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応用情報技術者試験令和2年秋期

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正答率


通常の式を、逆ポーランド表記法(後置表記法)で表現するための基本は、「A+B」を「AB+」で表すことです。1回変換した部分は1つの項とみなすことに注意して、普通に計算式を解くのと同じ順番で変換で行っていくことで逆ポーランド表記法の式になります。なお、変換を行う優先順位は通常の計算式と同様に、括弧付き"()"→積商算(×÷)→和差算(+-) の順番です。


スッタクポインタはスタックの最上段のアドレスを保持するレジスタで、スタック内で最後に参照されたアドレスを保持する。
レジスタは、マイクロプロセッサ(MPU/CPU)内部にある演算や実行状態の保持に用いる記憶素子。
CPUのスタックポインタが示すものは、サブルーチン呼び出時に、戻りアドレス、レジスタの内容などを格納するメモリのアドレス。
プログラムカウンタが示すものは、次に読み出す機械語命令が格納されているアドレス。
命令レジスタが示すものは、メモリから読み出された機械語命令。
ステータスレジスタが示すものは、割り込み許可状態、及び条件分岐の判断意必要な演算結果の状態。

10
ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正できる方式。

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3D映像の立体視を可能とする仕組み

  • バララックスバリア方式
    専用の特殊なディスプレイに右目用、左眼用の映像を同時に描写し網膜状のフィルタを用いてそれぞれの映像が右目と左目に入るようにして裸眼立体視を可能にする。
  • アナグリフ方式
    ディスプレイに赤色と青色で右目用、左目用の映像を重ねて描写し、一方のリムに赤、他方のリムに青のフィルタをつけたメガネで見ることによって立体視を可能とする、
  • アクティブシャッタ方式
    ディスプレイに右目用、左目用の映像を交互に映し出し、眼鏡がそのタイミングに合わせて左右それぞれ交互に透過、遮断することによって立体視を可能とする
  • 偏光フィルター方式
    ディスプレイに右目用、左目用の映像を同時に描写し、フィルタを用いてそれぞれの映像の光の振幅方向を回転して、投下する振幅方向が左右で異なる偏光メガネで見ることによって、立体視を可能とする。

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サーバコンソリデーション
仮想化技術を用いることで、複数の専用サーバに分散・非効率化していたアプリケーションや機能を1台(または少数)の物理サーバに整理統合すること。物理サーバの台数が減るので、保守費用、消費電力、設置スペースなどの維持管理コストの削減を図ることができる。
仮想化ソフトウェアを利用して元のサーバ数よりも少なくすることによって、サーバ機器の管理コストを削減する。

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システムの評価指標>>信頼性指標

  • MTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)
    故障が復旧してから次の故障までにかかる時間の平均。連続稼働できる時間の平均値。
  • MTTR(Mean Time To Repair:平均復旧時間)
    故障したシステムの復旧にかかる時間の平均。MTTRを短くする施策には、エラーログの取得、命令トレ0すき脳、遠隔保守、保守部門の分散配置などがある。
  • 稼働率
稼働率=\frac{MTBF}{MTBF+MTTTR}
  • 故障率
1-稼働率\quad or \quad \frac{1}{MTBF}

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デッドロック
共有資源を使用する2つ以上のプロセスが、互いに相手プロセスが必要とする資源を排他的に使用していて、互いのプロセスが相手が使用している資源の解放を待っている状態、デッドロックが発生すると両方のプロセスが永久的な待ち状態に陥ってしまうため、処理の続行ができなくなってしまう。デッドロックは資源の占有順序が異なる場合に発生する可能性がある。スクリーンショット 2022-04-04 21.30.38.png

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ページング
プログラムを固定長のページに分けて、ページごとに補助記憶装置の仮装記憶容量に取り出す。
ページアウト:メモリから仮想記憶に取り出すこと
ページイン:仮想記憶からメモリに戻すこと
ページフォルト:メモリ上に必要なページがないこと
スラッシング:ページフォルトが頻繁に起こっているとページインとページアウトが繰り返され、システムの応答速度が急激に低下する

このページのやり取りは「ページフォールトが発生したときに主記憶のどのページを置換えるか」および「どのページをどのタイミングで主記憶に読み込むか」という二つのアルゴリズムに基づいて管理が行われます。
前者の置換え対象を決定する方法としては、LRU(Least Recently Used)やFIFO(First In First Out)があり、後者の読込み対象と読込むタイミングを決定するアルゴリズムとしては、この設問で問われている「デマンドページング方式」や「プリページング方式」があります。

  • デマンドページング
    アクセス要求があったときに要求があったページのみ主記憶に読み込む方式。メモリ容量を節約できる、プログラム開始時の主記憶へのロードによる遅延がない、ページの読み込みが最小限で済むなどの利点があり、実際のOSでは基本的にこの方式が用いられる。
  • プリページング
    ページにアクセス要求がある前に前もって参照されそうなページを主記憶に読み込んでおく方式。アクセス要求があったときに周辺のページも同時に主記憶に読み込んだり、プログラムのロード時にたくさんのページを読み込んでおくことで、メモリ使用量は増加するがメモリアクセスの効率を向上させることができる。

