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Amazon Bedrock を用いたClineの導入

Last updated at Posted at 2024-11-19

はじめに

ClineのBedrock経由での利用に際して参考記事が少なく苦労したので、備忘録も兼ねこの記事でClineをBedrockで利用するための設定手順について纏めます。

Clineとは

一応記載

cline githubより引用(日本語訳)

Clineは、複雑なソフトウェア開発タスクをステップバイステップで処理することができます。
ファイルの作成と編集、大規模なプロジェクトの探索、ブラウザの使用、ターミナルコマンドの実行(許可後)などを可能にするツールを使って、コード補完や技術サポート以上の方法であなたを支援することができます。
自律型AIスクリプトは従来サンドボックス環境で実行されていましたが、この拡張機能では、すべてのファイル変更とターミナルコマンドを人間が承認するGUIを提供し、エージェント型AIの可能性を探るための安全でアクセスしやすい方法を提供します。

与えられたタスクを自分で考えてよしなに遂行してくれるAIエージェントだと 私は
解釈しています。

導入手順

1. VSCode への Cline 拡張機能のインストール

VSCode の拡張機能マーケットプレイスから以下の拡張機能をインストールします

saoudrizwan.claude-dev

2. Bedrockのアクセス付与

画像のようにBedrock上でClineにて利用するモデルのアクセス権を得ます(リクエスト可能アクセスが付与されました
今回はClaude 3.5 Sonnet v2us-west-2(オレゴン)で利用する想定です。
スライド2.PNG

3. IAMユーザーの作成と認証情報の取得

Cline の利用にはActionとして InvokeModelWithResponseStream が許可されていれば問題ないようです。
今回は、別モデルを利用することも想定して任意のリージョンの任意のモデルにアクセスできるポリシーを作成します(勿論 別モデルを利用するには、対象モデルがアクセスが付与されましたである必要があります)。
ポリシーをアタッチしたIAMユーザーを作成し、アクセスキーとシークレットキーを取得します。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Sid": "VisualEditor0",
            "Effect": "Allow",
            "Action": "bedrock:InvokeModelWithResponseStream",
            "Resource": "arn:aws:bedrock:*::foundation-model/*"
        }
    ]
}

4. Clineの設定

vscodeにて下記画像のように設定します。
Access Keyと Secret KeyはIAMユーザーより取得した値を用います。Session Tokenは今回使用しません。
AWS RegionとModelはアクセス付与したBedrockモデルを設定します(今回だとClaude 3.5 Sonnet v2us-west-2)。

image6.png

5. 動作確認

何かchatしてみましょう。
Agentから返事が返ってくればBedrockと正常につながっていることになります。
image (1).png

注意点

clineはタスクの遂行にあたって多くのtokenを要するので、利用に際しそれなりにコストがかかる印象です(所感 1$/task).
prompt cashingが利用できるようになるともう少しコストは抑えられるのでしょうが、Bedrockを用いてclineを利用するにあたってはコスト面に少し注意する必要がありそうです(幸いにもコストは見えやすい場所に表示されているので)

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