LENOVO Miix 10 (IdeaPad)のwindows10化
Miix 10が安価で手に入ったためwin10化する手順をまとめる。
・目次
1.準備
1.1.win10インストールメディア作成
1.2.デバイスドライバ準備
1.3.biosの設定変更
2.win10インストール
3.デバイスドライバインストール
4.不具合修正
1.準備
win10をインストールするにあたり、準備をしていく。
なお、win10をインストールするためにはUSBドライブが必要だが、
Miix 10にはUSBポートがないため、microUSBポートからUSBを接続できるよう
【micro usb ハブ】の購入が必要になる。
1.1.win10インストールメディア作成
以下からUSBドライブにwin10のインストールメディアを作成するためのツールをダウンロードする。
Miix 10は32bitのため、32bit版もしくは両対応版でツールをダウンロードする。
1.2.デバイスドライバ準備
win10インストール後はネットワークに接続できないため、手動でデバイスドライバをインストールする必要がある。
以下からチップセットとLANのデバイスドライバをダウンロードし、USBドライブ等にコピーしておく。
チップセット:pf132w8132.exe
LAN:wlan132w8132.exe
※win8と記載あるが使用可能。
1.3.biosの設定変更
1.1で作成したインストールメディアを起動するためにはUSBドライブからBootする必要があるが、初期値?ではUSBBootができない設定になっているため、biosからsecureBootをオフにする必要がある。
Miix 10のbiosの起動方法は音量ボタンの+を押しながら電源ボタンを長押し。
secureBootをオフに変更。
2.win10インストール
biosの設定が変更されていればusbbootができるため、
microUSBポートに【micro usb ハブ】を接続し、インストールメディア入りのUSBを接続。
音量ボタンの+を押しながら電源ボタンを長押しでbootmenuに入り、USBを選択。
インストールメディアを読み込んだら通常通りインストール開始。
なお、win10は32bitを選択する。
また、キーボードやマウス操作が必要な場合、無線接続やBluetooth接続はできないため、USBハブに有線のマウス等を接続すること。
3.デバイスドライバインストール
win10のインストール完了後以下のドライバをUSBドライブ経由でコピーしインストールする。(microSDカードでも可)
その他のドライバはwinupdate経由で適用する。
チップセット:pf132w8132.exe
LAN:wlan132w8132.exe
4.不具合修正
上記手順まで完了後、winupdateを実施していると急にシャットダウンし、起動させてもすぐにシャットダウンをしてしまう現象が起きた。
調査の結果、デバイスドライバのIntel Dynamic Platform and Thermal Frameworkが悪さをしていることが分かった。
上記を解消するための手順を紹介。
①電源ボタンを長押しして電源ONした際に、windowsが立ち上がる前に電源ボタンを長押しして強制シャットダウンさせる。
②上記手順を2回繰り返した後、3回目の起動でスタートアップ修復が実行される。
③しばらく時間がたった後、「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」と進み、
セーフモードで起動する。(キーボード操作が必要になる。)
④セーフモードでwin10を起動後、以下を参照してデバイスマネージャーを開く。
https://askpc.panasonic.co.jp/beginner/guide/ten07/7013.html
⑤以下画像を参照し、「Intel Dynamic Platform and Thermal Framework~」と記載されたデバイスドライバを削除する。
⑥再起動を行うと正常に起動するようになり、勝手にシャットダウンをすることがなくなった。
イベントログを確認してみると「kernel power 86」が記録されていたため、Intelのドライバが正常に動作しなくなり、CPUの温度を誤って高温と測定してしまいシャットダウンを繰り返していたと予想。
winupdateの推奨ドライバにて「Intel Dynamic Platform and Thermal Framework~」が出てくるが、インストールしないほうがよさそう。
以上でMiix 10のwin10化が無事終了しました。
OSのライセンス認証も自動で通り、デバイスドライバ適用でディスプレイタッチも良好。