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  • ディストリビュータ
    OSSやアプリケーションソフトウェアを組み合わせてパッケージにして提供する
  • コミッタ
    OSSを開発し、活動状況をWebで公開する
  • コントリビュータ
    OSSを稼働用コンピュータにインストールし、動作確認を行う
  • OSSベンダやシステムインテグレータ
    OSSを含むソフトウェアを利用したシステムの提案を行う

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メモリ
主記憶装置には大きく分けて読み書きが自由なRAM(Random Access Memory)と、読み出し専用のROM(Read Only Memory)がある。

特徴 DRAM SRAM
リフレッシュ 必要 不要
速度 低速 高速
電力消費 高消費電力 低消費電力
コスト 安価 効果
容量 大容量 小容量
用途 メモリ キャッシュメモリ

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  • DDL(data defined language)
    SQL言語のうちデータベースの構造や構成を定義する命令群
  • HDL(hardware description language)
    ディジタル回路の設計や構成を文字で記述するハードウェア記述言語。
    直接論理構成:回路の論理式の記述から回路図を自動生成すること
  • UML(unified modeling language)
    オブジェクト指向開発で用いられる標準記法群で、オブジェクト間の関連動作・構成を表現する13種の図表から構成される
  • XML(extended markup language)
    利用者がタグや属性の名前を自由に定義することができるマークアップ言語。システム間オンデータ交換などに用いられる。

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LUT(Lookup Table)は、複雑な計算処理を繰り返さなくても済むように、入力に対する出力をあらかじめ保持しておくデータ構造です。この設問に置き換えると、3つの入力信号それぞれが"0"または"1"の可能性があるので、入力値としては"000"~"111"までの8種類の組合せがあり、これらをアドレス0~7に保持しておくということになります。
スクリーンショット 2022-04-04 22.40.06.png

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表に対するSQLのGRANT文
1人または複数のユーザに表などのオブジェクトに関する特定の権限を付与するSQL文
表の利用者に対し表への問い合わせ、更新、追加、削除などの操作権限を付与する

27
スクリーンショット 2022-04-04 23.17.34.png

29
スクリーンショット 2022-04-04 23.25.45.png

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  • PoE(Power over Ethernet)
    イーサネットのLANケーブルを通じて電力を供給する技術です。屋外に設置されるネットワークカメラや、天井や壁に設置される無線LANアクセスポイントのように、電源コンセントがない又は電源配線が難しい場合に利用されます。利用にはPoEに対応した機器が必要です。
    無線LANのアクセスポイントやIP電話機などに,LANケーブルを利用して給電も行う仕組み
  • PLC(Power Line Communication)
    電力線を通信回線としても利用する技術
  • UPS(Uninterruptible Power Supply)
    落雷などによる突発的な停電発生したときに自家発電装置が電源を供給し始めるまでの間、サーバに電源を供給する役目をもつ無停電電源装置
  • USB(Universal Serial Bus)
    現在最も普及している周辺機器接続のためのインタフェースです。バスパワー給電機能がありますが、LANケーブルではなくUSBケーブルを使用.

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  • NAT(Network address translation)
    プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに1対1で対応させる。予め決められたIPアドレス同士を対応させる静的NATの他に、接続ごとに動的に対応させる動的NATも可能。同時接続できるのは、IPアドレスの数分の端末のみ。
  • NAPT(network address port translation)
    IPアドレスだけでなくポート番号も併せて変換する方法。1つのIPアドレスに対して異なるポート番号を用いることで、1対多の通信が可能。IPマスカレード。
  • IPスプーフィング
    IPアドレスを偽装し正規のユーザになりすましてアクセスを行う攻撃手法
  • IPマルチキャスト
    IPパケットを1回で複数の受信者に送信する方法。ユニキャスト。ブロードキャスト。
  • NTP(network time protocol)
    ネットワーク接続されている環境において、機器が持つ時計を正しく時刻へ同期するための通信プロトコル。

35
スクリーンショット 2022-04-08 0.42.20.png

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CRL(証明書失効リスト)
有効期限内のディジタル証明書のうち失効したディジタル証明書のシリアル番号と失効した日時の対応が提示される

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IPv6
IPアドレス128ビット

  • IPアドレスの自動設定

  • ルータの負荷軽減

  • セキュリティの強化
    IPsecのサポートが必須であるためセキュリティが確保されユーザ認証やパケット暗号化が可能

  • 3種類のアドレス

  • IPsec
    IPを拡張してセキュリティを高め、改ざんの検知、通信データの暗号化、送信元の認証などの機能をOSI基本参照モデルのネットワーク層レベルで提供するプロトコル

