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【AWS】AWS 認定ソリューションアーキテクト(SAA-C01)に元WEBディレクター開発未経験の人間が受かった話

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自己紹介

はじめまして。ATARUです。
少し前(2020/3/11)のことになりますが、AWS認定ソリューションアーキテクトに合格しましたので、この度、合格体験記をここに残したいと思います。

経歴

まず最初に軽く自己紹介しておきます。

  • 1社目(新卒)
    某大手EC事業会社のBtoCサイトのプロダクトマネジメント部にて、WEBディレクター的な立ち位置に居りました。
    -自社サービスのサイトのABテスト/UIUX改善/機能改修/保守運用/案件管理など。時にはログ調査なども。
    -社内ツールの機能改善/性能改善/案件管理など。
    すべて管理/調整系の仕事で、エンジニアの用語はほとんど「?」な感じでした。新卒でしたし勘弁してください。。

  • 2社目
    ITベンチャーへ転職。
    主にやったことは受託のWEB制作のディレクター。1社目とは違い、受託だったので制作会社って感じでした。
    デザイナーとエンジニアとPMとクライアントに囲まれて気づいたら撮影部隊と海外ロケをしていたり、イベントスタッフをしていたり、てんやわんやな感じでした。ここではディレクターとして?、ひとつWEBサイトの公開をしました。管理系の職種ほど仕事の境界が曖昧なものはないなと思ったとこでした。

  • 現在
    現在(2020年3月現在)は年明けに転職し、WEBディレクターというポジションからいったん離れて、開発の現場にいます。
    しかもWEBの会社ではありますが、ポジション的にはインフラ系にいます。
    いくつか理由はありますが、長くなるので、端的に言うと、「将来のことを考えたら今はディレクターやるよりスキル身に着けた方がええやん」っていう理由です。

できること

てなわけで転職したばかりなので、何もできません。
できることといえば、BacklogやSlack、Confluence、Excelなど管理で使っていたツールを駆使することくらいです。
この業界は、だいたい未経験でも「Python?少しかじってましたけど。」みたいなできるタイプの人間ばかりですが、自分は「AWS?試験なら受かりましたけど。」という状況です。
ペーパーエンジニアも甚だしいです。
少し盛りましたが、実務経験はほんとうにないので、軽いIT用語やプログラミングの初歩的なところの知識くらいしかないです。最近TerraformとDockerに興味もってやっと少し触れるようになったところです。Linuxもやっと10個くらいコマンド覚えたところなんじゃないなのだろうか。
本当にこのままで大丈夫なのだろうか。

エンジニア0ヵ月目(AWS学習1か月目)

「エンジニア0ヵ月目ってなんやねん」って思われた方、決して誤字ではありません。
今年転職した会社では最初の3ヵ月は研修というお金もらいながら勉強のできるとても都合のいい条件だったので、ずっと勉強をしてました。よってエンジニアの経験があるのかという無いのです。ただ勉強をしていただけなので。
最初はネットワークやらLinuxの基礎やらをサラーっとやりました。
とは言っても、本当に実務経験はないため、自宅のPCでちょろっとLinuxやってみたりしてました。

~~読んだ書籍~~
Linux標準教科書
図解まる わかりネットワークのしくみ
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築

エンジニア0ヵ月目(AWS学習2か月目)

まだエンジニア0ヵ月目です。知識だけ少しずつ増えた状態。
2か月目あたりからようやくAWSの試験の学習が本格的に進みます。
軽く触ったことはありましたが、AWS公式のチュートリアルなどはやっていなかったため、やることに。
EC2とかS3とかRDSなどの主要なサービスをコンソールから立ち上げたり、SSHで接続したりすることはできるが、「で!?」って感じである。
しかしまぁ試験には受からないとまずいので、AWS各サービスの概要やベストプラクティスなどをしっかり頭に入れました。
(本来これって実運用をしていくうちに身に着けたりしていくものではないのだろうか。まるで試験に受かることを目的とした勉強をさせられており、正直そのへんは研修センターに対して疑問を感じた。)

