2.3.Mac版 android環境
MacPCでのandroid環境の構築手順をまとめます。
・目次
2.3.Mac版 android環境
2.3.1.Android SDKのインストール
2.3.1.1.Android Studioのダウンロード
2.3.1.2.PATH通し
2.3.2.Java JDKのインストール
2.3.2.1.環境変数設定
2.3.3.デバイス準備
2.3.3.1.エミュレータ使用
2.3.3.2.実機デバイス使用
2.3.4.uiautomator2のインストール
2.3.5.パッケージのインストール状況を確認
2024/11/22の構築環境
パッケージ | バージョン | 更新日 | 備考 |
---|---|---|---|
Android Studio | 2024.2.1 Patch 2 | 2024/11/12 | -- |
Android SDK Command-line Tools | V.16.0 | -- | |
adb | 1.0.41 | -- | |
Java | v21.0.5 | 2024/10/15 | |
uiautomator2 | 3.9.0 | 2024/11/18 | 3.9.1リリース有 |
2.3.1.1.Android Studioのダウンロード
・以下からAndroid Studioからダウンロードする
SDKのみのインストールでも問題ないが、エミュレーターの使用時など、Android Studioを導入しといたほうが何かと便利なので推奨
https://developer.android.com/studio?hl=ja
・ダウンロードした.dmgファイルをダブルクリックして開き、FinderのApplicationsフォルダに.appの画像をいれる
・Android Studio.appを開く
・SDKインストール
https://akira-watson.com/android/adt-mac.html#3
・日本語化する場合
https://qiita.com/kosh1/items/e8d9a312299aff3261ca
2.3.1.2.PATH通し
・SDKのパスを確認して、以下コマンドを実行
※【ユーザー名】部分を修正してください
>echo 'export ANDROID_HOME=/Users/【ユーザー名】/Library/Android/sdk' >> ~/.zprofile
以下二つを追記
echo 'export PATH=$ANDROID_HOME/platform-tools:$PATH' >> ~/.zprofile
Ctrl + O で保存し、Ctrl + Xで閉じる
・設定の読み込み
>source ~/.zprofile
・パスの確認
SDKのパスが表示されたらOK
>echo $ANDROID_HOME
バージョンが表示されたらOK
>adb version
SDKのパス確認方法
・Android Studioから確認する方法
①More Actionsをクリック
②SDK Managerをクリック
・Finderから確認する方法
①Finderを開く
②command + shift + . で非表示フォルダを表示させる
③/Users//Library/Android/sdk を確認
2.3.2.Java JDKのインストール
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/?er=221886
・上記サイトからJDKをダウンロード
JDK21とJDK23がありますが、サポート期限が以下のためJDK21を推奨
Ver | サポート期限 | 備考 |
---|---|---|
JDK21 | 2026/9 | LTS |
JDK23 | 2025/3 | -- |
2.3.2.1.環境変数設定
以下コマンドを実行してJDKのパスを確認
>/usr/libexec/java_home -V
Profileに環境変数を追加
>echo 'JAVA_HOME="/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-21.jdk/Contents/Home"' >> ~/.zprofile
>echo 'export JAVA_HOME' >> ~/.zprofile
>echo 'PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH' >> ~/.zprofile
>echo 'export PATH' >> ~/.zprofile
Ctrl + O で保存し、Ctrl + Xで閉じる
・設定の読み込み
>source ~/.zprofile
・パスの確認
Javaのパスが表示されたらOK
>echo $JAVA_HOME
バージョンが表示されたらOK
>java -version
2.3.3.デバイス準備
エミュレータを使用する場合はAndroid Studio をインストールする
実機を使用する場合は実機の設定を行う
2.3.3.1.エミュレータ使用
appium公式から引用
>Android Studio を使用して Android 仮想デバイス (AVD) を作成し、起動します。
作成するエミュレータの API レベルのシステム イメージをダウンロードする必要がある場合があります。
通常、Android Studio の AVD 作成ウィザードを使用するのが、
これらすべてを実行する最も簡単な方法です。
2.3.3.2.実機デバイス使用
・開発向けオプションの表示
設定>デバイス情報を開き、ビルド番号を5〜6回タップして「開発者向けオプション」を表示させる
・設定を有効化
・設定>システム>(端末によっては詳細設定)>開発者向けオプションを開き、下記の設定をONにする
・画面を消灯しない(スリープモードにしない)
・USBデバッグ
・以下コマンドを実行し、端末名が表示されたらOK
>adb devices
2.3.4.uiautomator2のインストール
AndroidアプリケーションのUIを自動化するためのツール
・以下コマンドでインストール
>appium driver install uiautomator2
以下コマンドでバージョンを確認
>appium driver list
以下コマンドでバージョンを更新
>appium driver update uiautomator2
以下が表示されたら最新
Checking if driver 'uiautomator2' needs an update
以下コマンドでチェック
>appium driver doctor uiautomator2
以下が表示されれば問題なし
出力内容 | 内容 |
---|---|
info Doctor ✔ ANDROID_HOME is set | ANDROID_HOMEが正常でありパス設定済 |
info Doctor 'adb' exists | adb,が存在 |
info Doctor 'emulator' exists | emulatorが存在 |
info Doctor 'apkanalyzer' exists | apkanalyzerが存在 |
info Doctor ✔ JAVA_HOME is set | JAVA_HOMEが正常でありパス設定済 |
info Doctor ✔ 'bin/java' exists under | Javaの実行ファイルあり |
info Doctor ✔ ffmpeg exists at | ffmpegがインストール済み |
エラーの対策方法は以下
出力内容 | エラー内容 | 対策 |
---|---|---|
✖ apkanalyzer could NOT be found | apkanalyzerツールがAndroid SDKに含まれていない | ・Android Studioを起動。 ・More Actions > SDK Manager を開く ・「Languages & Frameworks > Android SDK > SDK Tools」に移動。 ・「Android SDK Command-line Tools」にチェックを入れてインストール。 |
✖ bundletool.jar cannot be found | bundletool.jarがない | Androidアプリバンドルを操作しなければ不要 |
✖ gst-launch-1.0 and/or gst-inspect-1.0 cannot be found | インストールされていない | デバイス画面をストリーミングしなければ不要 |
Manually install Android SDK and set ANDROID_HOME. Read | -- | |
✖ apkanalyzer could NOT be found | -- |
2.3.5.パッケージのインストール状況を確認
・SDKのパスが表示されること
>echo $ANDROID_HOME
・SDKのバージョンが表示されること
>adb version
・Javaのパスが表示されること
>echo $JAVA_HOME
・バージョンが表示されること
>java -version
・端末名が表示されること
>adb devices
・エラーがないこと
>appium driver doctor uiautomator2
以上!