  • PPP(point-to-point protocol)
    電話回線を通じてコンピュータをネットワークに接続するダイヤルアップ接続でよく使われる、2点間を接続してデータ通信を行うための通信プロトコル

  • SSH(Secure Shell)
    暗号や認証の技術を利用して、安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコル。

  • TLS(Transport Layer Security)
    通信の暗号化、ディジタル証明書を利用した改ざん検出、ノード認証を含む統合セキュアプロトコル。

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OCSP(online certificate status protocol)
リアルタイムでディジタル証明書の失効情報を検証し、有効性を確認するプロトコル。OCSPクライアントは、確認対象となるディジタル証明書のシリアル番号などをOCSPレスポンダに送信し、有効検証の結果を受け取る。スクリーンショット 2022-04-08 1.02.17.png

39
SEO(search engine optimization)ポイズニング
Web検索サイトの順位付アルゴリズムを悪用して、検索結果の上位に、悪意のあるWebサイトを意図的に表示させる

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  • クリプトジャッキング
    暗号資産を入手するために必要な膨大な計算作業を他人のコンピュータ資源に秘密裏に行わせる行為。コードを仕組んだマルウェアを感染させる方法、Webページのスクリプトにコードを仕込んでおき、訪れた利用者がページを閲覧している最中に計算させてしまう手法などがある。計算資源や電気代の窃盗であるとともに、過負荷による処理能力の低下やCPUの熱暴走を生じさせる点が問題となる。
    PCにマルウェアを感染させ、そのPCのCPUなどが有する処理能力を不正に利用して、暗号資産の取引承認に必要となる計算を行い、報酬を得る。
  • スキミング
    カード加盟店に正規に設置されている、カードの時期ストライプの情報を読み取る機器から、カードの情報を窃取する。
  • ランサムウェア
    利用者のPCを利用できなくし、再び利用できるようにするとの引き換えに金銭を要求する

42
C&Cサーバ
攻撃者がマルウェアに対して指令コマンドを送信し、マルウェアに感染した支配下のコンピュータ群(ボットネット)の動作を制御するために用いられる外部の指令サーバ。コンピュータに感染したボットは、数秒から数分間隔で外部のC&Cサーバは、それに応答する形で攻撃者の端末に指令コマンドを送り込む(コネクトバック通信)。スクリーンショット 2022-04-08 1.29.06.png

43

  • TPM(Trusted platform module)
    PCのマザボ上に直づけされるセキュリティチップで、RSA暗号の暗号・複合や鍵ペアの生成、ハッシュ値の計算、ディジタル署名の生成・検証などの機能を有する。OSやアプリケーションの改ざん検知。端末認証。ストレージ全体の暗号化。
    PCなどの機器に搭載され、鍵生成、ハッシュ演算および暗号処理を行うセキュリティチップ。
  • SPF(sender policy framework)
    受信した電子メールが正当な送信者から送信されたものであることを保証する、送信ドメイン認証技術
  • UTM(unified threat management)
    ファイヤーウォール、侵入検知、マルウェア対策など、複数のセキュリティ機能を統合したネットワーク監視装置
  • SIEM(security information and event management)
    ログデータを一元的に管理し、セキュリティイベントの監視者への通知および相関分析を行うシステム

44

  • IMAPS(IMAP over SSL/TLS)
    メール受信プロトコルであるIMAPにTLSを組み合わせ、TLSによって暗号化された通信コネクション上でメール受信を行うプロトコル。
    電子メールをスマートフォンで通信する際のメールサーバとスマートフォンとの間の通信をメール本文を含めて暗号化するプロトコル。
  • APOP
    メール受信前の認証におけるパスワード通信を暗号化することで安全性を高めたプロトコル。暗号化されるのはパスワードだけ。
  • POP3
    認証やメール本文の通信を平分で行うメール通信プロトコル
  • SMTP Submission
    ユーザからメール送信を専門に受け付けるサブミッションサポートを用意し、SMTP-AUTH認証を経たユーザからのメールだけを送信する仕組み。メール受信用途ではなく、OP25Bの影響を受けずに外部のメールサーバを使用したメール送信を可能にする仕組み。

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スクリーンショット 2022-04-08 2.00.45.png

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プレシデンスダイアグラム法(PDM法)
個々の作業を四角で囲み、作業同士を矢印で結ぶことで作業順序や依存関係を表現する図法です。作業同士の関係を表すという意味ではアローダイアグラムと同じですが、アローダイアグラムでは作業を矢印で、結合点を丸のノードで示すので、記述方法が根本的に異なります。そして、アローダイアグラムでは、ある作業の終了が別の作業の開始条件となる「終了-開始」(FS:Finish to Start)の依存関係しか表現できませんが、プレシデンスダイアグラムでは「終了-開始」を合わせて計4つの関係を記述できることが特徴です。
スクリーンショット 2022-04-08 2.15.36.png

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サービスの可用性

可用性=\frac{計画サービス時間-停止時間}{計画サービス時間}\\
計画サービス時間=サービス提供時間-計画停止時間
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