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Assetstoreは初心者にとって難易度が高い
本記事の主な内容はタイトルにある通り、Unity初心者でも気軽に利用できる、外部の3Dモデル入手サイトを紹介するというもの。
こんな記事を挙げると、「いや、Unityには公式のAsset Storeがあるだろ」とおっしゃる方が多いと思う。それと同様の声を聞いたUnity初心者の方に特に声を大きくして言いたいのだが、Unity Asset Storeは初心者にとって難易度が高い。
Unity Asset Storeのメリットとデメリットをある程度整理しておきたい。
- メリット
- Unity公式という安心感
- Unityへの導入の手軽さ(初心者にとっては少し煩雑ではあるが)
- 長年の蓄積によって為された豊富なアセットの数々
- マイアセット登録でメモいらず(これを使いこなせているなら君は立派にUnity初心者を抜け出せているよ…)
- デメリット
- バージョンなど、自分の環境に導入できるかを見極める必要がある
- いろんなアセットがあるため、自分の目的のものを見極める能力が必要となる
- 導入したアセット内部のスクリプトのせいで、とんでもないエラーが発生し、プロジェクトが破壊されることがある
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長年の蓄積→古いスクリプトが更新もされずに残っている可能性があり、修正していかなければいけない
- ex.)Standard Assetとかその手のやつの軽い例
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長年の蓄積→古いスクリプトが更新もされずに残っている可能性があり、修正していかなければいけない
こうして整理するとやはり、Unityに慣れ親しんでいく初心者にとってUnity Asset Storeの利用はハードルが高い。純粋なプログラミング部分ではないところで挫折感を味わい、Unityをあきらめることになるのが目に見えている。
もちろん、失敗を何度も重ねて覚えていくものだという意見もあるのは承知だが、教育現場に立つ身としては、できれば初心者にそんな目にあってほしくないと思っている。
ということで、余計な影響を与えがちなスクリプトとかが入っていない、純粋かつUnityに対応している3Dモデルを無料で気軽にダウンロードできるサイトを、ここでいくつか紹介していこうと思う。
なお、明記していなければ、各サイトはなんとアカウント登録なしで使用できる。
1.立体屋さん
かわいいテイストのモデルの素材がたくさんあるサイト。
スクロールしてみているだけで、ファンタジーRPGを作れるような気になってくる。もちろん、ファンタジー以外の素材もたくさんある。
2.3D屋さん
先の立体屋さんと比して、こちらは少し現実感がある素材が多いというイメージ。
現代社会で身近にあるものが多い。
3.Three D Scans
…ちょっと需要があるかわからないが、このサイトは彫刻像の宝庫である。
こんなに精巧なものが無料なんて…!
しかし、Unityでどう使用しようか…(駄洒落)
4.Poly Haven【ちょい難易度↑】
先の三つと比べて、ちょっと難易度が高いかもしれない。英語という部分も忌避感を誘うかも…?
使えるようになると、後々テクスチャとか言い出した時にも使えるし、長い目で見ると利が多いと思うのだが…。
使い方
少し自信をつけたあなたに…
free3d
ドラゴンとか、アニメーション付きですっごいクオリティの高いモデルがあったりするぞ。
あとはステージ系のモデルもお気に入りのものがいくつかあったり。
ファイルの拡張子で悩むかもしれない、がんばれ!!
アカウント登録必要系でいくつか…
Sketchfab
これをなくしてどれを紹介するんだ、という大物。
別にこの記事でなくても紹介しているものがあるだろうし、ググるんだ。
ddd
個人的にちょっとお気に入り。
お寿司とか紅葉とか、日本っぽいモデルが好き!
ゲーオク 3D素材工房
https://www.ge-oku.com/3dstore/
カートに入れる = アカウントを作る必要があるが、無料のモデルも豊富にあったり。
ファンタジー系装備はめちゃくちゃ強い。
※追記(2024年2月20日)
このサイト、ちょっと前から入れなくなっていました。
原因不明...。
5.番外編:ダウンロード後の手順
導入手順:立体屋さんを例に
①気に入った素材があったらクリック、ダウンロードボタンをクリック。
②zip形式のファイルがダウンロードされると思うので解凍。
※zipファイルの解凍方法がわからないときはこのへんのサイトを見よう。この際、zipファイルの扱いを頭に入れよう
③解凍後、できたフォルダごとUnityにドラッグ&ドロップ
コツはAssetフォルダの下にいれること。
④フォルダごとに探すのが面倒だったら、Assetsフォルダの上あたりにあるAll Modelsから探すのがおすすめ。
6.あとがき
このなかのもので満足できなかったら、3Dモデリングの道もありかもしれない。
Blendarがいいとか世間では言うけれど、個人的にはProBuilderがおすすめです。
(上の画像に映りこんじゃった樽はProBuilderで作ったやつです。これくらいのクオリティならUnityのなかでできるんだぜ!)
7.注意
いろいろとサイト紹介しましたが、著作権確認はしっかりしましょう。
これも勉強だと思ってください。これくらいは自分でやろうぜ…。