研修センターではAWS Black Beltが教材として使われていたが、あれを未経験の人間が全て頭に詰め込むのは相当ハードです。周りの人もみんな下記のような書籍を購入して勉強をしておりました。
『一夜漬け~』の書籍はとてもよかったです。一夜漬けと書いてますが、AWSのサービスの基本的なことから教えてくれます。またベストプラクティスが非常にわかりやすく、シンプルにまとめてあります。
ただ、単純に用語やサービスの概要だけ覚えても仕方ないので、どういうケースでこのアーキテクチャになるのか、どんなアーキテクチャならこのサービスを利用できるのかと、素人ながらに考えてみることをおすすめします。
ちなみにですが、書籍以外だと、AWSの公式開発者ガイドを見ることをすすめます。こちらも非常に長いドキュメントなので、サービス概要とか概念とか、クラス/タイプなどに絞って閲覧していくと効率的でしょう。
このガイドですが、「"サービス名" "開発者ガイド"」などで検索するとでてきます。
たとえば、「S3 開発者ガイド」→Amazon S3 とは
あとは、Developers.IOで情報を得て見たりすることもおすすめです。
ちなみに意外とやってない人がいますが、AWSはサービスが変わることが多いので常に最新のアップデートなどは気にしておきましょう。そのせいで2018年出版のAWS SAA問題集の答えが違うものが2つくらいありました。最新の情報をしっかりキャッチアップしておきましょう。

~~読んだ書籍~~
この1冊で合格! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト テキスト&問題集
一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 直前対策テキスト
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

エンジニア0ヵ月目(AWS学習3か月目)

さて、試験まで2週間をきりました。まだあまり問題を解いてません。
公式の模擬試験を受けてみましたが、6割~7割くらい。書籍についてる問題も解きましたが、7割ちょうどくらい。
試験の合格ラインは720/1000ですから、これじゃあ心配しかないです。

そこでUdemyの問題つき講座をとりました。
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(ASS-02試験対応版)
これは非常によかったです。問題も解きやすかったし、解説もわかりやすかったので。ただ、本編の講座の動画をほとんど見ていません。。。問題集だけのほうもあったので、そっちにすればよかっただろうか。。

さて、試験の1~3日前は上記の書籍の問題集やUdemyの問題集を99%解けるくらいまでやって、解説を熟読しました。かつQiitaにまとめてきたベストプラクティスやサービス比較表などを念入りにチェックするようにしました。

そして試験当日

正直そこまで心配はしてなかったです。(模擬試験や問題集を所見で8割超えたことすらないのに。)
聞いていた通り、パッと始まり、不安な問題はチェックマークをつけ、サッと30分くらい残して終えました。
時間はかなり余裕です。余裕すぎたので、文章が長い問題はアーキテクチャを実際に書いてみたりしました。
スコアは836点。
ふん。こんなものか。
欲を言うともう少し欲しかった。3ヵ月勉強しても満点はとれないのか。(合格して調子に乗ったわけである。)

振り返ると、セキュリティの分野が得意じゃなかったかもなぁなんて思っていました。試験結果もセキュリティのところだけ再学習の必要ありと記されてありました。(試験結果に載ってます。)

見ればよかった

終わった後に見たのですが、下記の方々がAWSのこの試験対策について非常にきれいにまとめております。
AWS 認定 Associate level を大体一ヶ月で取った話 -Qiita
3週間でAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト-とったので、勉強法などまとめてみる -Qiita

おわりに

未経験でもがんばればAWS SAAは受かります。
ただ、勉強の仕方などは工夫してちゃんと理解した状態にすることが大事だと思いました。
今は一応AWSメインのインフラエンジニアとして、配属されておりますが、自分のことをエンジニアと名乗るにはまだまだ早いと思っております。
やっとこさEC2にApache入れて開発環境を作るような仕事がくるくらいで、これからやるのもスケールアップやスケールアウトの調整、障害対応などがメインになりそうとのこと。
最近はTerraformとDockerにはまってきたので少しやってみていますが、実務で使うかは不明。。不明すぎて不安。まぁでも今年はLPICと基本情報(春はなくなりましたが・・・)とITILの資格とろうと決めたので、頑張ります。
エンジニア向いてないのかな自分、そんなことを考えながら今日も生きていきます。

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