はhtml化したい.ipynbファイル名に各自置き換えてください。
このノートブックにGoogle ドライブのファイルへのアクセスを許可しますか?
というポップアップはすべて許可してください。
エラーなく実行できたら、接続しているgoogleアカウントのGoogle drive上のの/MyDrive/Colab Notebooks
上にassignment.html
があるはずです。これをダウンロードして、インストールしたブラウザで開いて、pdfとして出力して完了!
おわりに
いかがでしたか?この方法ならブラウザ上で完結できますし、to_html.ipynb
は毎週、課題ごとに使い回せていいですね。